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「えいごの実」について — アメリカで学んだ特別支援教育と、11年の小学生英語教室から

「えいごの実」のサイトをご覧いただき、ありがとうございます。私はこのサイトを運営している「管理人」です。

アメリカの大学で特別支援教育を学んだ後、2014年に小学生専門の英語教室「えいごの実」を開校し、今年で11年目を迎えました。

このページでは、私がどのような道のりで今に至り、なぜこのサイトを始めたのかをご紹介させていただきます。

プロフィール これまでの経験

私は11年前から、小学生を中心としたマンツーマンの個別レッスンの英語教室を続けてきました。これまでに小学生で英検5級から準2級に合格したお子さんが累計20名、また長く通ってくださった生徒さんの中には、英検準1級・TOEIC 800点以上を取得して慶應義塾大学に進まれた方もいらっしゃいます。

このサイトを始めようと思ったのは、教室に通えるお子さんだけでなく、全国の小学生とそのご家族に、私がこれまで現場で積み上げてきたレッスンのノウハウを届けたいと考えたからです。

教室のレッスンは1対1のため、お預かりできる人数には限りがありますがサイトであれば、必要としているご家庭にいつでも届けられると考えたからです。

アメリカ・アリゾナ大学での学び(2002年-2007年)

私はアメリカのアリゾナ大学(The University of Arizona)で、Bachelor of Science in Education を取得しました。専攻は Special Education and Rehabilitation(特別支援教育) です。2002年12月に学部を卒業し、2007年までは大学院で Gifted Education(ギフテッド教育) の研究にも携わってきました。

大学では、研究室から近隣の幼稚園や小学校に出向いて、現場の子どもたちのレッスンとサポートを行いました。ギフテッドクラスの児童、発達障害を抱える中高生、車椅子で生活する児童、圧縮ベストを着用しているADHDの生徒、補聴器を使う生徒など、多様な背景を持つ子どもたちと向き合う環境でした。あわせて、メキシコのラ・サール大学で開催された TEACCH(自閉症療育プログラム)第3課程 の講習も修了しています(1997年)。

ここで学んだ「一人ひとりの個性を尊重し、可能性に制限をかけない教育」という考え方は、日本に帰ってからも私の教室の土台になっています。

帰国後の英語教育の現場で(プリスクール・大手英会話教室時代)

帰国後はまずインターナショナルプリスクールに勤務し、その後、大手英会話教室で大人のクラスから子どものクラスまで担当しました。母国語が日本語の生徒さんと本格的に向き合うようになったのは、この時期からです。

その中で少しずつ感じるようになったのが、「学年や年齢で区切られたクラス分け」や「指定された教材だけで進める授業」では、一人ひとりの可能性を十分に引き出しきれないという感覚でした。「アメリカで学んだ『個に合わせる』という考え方を、日本の子どもたちにも体験してほしい」 — その気持ちが少しずつ強くなっていきました。

2014年、「えいごの実」開校

そうして2014年、小さな個別レッスンの英語教室「えいごの実」を開校しました。

教室のスタイルは、最初から一貫してマンツーマンです。”face-to-face” で “one-on-one” の1対1で向かい合い、生徒さん一人ひとりのペースに合わせて、その場で疑問を解決していきます。シャイなお子さんも、1対1の場では少しずつ心を開いて話してくれることが多く、英語で会話をする中で「その子の魅力」が見えてくる瞬間が、私にとって何よりの喜びです。

教室には幼稚園の年長さんから大学受験を控えた高校生まで、長期にわたって通ってくださる生徒さんが多く、英検、TOEIC、高校・大学受験まで、ご本人のゴールに合わせた長いお付き合いになっています。

2023年1月には、特定非営利活動法人 小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)から、小学校英語準認定指導者資格 も取得しました。

これまでに見てきた小学生たちと、合格実績

「えいごの実」では、小学生のお子さんの実力と才能の「見える化」のために、英検資格を活用してきました。学年で区切られた目安に沿うのではなく、その子の個性と能力に合わせて、無理のないペースで級を取っていく方針です。

2014年から2020年までの累計で、小学生で英検5級〜準2級に合格した生徒さんは合計20名。学年別の内訳は、小学3年生で4級1名、小学4年生で5級2名・3級2名、小学5年生で5級3名、小学6年生で5級6名・4級4名・3級1名・準2級1名です。

英検は年に3回試験があるため、1年で5級・4級の2つの級を取得する生徒さんもいます。個性も学習開始のタイミングも違いますが、合格した子に共通していたのは「楽しんで英検に取り組めていた」ことでした。

長期通塾の方では、後に英検準1級+TOEIC 800以上を取得し、慶應義塾大学に進まれた方もいらっしゃいます。

保護者の方からいただいたメッセージ

合格のお知らせは、いつも生徒さんご本人の喜びはもちろん、ご家族から届くメッセージの温かさが、何よりの励みになっています。ご家族の許可をいただいて、合格当時にお寄せいただいたメッセージの一部をご紹介させてください。

大切にしている考え方

私が大切にしている4つの考え方

11年の教室で、5級から準2級まで多くの小学生の英検挑戦を見守ってきました。級が違っても一貫して大切にしてきた考え方が4つあります。

1. リスニングから始める

新しい級に挑戦する子は、「難しくなりそう」という不安を抱えています。リスニングは選択肢が少なくイラストもあり、最初の成功体験を作りやすい技能です。「聞いてみたら分かった」という前向きな気持ちを最初に作ることが、その後の学習意欲をずっと支えてくれます。

2. その級に必要な英文法だけに絞る

英検の文法対策で、教科書を最初から最後まで網羅する必要はありません。級ごとに過去問を分析していくと、本当に押さえるべき文法項目は意外と限られていることが見えてきます。出題頻度の高いところから順に学ぶ方が、ずっと効率的で、お子さんの負担も少なくて済みます。

3. 短期集中(3-6ヶ月)で取り組む

小学生のモチベーションを長期間保つのは難しいものです。受験日を決めて、そこから3-6ヶ月のスパンで集中して取り組む。これが、最も無理がなく結果もついてくるリズムです。

4. 級に応じたタイミングで、苦手意識のある技能に早めに触れる

英検3級から登場するライティング、5級・4級から始まるリスニング — どの級にも「初めて」や「苦手意識」が生まれやすい技能があります。その級で新しく登場する技能や、お子さんが「ちょっと不安」と感じる技能には、対策の早い段階から触れておくことを大切にしています。「できた」という小さな自信を最初に作っておくと、その後の学習がぐっと楽になります。

個性を尊重する教育 — 発達特性のあるお子さん・ギフテッドのお子さんへ

アリゾナ大学での研究と、教室での経験を通じて、私は「発達特性は欠点ではなく、その子の個性のひとつである」という見方を、ずっと大切にしてきました。

ADHDの傾向があるお子さん、自閉スペクトラム(ASD)の傾向があるお子さん、学習障害(LD)のあるお子さん、ギフテッド傾向の強いお子さん — 教室にはさまざまなお子さんが通ってくださり、一人ひとりに合わせて学習の進め方や教材を調整することで、その子の力が引き出されていく場面に何度も立ち会ってきました。

集団塾だと埋もれてしまいそう、学年で区切られた進度では物足りない、あるいは逆にゆっくり進めてあげたい — そういったご相談も多くいただきます。

このサイトでも、発達特性のあるお子さんへの英語学習のアプローチや、ギフテッド傾向のお子さんへの先取り設計について、これから順次お届けしていきます。

このサイトについて

なぜノウハウは無料で公開するのか

ここで、このサイトの少し変わったスタンスをお伝えしておきたいと思います。

一般的な英検対策の本や教材を見ていると、多くは「ノウハウの部分」も含めて販売されています。考え方や解き方のコツがページ数の大半を占めていて、その結果、実際に手を動かして練習できる問題数は限られていることが少なくありません。

本を読み終えたあとで「もう少し練習問題が欲しい」と感じた経験のある方も多いのではないでしょうか。

「えいごの実」では、これを逆にしたいと考えています。

考え方・進め方といったノウハウの部分は、サイトで全部無料で公開する。

そのうえで、「もっと練習をたくさんやりたい」というご家庭のために、教室で実際に使ってきた実教材PDFを、有料でご用意しています。

ノウハウだけ知りたい方は、サイトを読んでいただければ、それで十分です。

「練習量がもっと欲しい」「教材を使い込みたい」という方だけ、PDFをご検討ください。教室に通えるお子さんの数には限りがあっても、教材という形でなら、全国のご家庭にお届けできます。

このサイトには、課金記事も過度な広告もありません。読んでいただくこと自体に、費用は一切かかりません。