「単語はけっこう覚えたのに、並び替えだけ全部まちがえる」——英検5級の対策を家で始めたご家庭から、よく聞く声です。
大問3の並び替えは、単語を知っているかどうかとは別の力を使います。日本語の意味を英語の語順に置きかえ、そのうえで「1番目と3番目」という独特の聞かれ方に答える。この二段構えが、小学生には初めての体験です。
このページは、その大問3だけを10問集めた無料の練習ページ。全問に日本語の解説がつくので、英語を読めなくても、お子さんと並んで答え合わせができます。
このページでできること
英検5級の大問3と同じ形式の並び替え問題を、10問その場で解けます
答えと解説は各問の下の折りたたみの中。1問ずつ確かめられます
解説の順番は「日本語の考え方 → 完成する英文 → 語順の理由」
問題はすべてオリジナルで、過去問の転載ではありません
10問を一度に解く必要はありません。前半5問・後半5問に分けたので、今日は前半だけでも十分です。集中が切れる前に終わるほうが、次の日も机に向かえます。
英検5級の並び替え問題はどんな形式か
英検5級のリーディング(筆記)は25分・25問。そのうち大問3が並び替えで5問です。
出題のしかたは決まっています。
- 日本文が先に示される
- その意味に合うように、与えられた 4つの語句(①〜④) を並び替える
- 並び替えたあと、1番目と3番目にくる語句の組み合わせを、4つの中から1つ選ぶ
つまずきやすいのは、最後のひと手間です。英文は正しく作れたのに、聞かれているのが「1番目と3番目」だと読み落とし、別の番号を答えてしまう。数えまちがえるだけで1問分を落とします。
なお、このページでは、文のいちばん最初にくる語を小文字のまま示す問題があります。大文字でないから文頭ではない、とは判断しないでください。
「1番目と3番目」を見つける3つの手順
えいごの実のレッスンでは、並び替えを「単語を並べる問題」ではなく「英語の文を作る問題」として扱います。やることは3つだけ。順番も固定なので、迷ったらここへ。
- 日本文を最後まで読み、文の種類を決める ── 疑問文か、ふつうの文か、「〜しないで」の文か。ここがはっきりすると文の始まり方が見えます。そのうえで「だれが」「どうする」を取り出せば、英文の前半は決まったも同然です。
- 日本語の後ろにある情報から並べる ── 日本語を前から順に置きかえようとすると行きづまります。主語を決めたら、あとは日本語の後ろ側から拾って「だれが → どうする → 何を → どこで・いつ」の順に置く。場所や時を表すまとまりは、うしろ。
- できた英文を声に出して読み、左から数える ── 音読すると「なんだか言いにくい」と気づけて、自分で並びのまちがいを見つけられます。そのあと①〜④の番号を、左から1・2・3・4と指で押さえる。見るのは1番目と3番目の2つだけです。
手順3が抜けると、英文を作れた子が失点します。数える動作を足すだけで防げるので、家庭学習でも声に出して数えさせてください。

並び替え問題10問
各問の下の「答え・解説を見る」を開くと、答えが出ます。開く前に、まず紙に英文を書き出してみてください。書いてから数えるほうが正確です。
前半5問(ふつうの文が中心)
(1) わたしの姉は 毎日 公園で テニスを 練習します。
My sister( )( )( )( )every day.
① in ② the park ③ practices ④ tennis
1 ③―② 2 ③―① 3 ④―① 4 ④―③
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答え:2(③―①)
日本語の考え方: 「姉は」「練習します」がこの文の骨組みです。何を練習するのかが「テニスを」、どこでするのかが「公園で」。
完成する英文: My sister practices tennis in the park every day.
語順の理由: 動詞のすぐうしろに「何を」(tennis)、そのあとに「どこで」(in the park)。日本語では「公園でテニスを」の順ですが、英語では入れかわります。左から数えると、1番目が③、3番目が①です。
(2) その男の子は 今 自分の自転車を 洗っています。
The boy( )( )( )( )now.
① bike ② is ③ his ④ washing
1 ②―① 2 ④―③ 3 ③―② 4 ②―③
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答え:4(②―③)
日本語の考え方: 「洗っています」は、今している最中の言い方。英語では be動詞 と -ing の2語ひと組です。
完成する英文: The boy is washing his bike now.
語順の理由: is と washing は必ずこの順で隣り合います。洗うものは「自分の自転車」なので his bike とまとめ、動詞のうしろへ。1番目が②、3番目が③です。
(3) 今日の 天気は どうですか。
( )( )( )( )today?
① is ② how ③ weather ④ the
1 ②―④ 2 ②―① 3 ①―④ 4 ④―②
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答え:1(②―④)
日本語の考え方: ようすをたずねる文なので先頭は how。そのあとは「〜ですか」の形、つまり be動詞 が主語の前に出ます。
完成する英文: How is the weather today?
語順の理由: 疑問詞は文の先頭、次に is、そのあとに主語 the weather。the と weather は切りはなせない組み合わせです。1番目が②、3番目が④です。
(4) わたしの兄は とても 速く 泳げます。
My brother( )( )( )( ).
① swim ② fast ③ can ④ very
1 ③―① 2 ③―② 3 ①―④ 4 ③―④
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答え:4(③―④)
日本語の考え方: 「泳げます」は can。can のうしろの動詞は、形を変えずに置きます。
完成する英文: My brother can swim very fast.
語順の理由: can swim がひと組。「速く」は fast、それを強める「とても」が very なので very fast の順です。very を swim の前に置くと成り立ちません。1番目が③、3番目が④です。
(5) この部屋で サッカーを しないでください。
Please don’t( )( )( )( ).
① in ② play ③ soccer ④ this room
1 ②―④ 2 ③―① 3 ②―① 4 ①―②
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答え:3(②―①)
日本語の考え方: 「〜しないでください」は Please don’t で始めます。そのすぐあとには動詞が来ます。
完成する英文: Please don’t play soccer in this room.
語順の理由: don’t の直後は必ず動詞なので、先頭は play で確定。次に「何を」(soccer)、最後に「どこで」(in this room)です。場所を先に出したくなりますが、英語では最後です。1番目が②、3番目が①です。
後半5問(疑問文もまざります)
(6) 今日は とても 寒いです。
( )( )( )( )today.
① cold ② is ③ very ④ it
1 ④―③ 2 ④―① 3 ①―② 4 ④―②
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答え:1(④―③)
日本語の考え方: 寒暖を言うときの主語は it。日本語には出てこないので、忘れやすいところ。
完成する英文: It is very cold today.
語順の理由: It is のあとに「どんなだ」が続きます。「とても寒い」は very cold の順。cold very とは言いません。1番目が④、3番目が③です。
(7) わたしの母は 毎晩 台所で 夕食を 作ります。
My mother( )( )( )( )every night.
① cooks ② in ③ dinner ④ the kitchen
1 ①―③ 2 ①―② 3 ③―② 4 ④―②
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答え:2(①―②)
日本語の考え方: 主語は「母は」で、動詞は「作ります」。作るものが「夕食を」、作る場所が「台所で」です。
完成する英文: My mother cooks dinner in the kitchen every night.
語順の理由: 問1と同じ組み立てです。動詞 cooks のうしろに「何を」(dinner)、そのあとに「どこで」(in the kitchen)。in と the kitchen は切りはなせません。1番目が①、3番目が②です。
(8) あなたは ねこを 何びき かっていますか。
( )( )( )( )you have?
① many ② cats ③ how ④ do
1 ③―④ 2 ④―① 3 ③―② 4 ③―①
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答え:3(③―②)
日本語の考え方: 数をたずねる文。「何びき」にあたる how many はひと組で動きます。
完成する英文: How many cats do you have?
語順の理由: how many のうしろには数える名詞が来るので、How many cats まで一気につながります。そのあとに do you have? が続く形です。1番目が③、3番目が②です。
(9) あなたは じょうずに スケートが できますか。
( )( )( )( )?
① you ② skate ③ well ④ can
1 ②―① 2 ④―③ 3 ①―③ 4 ④―②
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答え:4(④―②)
日本語の考え方: 「できますか」とたずねる文なので、can が先頭に出ます。
完成する英文: Can you skate well?
語順の理由: ふつうの文なら You can skate well. ですが、たずねる文では can と you が入れかわります。well は文の最後です。1番目が④、3番目が②です。
(10) 女の子が 自分の へやで 新しい 本を 読んでいます。
A girl( )( )( )( )in her room.
① is reading ② a ③ book ④ new
1 ①―② 2 ①―④ 3 ③―④ 4 ④―①
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答え:2(①―④)
日本語の考え方: 「読んでいます」なので is reading。読んでいるものが「新しい本」です。
完成する英文: A girl is reading a new book in her room.
語順の理由: 「新しい本」は a new book の順。ようすを表す語(new)が名詞(book)の前に来て、a はその前です。a book new とはなりません。1番目が①、3番目が④です。
何問できれば十分か

まず、できた問題を数えてください。10問なら6問が目安です。英検の合格の目安が各技能6割程度とされているため、そこに重ねた数字です。
ただし、合否そのものはCSEスコアという別の物差しで判定されます。素点の6割は「ここまで取れていれば射程に入る」という目安で、合格を約束する数字ではありません。性質がちがうので、混ぜて考えないほうが安心です。
まちがえた数より先に、解けた問題を口に出して認めてあげてください。並び替えは語順・単語・数え方が1問に全部入る、5級では重たい形式です。半分解けたなら、もう十分な足がかりです。
まちがえたタイプ別・次の一手
| つまずいた場所 | 次にやること |
|---|---|
| 英文は作れたが、数える場所をまちがえた | 手順3(音読して左から数える)だけを10問ぶん反復 |
| 語順が思いつかない | まず①〜④から主語と動詞を探し、その2つだけ先に決める練習 |
| 単語の意味が取れない | 英検5級の単語で語彙を入れ直し、単語問題10問で確かめる |
| 大問1・2もまとめて力試ししたい | 英検5級の無料問題(リーディング編・第1回)へ |
| 本番の分量で通しで解きたい | 英検5級の過去問の使い方を確認 |
家庭学習の軸をひとつだけ選ぶなら、単語です。並び替えは、知っている単語が増えるほど自然に解ける形式だからです。
次のステップ
この10問が半分以上解けたなら、大問3はもう歯が立たない形式ではありません。次は大問1・2も混ざったセットで本番に近い形を体験してみてください。英検5級の全体像は英検5級のまとめにあります。
そして、5級はあくまで最初の一歩です。小学生のうちに3級まで届いていると、中学に入ってからの英語がぐっと楽になります。5級で身につけた「英語の語順で考える」感覚は、そのまま上の級でも使えます。ここでの積み重ねは、先まで持っていける財産です。
よくある質問
- Q. この問題は本物の過去問ですか。
-
いいえ。10問すべてオリジナルです。形式は英検5級の大問3にそろえていますが、問題文・語句・場面はこのページ独自のもの。実際の過去問は英検5級の過去問の記事で扱っています。
- Q. 何問正解できれば合格圏ですか。
-
10問なら6問が目安です。英検の合格の目安が各技能6割程度とされているためで、合否はCSEスコアで判定される点は別に押さえておいてください。
- Q. 子どもが途中で嫌がったらどうすればいいですか。
-
前半5問で切り上げてください。並び替えは負荷が高く、10問続けて解ける子のほうが少ないくらいです。日をあらためて後半に進めば間に合います。
- Q. 英文を書けるようになる必要はありますか。
-
5級のリーディングに、単語や文を書かせる問題はありません。どの問題も選択肢から選んで答える形式です。ただし頭の中で英文を組み立てる力は要るので、練習では紙に書き出すやり方をおすすめします。
- Q. 並び替えをもっと解きたいのですが。
-
続編の問題セットや、まとめて解けるダウンロード版も順次公開予定です。それまでは上の力試しの10問で大問3を2問ぶん追加で解けます。
まとめ
- 英検5級の大問3は、4つの語句を並び替えて 1番目と3番目の組み合わせを選ぶ形式。リーディング25分・25問のうち5問を占めます。
- 解き方は3手順。文の種類を決める → 日本語の後ろから並べる → 音読して左から数える。
- 失点の多くは、英文ではなく数える場所のまちがい。手順3を省かないことが得点に直結します。
- 10問中6問できていれば、まず十分。合格の目安は各技能6割程度で、合否はCSEスコアという別の物差しで決まります。
- 語順が伸び悩むときの近道は単語。そして5級は通過点で、本命は小学生のうちに3級まで届くことです。

