英検4級の文法問題10問|過去形・過去進行形・未来形を大問1の形で

ソファでノートに鉛筆で書き込む小学生と、そばで見守る保護者。英検4級の文法問題に取り組む場面

「英検4級の問題集で、同じ動詞の形が4つ並んだ文法問題になると、手が止まってしまう」「過去形や未来形は習ったはずなのに、どれを選べばいいのか迷っているようだ」——4級では、過去や未来を表す形が加わり、選ぶ形の種類が増えます。説明を読めばわかるのに問題では解けない、というお子さんの様子に、とまどう保護者の方も少なくないはずです。

このページの10問は、大問1と同じく、短い文や会話の空所に入る形を4つから選ぶ文法の問題で、その場で無料でご利用いただけます。答えを決める形は過去形・過去進行形・未来形の3つです。どの問題も、時を表す手がかり、正解の理由、ほかの3つが入らない理由までを書いた解説つきです。

目次

大問1の文法の問題はどんな問題か

4級のリーディングは35分で35問あり、その最初の大問1は15問で、短い文の空所に文脈に合う語句を補う問題です。どの問題も、4つの選択肢の中から答えを1つ選ぶ形式です。空所のある問題文には、短い文のものと、会話文のものがあります。

空所に入るのが単語や熟語の問題もあれば、文法の知識で形が決まる問題もあり、このページの10問はすべて後者です。単語と熟語の問題は英検4級の単語問題10問、4級で習う文法の範囲は4級の文法の範囲のページで確かめられます。試験全体のしくみをまとめたのは、4級の試験の全体像のページです。

時を表す語から形を決める手順

選択肢には、help・helps・helped・helpingのように、語尾だけが違う同じ動詞の形がよく並びます。迷わないための順番は、次のとおりです。

  1. 空所の前後や文の中から、いつの話かを表す語句(last night・next month・nowなど)と、主語を先に探す。
  2. 4つの選択肢の語尾を見比べる。
  3. 4つを1つずつ空所に入れて読み、時や主語に合わないものを消していく。

えいごの実の英語教室でも、英文を初めから全部読む前に、did・was・willのような語や、時を表す語を先に探すように伝えています。「過去の話かな」「これからの話かな」と見当をつけてから読むと、合う形を決めやすくなります。

問題文の中で、いつの話かを表す語に線を引きながら解くよう、お子さんに声をかけてあげてください。

英検4級の文法問題10問

答えは、ノートのはしにえんぴつで番号だけを書けば十分です。「解答・解説を見る」は、10問すべて解いてから、(1)から順に開いて確かめましょう。

前半の5問((1)〜(5))

(1) I ( ) a baby elephant at the zoo last Sunday.
1 see  2 sees  3 saw  4 seeing

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答え:3(saw)

「わたしは先週の日曜日に、動物園で赤ちゃんのゾウを( )」という文で、手がかりはlast Sunday(先週の日曜日)です。もう終わった日曜日のことなので、終わったことを表す過去形を選びます。seeの過去形はsawで、これが正解です。seeは今のことやいつものことを言う形、seesは主語がheやsheのときの今の形で、どちらもlast Sundayとは時が合いません。seeingはingのついた形で、前にwasなどのbe動詞がないため、この文では使えない形です。

I saw a baby elephant at the zoo last Sunday.

(2) I will ( ) my new comic book to school tomorrow.
1 bring  2 brings  3 brought  4 bringing

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答え:1(bring)

「わたしはあした、新しいまんがの本を学校に( )」という文で、手がかりはtomorrow(あした)と、空所のすぐ前のwillです。willは「これから〜する」を表す語で、あとには動詞の原形(sもedもingもつかない形)が続きます。この「will+原形」が未来形で、正解はbringです。bringsはsのついた形、broughtは過去の形、bringingはingのついた形なので、3つともこの文のwillのすぐあとには置けません。

I will bring my new comic book to school tomorrow.

(3)
A: You didn’t answer the phone at nine last night, Ken.
B: Sorry. I ( ) at that time.
1 am sleeping  2 was sleeping  3 were sleeping  4 is sleeping

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答え:2(was sleeping)

「ケン、きのうの夜9時に電話に出なかったね」「ごめんね、そのときは( )」という会話です。手がかりは、Aの文のat nine last night(きのうの夜9時に)と、Bの文のat that time(そのとき)です。過去のある時にちょうどしていたことは、過去進行形(be動詞の過去の形+ingのついた形)で表します。主語がIなのでbe動詞はwasを使い、正解はwas sleepingです。am sleepingは今しているところを言う形なので、きのうの夜の話とは時が合わない形です。were sleepingは主語がyouや2人以上のとき、is sleepingは主語がheやsheのときの形で、どちらもIのあとには続きません。

A: You didn’t answer the phone at nine last night, Ken. B: Sorry. I was sleeping at that time.

(4) At three yesterday afternoon, the students ( ) their classroom.
1 was cleaning  2 is cleaning  3 are cleaning  4 were cleaning

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答え:4(were cleaning)

「きのうの午後3時に、生徒たちは教室を( )」という文です。手がかりは、At three yesterday afternoon(きのうの午後3時に)と、主語のthe students(生徒たち)です。過去のある時にしていたことなので過去進行形を使い、主語が2人以上なのでbe動詞はwereにします。正解はwere cleaningです。was cleaningは主語がIやheやsheのときの形で、the studentsには合わない形です。is cleaningとare cleaningは今しているところを言う形で、きのうの午後の話とは時が合わず、is cleaningは主語とも合いません。

At three yesterday afternoon, the students were cleaning their classroom.

(5) Nancy didn’t ( ) TV this morning. She was very busy.
1 watch  2 watched  3 watches  4 watching

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答え:1(watch)

「ナンシーはけさ、テレビを( )」「とても忙しかった」という文です。手がかりは、空所のすぐ前のdidn’t(〜しなかった)と、this morning(けさ)、次の文のwas(〜だった)です。過去を表すのはdidn’tなので、あとに続く動詞は原形(sもedもingもつかない形)にします。didn’tを使った過去形の文で、正解はwatchです。watchedは過去の形、watchesはsのついた形、watchingはingのついた形で、どれもdidn’tのあとに置くと文が成り立ちません。

Nancy didn’t watch TV this morning. She was very busy.

後半の5問((6)〜(10))

(6)
A: What are you going to do this weekend, Aya?
B: I’m going to ( ) cookies with my sister.
1 made  2 makes  3 make  4 making

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答え:3(make)

「アヤ、この週末は何をするつもり」「姉といっしょに、クッキーを( )つもりなの」という会話です。手がかりは、Aの文のthis weekend(この週末)と、Bの文の空所の前のI’m going toです。be going toはこれからする予定を言う形(未来形)で、toのあとには動詞の原形(sもedもingもつかない形)を置きます。正解はmakeです。madeは過去の形、makesはsのついた形、makingはingのついた形なので、going toのあとに入れると文の形がくずれます。

A: What are you going to do this weekend, Aya? B: I’m going to make cookies with my sister.

(7) Our team ( ) the basketball game two days ago. We were very happy.
1 win  2 wins  3 winning  4 won

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答え:4(won)

「わたしたちのチームは、2日前のバスケットボールの試合に( )」「みんな、とてもうれしかった」という文です。手がかりは、two days ago(2日前に)と、次の文のwere(〜だった)です。もう終わった試合のことなので、終わったことを表す過去形を選びます。winの過去形はwonで、これが正解です。winとwinsは今のことやいつものことを言う形で、two days agoとは時が合わない形です。winningはingのついた形で、前にbe動詞がないので、この文には入りません。

Our team won the basketball game two days ago. We were very happy.

(8) The new library will ( ) next month.
1 opened  2 open  3 opens  4 opening

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答え:2(open)

「新しい図書館は、来月( )」という文で、手がかりはnext month(来月)と、空所の前のwillです。これから先のことを言うwillのあとには動詞の原形(sもedもingもつかない形)が続きます。この「will+原形」が未来形で、正解はopenです。openedは過去の形、opensはsのついた形、openingはingのついた形で、willのあとに続く形としては、どれも誤りです。

The new library will open next month.

(9)
A: What was your father doing at ten yesterday morning?
B: He ( ) in the garden.
1 was working  2 were working  3 is working  4 are working

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答え:1(was working)

「きのうの午前10時に、お父さんは何をしていたの」「庭で( )」という会話です。手がかりは、Aの文のat ten yesterday morning(きのうの午前10時に)とWhat was your father doing(お父さんは何をしていたか)というたずね方、Bの文の主語Heです。過去のある時にお父さんがしていたことを答えるので、過去進行形のwas workingが正解になります。were workingは主語がyouや2人以上のときの形で、Heには合わない形です。is workingとare workingは今しているところを言う形で、きのうの午前の話とは時が合わず、are workingは主語のHeとも合いません。

A: What was your father doing at ten yesterday morning? B: He was working in the garden.

(10) I ( ) a postcard to my friend in Canada a week ago.
1 send  2 sends  3 sending  4 sent

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答え:4(sent)

「わたしは1週間前に、カナダにいる友達にはがきを( )」という文で、手がかりはa week ago(1週間前に)です。もう終わったことなので、過去形にします。sendの過去形はsentで、これが正解です。sendは今のことやいつものことを言う形、sendsは主語がheやsheのときの今の形で、どちらもa week agoとは時が合いません。sendingはingのついた形で、前にbe動詞がないため、文として不完全です。

I sent a postcard to my friend in Canada a week ago.

答え合わせのあとは、×がついた問題の番号を見ながら、下の表で次にやることを選んでください。

答え合わせが終わったら確かめたいこと

文法の問題で間違えた番号のまとまりごとに、つまずいたところを矢印で示した図

点数は、次にどの形を復習するかの目安

一次試験のリーディングとリスニング、この2つの英検CSEスコアをもとに合否が決まるのが4級のしくみです。正答数からの換算は公表されていないため、何問正解すれば合格かは、数ではお伝えできません。この10問の点数は合否の見通しではなく、どの形から見直すかを決める目安です。

10問中8問以上なら、迷った問題の解説だけを読み直せば十分です。5〜7問のときは、間違えた問題が3つの形のどれに集まっているかを下の表で確かめると、復習の順番が決まります。4問以下なら、まず解説の最後にある完成した英文を声に出して読み、時を表す語と動詞の形をセットで覚えるのがおすすめです。

間違えた問題の番号から、復習するページを選ぶ

間違えた問題つまずいたところ次にやること
(1)(5)(7)(10)終わったことを言う形(過去形)4級の文法の範囲のページで過去形の説明を読み直す
(3)(4)(9)過去のある時にしていたことを言う形(過去進行形)上と同じページで過去進行形の説明と例文を読み直す
(2)(6)(8)これからのことを言う形(未来形)上と同じページで未来形の説明と例文を読み直す
動詞の意味が分からなかった単語英検4級の単語問題10問と英検4級の単語一覧で意味を確かめる
会話の問題で迷った会話の流れ英検4級の会話問題10問で、AとBのやりとりの読み方に慣れる

えいごの実の教室では、過去の形と今の形がまざってしまう子に、たくさんの動詞をまとめて覚えさせることはしません。試験の問題の英文の中から、edのついた語や、goとwentのように形がまるごと変わる語を見つけてもらい、その語から覚えていきます。このページの完成した英文も、そうした語を探すのに向いています。

ダウンロード版の問題集も、順に用意していく予定です。それまでは、間違えた問題を3日ほどあけて解き直し、同じ形で迷わないかを確かめるとよいでしょう。

この10問のあとに読みたい4級のページ

ダイニングのテーブルでノートに手を置き、次に読むページを保護者と選ぶ小学生

4級の試験の全体像は、英検4級の試験のしくみのページで確かめられます。実際に出た大問1を解くなら、公式サイトの過去問の使い方をまとめた4級の過去問の手に入れ方と使い方が役に立ちます。長い英文の中で時を表す語を探す練習なら、英検4級の長文の問題10問がちょうどよい長さです。

比較級やto不定詞など、4級で習うほかの文法の問題も、これから順に用意していきます。3級に進むと英文は長くなりますが、時を表す語から動詞の形を決める考え方はそのまま生かせます。

どのページから読むかは、今日いちばん迷った問題を思い出しながら、お子さんに選ばせてあげてください。

英検4級の文法問題でよくある質問

Q. ここにある問題は、実際の試験で出たものですか。

いいえ。10問とも、英文から選択肢まで、このページ用に書き下ろした問題です。実際の試験の英文は使っていません。空所に合う形を4つから選ぶ点は大問1と同じなので、大問1の文法の練習として使える問題です。

Q. 大問1の問題数を教えてください。

15問です。リーディング(35分・35問)の4つの大問のうち最初が大問1で、短い文か会話文の空所に合う語句を4つから選んで答えます。

Q. 過去形と過去進行形は、どう見分けますか。

終わったことを言うのが過去形、過去のある時に「〜しているところだった」と途中の様子を言うのが過去進行形です。過去進行形は、at nine last night(きのうの夜9時に)のような時の言い方や、What were you doing?(何をしていたの)という聞き方と一緒によく使われます。ただ、時の言い方だけでは決まらない文もあるため、このページには、両方が正解になる問題はありません。

Q. willとbe going toは、どちらを使えばいいですか。

どちらも、これからのことを言う形です。前から決めていた予定にはbe going toがよく使われますが、willでも意味が通る場面は多く、一方だけが正しいとは決められないこともあります。このページには、両方が正解になる問題はありません。どちらも、あとの動詞は原形だと覚えておけば十分です。

Q. この10問で何問できれば、合格できそうですか。

10問という少ない数では、合格できるかどうかは見通せません。判定には、一次試験のリーディングとリスニングの両方の英検CSEスコアが使われます。ここでの点数は、3つの形のうちどれから見直すかを選ぶための材料です。

Q. 文法の問題は、小学生にはまだ早いですか。

早すぎることはありません。このページの10問は、どれも短い英文か2人の会話で、空所の近くにいつの話かを表す語句があるのが特徴です。過去形や未来形という名前を知らなくても、「もう終わったことか、これからのことか」を考えれば、選ぶ形の見当はつくはずです。まずはいつの話かを考える練習から始めてください。

まとめ

  1. 大問1(15問)は、短い文や会話文の空所に入る語句を4つから選ぶ問題で、文法で答えが決まるものもあります。
  2. 動詞の形を選ぶ問題は、いつの話かを表す語句と主語を先に探すのがこつです。
  3. 終わったことは過去形、過去のある時にしていたことは過去進行形、これからのことは未来形で表します。
  4. この10問の点数は合否を占うものではなく、どの形から見直すかを決める目安です。
  5. 間違えた問題は、完成した英文を声に出して読み、時を表す語と動詞の形をセットで覚え直しましょう。

数日あけて間違えた問題の英文を読み直し、どの語が手がかりだったかをお子さんと話し合うと、次に同じ形が出たときに思い出しやすくなるでしょう。

英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。(運営元 : えいごの実 運営事務局 〒220-0072 神奈川県横浜市西区浅間町1丁目4番3号ウィザードビル)

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この記事を書いた人

「えいごの実」は、アメリカ・アリゾナ大学で特別支援教育(Special Education and Rehabilitation)を専攻し、大学院ではギフテッド教育の研究にも携わってきた管理人が、2014年に開校した小学生専門の英語教室です。マンツーマン個別指導を11年続け、小学生で英検5級から準2級に合格した生徒さんは累計20名(2014-2020年累計)、長期通塾の方では英検準1級+TOEIC 800以上で慶應義塾大学に進まれた方もいらっしゃいます。

このサイトでは、教室で蓄積してきたレッスンのノウハウや考え方を、すべて無料で公開していきます。練習問題をもっと使い込みたいご家庭向けには、教室で実際に使ってきた実教材PDFを別途ご用意しています。発達特性のあるお子さんへのアプローチも、米国での研究と現場の経験をもとにお届けします。

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