英検4級のリスニング|小学生と家でできる練習10問とスピーキングテスト

スマートフォンの英文を読み上げるおうちの人と、紙と鉛筆を前に耳を傾ける子ども

「4級のリスニングは、5級より長くなるらしい」「音源を流しておくだけで、本当に足りるのだろうか」「家では、いったい何を練習させればいいのか」——英検4級の申し込みを考えはじめると、リスニングのことで迷う場面が次々に出てきます。

リスニングの対策やコツを書いた記事なら、検索すればいくつも見つかるはずです。けれど、英語が得意でないおうちの人でも、お子さんと家でそのまま取り組めるものは、なかなか見当たりません。

この記事で取り上げるのは、4級のリスニングの形と5級から変わるところ、第1部から第3部までのそれぞれの聞き方、おうちの人の読み上げでも解ける音声つきの練習問題10問、本番の約30分に慣れる準備、そして級の合否とは別に受けるスピーキングテストの受け方です。

目次

結論:4級のリスニングは、第1部〜第3部で聞き方を変えて家で練習する

英検4級のリスニングは約30分で、第1部から第3部まで10問ずつ、あわせて30問です。英文は、どの部も2回流れます。5級とくらべると、問題の形が変わるのは第3部、問題数が増えるのは第2部です。試験の時間も、約30分に延びます。

何を手がかりにして聞くかは、第1部が読み上げられる選択肢、第2部が印刷された選択肢、第3部が1回目の放送でつかむ全体の話と質問です。この記事の練習問題10問は、各問の音声を再生するか、おうちの人が英文を読み上げれば、家でそのまま解けるように作りました。

スピーキングテストは、一次試験とは別に受ける、級の合否に入らないテストです。「何割取れれば受かるのか」については、リスニングだけの合格ラインは決まっていません。公式が示す「各技能6割程度」も、合格ラインではなく目安の数字です。まずは、気になるところから読んでみてください。

英検4級のリスニングの形と、5級から変わるところ

一次試験では、リーディング(35分)が終わると、続けてリスニングが始まります。リスニングは約30分で、第1部・第2部・第3部が10問ずつの30問です。英文は、第1部から第3部まで、どの問題でも2回読まれます。

スクロールできます
聞き取り内容問題用紙にあるもの選ぶ数
第1部会話と、それに続く3つの応答(応答も2回とも読まれる)補助のイラスト3つから1つ
第2部会話と、その内容についての質問4つの選択肢(質問は印刷されない)4つから1つ
第3部一人が話す英文と、その内容についての質問4つの選択肢(質問は印刷されない)4つから1つ

第1部は選択肢も読み上げられ、問題用紙にあるのは絵だけです。第2部と第3部は4つの選択肢が印刷されていますが、質問は英語で流れるだけで、問題用紙には書かれていません。

5級からの変化は、第2部が5問から10問に増えること、第3部が、イラストを見て3つの中から選ぶ問題から、一人が話す英文を聞いて4つの中から選ぶ問題に変わること、そして時間が約20分から約30分に延びることの3つです。いっぽうで、第1部の選択肢が3つなのは、5級・4級・3級で変わりません。第3部で絵の手がかりがなくなると何が難しくなるのかは英検4級のレベルの記事に、試験全体の形は英検4級の全体ガイドにくわしく書いています。初めて4級を受けるお子さんには、英文が2回流れることと、第1部の形が5級と同じであることを先に伝えておくと、本人も安心です。

第1部〜第3部の聞き方と、家でできる練習

テーブルの小さなスピーカーから流れる英語を、紙の上で鉛筆を動かしながら聞く男の子と父

4級のリスニングは、どの部も1回目で話の流れをつかみ、2回目で確かめながら答えるのが基本です。

そのうえで部によって違うのが、何を手がかりにして聞くかです。

スクロールできます
手がかりにするもの聞き方のこつ
第1部読み上げられる3つの選択肢と、その番号3つの選択肢を番号で追い、合わないものを消す
第2部問題用紙に印刷された4つの選択肢の英文聞こえた語を選択肢の中に探し、1つの語で決めない
第3部1回目に聞く全体の話と、質問の中身1回目で全体と質問をつかみ、2回目で答えの部分を聞く

第1部は、3つの選択肢を番号で追い、合わないものを消す

第1部は、会話の最後の発話に合う応答を、読み上げられる3つの中から選ぶ問題です。焦って1回目だけで答えを決めなくてもよく、1回目で会話の流れをつかみ、2回目で確かめながら選べば十分です。2回の放送に慣れてくると、1回目のうちに答えを選び、2回目のあいだに次の問題の絵を見て、場面を思い浮かべられるようになります。

迷ったときに使えるのが、選択肢を1つずつ消していく方法です。えいごの実の英語教室では、放送を聞きながらマークシートの①②③に鉛筆を軽く添え、聞こえた選択肢に合わせて鉛筆を動かすように伝えています。3つの選択肢を意識しながら聞けて、集中も途切れにくくなるからです。

家では、紙に1・2・3と番号を書いておきます。公式の過去問の音源か、おうちの人が読むこの記事の練習問題を聞きながら、読み上げられる選択肢に合わせて、お子さんが鉛筆を動かします。合わないと思った番号に軽く斜線を引いていくのも、消していく練習の一つです。この部の練習は練習1〜3です。

第2部は、聞こえた語を選択肢の中に探し、1つの語で決めない

第2部は、会話を聞いて、その内容についての質問に答える問題で、4級になって問題数が5問から10問に増えました。絵はありませんが、4つの選択肢が英文で印刷されているので、聞こえた語や表現を選択肢の中に探しながら答えを考えられます。放送の前に4つの選択肢をざっと読んでおくのも、よく使われる解き方です。

ただし、会話に出てきた語が、そのまま正解になるとは限りません。似た内容の選択肢が並ぶこともあるため、1つの語だけで決めずに、会話全体の内容から選ぶのが確かな方法です。えいごの実のレッスンでは、わからないときも慌てずに、2回目の放送で内容を確かめながら答えるように伝えています。

家での練習は、お子さんが選択肢の英文を声に出して読めるようにしておくところからです。そのうえで、英文を聞きながら、聞こえた語や表現が選択肢のどこにあるかを探します。丸つけのときに、聞こえた語がそのまま正解だったのか、別の言い方に変わっていたのかをお子さんと一緒に見ておくと、次に聞くときの手がかりが増えます。この部の練習は練習4〜6です。

第3部は、1回目で全体と質問をつかみ、2回目で答えの部分を聞く

第3部は、一人が話す短い英文を聞いて、その内容についての質問に答える問題です。選択肢は4つで問題用紙に印刷されていますが、絵はありません。

えいごの実の教室では、1回目の放送で英文全体の内容と、質問が何をたずねているのかをつかむことを目標にしています。2回目は、答えになる部分を確かめながら選択肢を選ぶ時間です。すべての語を聞き取ろうとせず、「誰の話か」「何について話しているか」「いつ・どこで・何をしたか」を押さえながら聞くと、内容をつかみやすくなります。

家では、英文を聞いたあとで、誰の話か、何についての話か、いつ・どこで・何をしたのかを、お子さんに日本語で言ってもらう練習ができます。全部が言えなくても大丈夫です。言えたところと言えなかったところを分けてみると、次に聞くとき、どこに耳を向ければよいかがわかってきます。この部の練習は練習7〜10です。

知らない単語は、何度聞いても聞き取りにくいままです。練習で引っかかった単語を書き出し、単語の練習と組み合わせて進めると、聞き取れないものが少しずつ減っていくはずです。4級の単語は英検4級の単語一覧で、場面ごとに確かめられます。公式の過去問の音源をどう手に入れるかは、英検4級の過去問の記事で紹介しています。音源で練習した日は、聞き取れなかった単語が何だったのかを、丸つけのあとにお子さんと確かめてください。

英検4級のリスニング練習問題10問(音声つき・おうちの人の読み上げでも解ける)

おうちの人が英文を読み上げ、お子さんが紙に書いた番号で答える練習の進め方

音声は10問とも問題のすぐ下にあるので、絵や選択肢を見ながら、1台の画面で聞けます。▶を押すと、問題の番号に続いて英文が2回流れ、第1部は会話に続く3つの応答も、第2部と第3部は Question のあとの質問も、2回とも読まれます。音声を使わないときの読み上げ役は、上の図のように、おうちの人です。発音は、一語ずつはっきり読めていれば十分です。読む英文は、各問の「解答・解説を見る」を開いたいちばん上にあり、「(ここまでを2回読みます)」の行の手前までを2回、ゆっくり読むのが進め方です(各問のはじめに番号を言ってから読んでもかまいません)。英文の前の「読み手:」の行は日本語のまま読み、行のはじめの「お母さん:」「話し手:」「お知らせ:」などは声に出さずに、話す人がかわるところで少し間をあけます。

「解答・解説を見る」を開くと答えも見えるので、答えを選ぶまでは開かないのが、この練習の約束です。おうちの人が読み上げるときは、読み上げ役と答える役が同じ画面を見ないようにして、お子さんには絵(第1部)か選択肢(第2部・第3部)だけを見せます。紙には、練習の番号ごとに1・2・3(第2部と第3部は1・2・3・4)と書いておき、選んだ番号に鉛筆で印をつけてもらうと、マークシートの練習にもなります。選び終えたら、答えと解説を一緒に見て丸をつけましょう。

第1部の形(練習1〜3)

第1部の3問は、お子さんに絵を見せたあと、スマートフォンなどの画面をおうちの人が手もとに持って読むので、画面は1台で十分です。「解答・解説を見る」を開いたいちばん上の英文を、会話、番号をつけた3つの応答の順に読み(番号は英語でも日本語でもかまいません)、「ここまで」の行の手前まで読んだら、もう一度はじめから読みます。

家の台所の食卓で、クッキーの皿をはさんで向かい合うお母さんと女の子

(1) 絵を見てから聞いて、最後の言葉に合う返事を1・2・3から選び、紙の番号に印をつける問題です。

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【読み上げる英文】

読み手:お母さんと女の子の会話です。

お母さん:Rina, these cookies are good.

女の子:I made them with Grandma.

お母さん:When did you make them?

1 At Grandma’s house. 2 Yes, I did. 3 This afternoon.

(ここまでを2回読みます)

答え:3(This afternoon.)

お母さんがクッキーをほめ、女の子が「おばあちゃんと作った」と答えたあとで、お母さんが、いつ作ったのかをたずねる会話です。最後の発話は When で始まる「いつ作ったの」という質問なので、時を答える This afternoon.(きょうの午後)が合う返事です。At Grandma’s house. は作った場所を答える返事で、前半の話には合っても、「いつ」とたずねる質問への答えではありません。Yes, I did. は最後の発話の did を含みますが、Yes か No で答える形なので、When の質問には合わない返事です。第1部の聞き方は「3つの選択肢を番号で追い、合わないものを消す」で、この問題の決め手は、最後の発話の最初にある When でした。

小さな店のカード売り場で、エプロンの店員が男の子に声をかけている場面

(2) 絵を見てから聞いて、最後の言葉に合う返事を1・2・3から選び、紙の番号に印をつける問題です。

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【読み上げる英文】

読み手:店員と男の子の会話です。

店員:Can I help you?

男の子:I want a birthday card.

店員:Is it for your mother?

1 Yes, it’s her birthday. 2 With my mother. 3 Next Sunday.

(ここまでを2回読みます)

答え:1(Yes, it’s her birthday.)

誕生日のカードをさがしている男の子に、店員が、お母さんへのカードかどうかをたずねています。最後の発話は Is で始まる、Yes か No で答える質問なので、Yes のあとに理由を続けた Yes, it’s her birthday.(はい、母の誕生日なんです)が合う返事です。With my mother. は最後の発話の mother を含みますが、誰といっしょかを答える返事なので、この質問には合いません。Next Sunday. は誕生日という前半の話には合いそうでも、時を答える形で、Yes か No の質問への答えになっていない返事です。第1部の聞き方は「3つの選択肢を番号で追い、合わないものを消す」で、この問題の決め手は、最後の発話の始まりの Is でした。

教室で、段ボール箱をかかえた先生が、机で絵をかいている女の子に話しかける場面

(3) 絵を見てから聞いて、最後の言葉に合う返事を1・2・3から選び、紙の番号に印をつける問題です。

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【読み上げる英文】

読み手:先生と女の子の会話です。

先生:Are you busy, Lisa?

女の子:No, I’m just drawing.

先生:Please help me with these boxes.

1 It’s my dog. 2 All right. 3 It’s a big box.

(ここまでを2回読みます)

答え:2(All right.)

絵をかいている女の子に、先生が、箱を運ぶのを手伝ってほしいと頼んでいる会話です。最後の発話は Please で始まる頼みごとなので、「わかりました」と引き受ける All right. が合う返事です。It’s a big box. は最後の発話の boxes と同じ box を含みますが、物のようすを言う返事で、頼みごとへの答えになっていません。It’s my dog. は、女の子が絵をかいているという前半の話には合いそうでも、手伝ってほしいという頼みとはつながらない返事です。第1部の聞き方は「3つの選択肢を番号で追い、合わないものを消す」で、この問題の決め手は、最後の発話の最初にある Please でした。

第2部の形(練習4〜6)

第2部の3問は、お子さんが4つの選択肢を見ながら聞きます。おうちの人が読み上げるときは、もう1台のスマートフォンなどでこのページを開くか、印刷して、お子さんに選択肢を見せてください。おうちの人は、「解答・解説を見る」を開いたいちばん上の会話を読み終えたら Question と言ってから質問を読み、会話と質問をひと続きにして2回読みます。

(4) 会話と質問を聞いて、答えを1・2・3・4から選び、紙の番号に印をつける問題です。
1 Go to the beach.  2 Visit her aunt.  3 Stay at home.  4 Help her mother.

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【読み上げる英文】

読み手:男の子と女の子の電話での会話です。

男の子:Hello, Emma. This is Kenji.

女の子:Hi, Kenji.

男の子:Can you come to the beach with me tomorrow?

女の子:Sorry, Kenji. I’m going to my aunt’s house.

質問:What is Emma going to do tomorrow?

(ここまでを2回読みます)

答え:2(Visit her aunt.)

ケンジが電話でエマを海に誘いますが、エマは、明日はおばさんの家に行くと答えて断っています。質問は、エマが明日何をするかです。エマの最後の発話の I’m going to my aunt’s house を、「おばさんに会いに行く」と言いかえた Visit her aunt. が正解です。Go to the beach. の beach は会話に出てきますが、海に行くのはケンジのほうです。Stay at home. と Help her mother. は、会話のどこにも出てきません。第2部の聞き方は「聞こえた語を選択肢の中に探し、1つの語で決めない」で、この問題の正解は、会話の語をそのまま使わず、言いかえた形でした。

(5) 会話と質問を聞いて、答えを1・2・3・4から選び、紙の番号に印をつける問題です。
1 In his room.  2 At the park.  3 At his school.  4 In the car.

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【読み上げる英文】

読み手:お母さんと男の子の会話です。

お母さん:Yuto, where’s your cap?

男の子:It’s not in my room.

お母さん:Did you leave it at the park?

男の子:No, wait. It’s in the car.

質問:Where is Yuto’s cap?

(ここまでを2回読みます)

答え:4(In the car.)

ユウトの帽子がどこにあるかを、お母さんとユウトが話しています。ユウトは最後に It’s in the car. と言っているので、答えは In the car.(車の中)です。In his room. の room は会話に出てきますが、ユウトは部屋にはないと言っています。At the park. はお母さんがたずねた場所で、ユウトは No と答えています。At his school. は会話に出てこない場所です。第2部の聞き方は「聞こえた語を選択肢の中に探し、1つの語で決めない」で、この問題の正解は、会話の in the car をそのまま使った選択肢でした。

(6) 会話と質問を聞いて、答えを1・2・3・4から選び、紙の番号に印をつける問題です。
1 After lunch.  2 This morning.  3 After school.  4 On Sunday.

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【読み上げる英文】

読み手:女の子と男の子の会話です。

女の子:Riku, let’s practice our song for the festival.

男の子:OK, Saki. How about after lunch?

女の子:I’m busy then. Can we practice after school?

男の子:Sure. Let’s meet in the music room.

質問:When will Riku and Saki practice their song?

(ここまでを2回読みます)

答え:3(After school.)

サキとリクが、お祭りで歌う歌をいつ練習するかを決めている会話です。リクが after lunch はどうかとたずねますが、サキは I’m busy then. と言って after school にしようと持ちかけ、リクが Sure. と答えています。答えは After school.(放課後)です。after の1語だけで決めると After lunch. も選べてしまいますが、そちらはサキの都合が悪い時間です。This morning. と On Sunday. は会話に出てきません。第2部の聞き方は「聞こえた語を選択肢の中に探し、1つの語で決めない」で、この問題の正解は、会話の after school をそのまま使った選択肢でした。

第3部の形(練習7〜10)

第3部の4問も、見せ方は第2部と同じです。一人が話す英文を読み、続けて Question と言ってから質問を読み、英文と質問をひと続きにして2回読みます。

(7) 英文と質問を聞いて、答えを1・2・3・4から選び、紙の番号に印をつける問題です。
1 Last summer.  2 Next month.  3 Last week.  4 Every day.

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【読み上げる英文】

読み手:お話です。

話し手:Mika likes swimming. Last summer, she went to the river with her family. Next month, she will go to the pool with her friends.

質問:When did Mika go to the river?

(ここまでを2回読みます)

答え:1(Last summer.)

水泳が好きなミカについてのお話です。去年の夏に家族と川へ行ったことと、来月は友だちとプールへ行く予定が出てきます。質問は、ミカがいつ川へ行ったかです。2文目の Last summer, she went to the river が決め手なので、答えは Last summer. になります。Next month. も英文に出てきますが、来月に行くのは川ではなくプールです。Last week. と Every day. は英文に出てきません。第3部の聞き方は「1回目で全体と質問をつかみ、2回目で答えの部分を聞く」で、この問題の質問は、「いつ」を聞くものでした。

(8) 英文と質問を聞いて、答えを1・2・3・4から選び、紙の番号に印をつける問題です。
1 Read a newspaper.  2 Watched a movie.  3 Met his friend.  4 Read a book.

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【読み上げる英文】

読み手:男の子のお話です。

話し手:Yesterday, I went to the city library with my father. He read the newspaper there. I found a book about trains and read it.

質問:What did the boy do at the library?

(ここまでを2回読みます)

答え:4(Read a book.)

男の子が、きのうお父さんと市の図書館へ行ったときのことを話しています。質問は、男の子が図書館で何をしたかです。最後の文の I found a book about trains and read it. から、答えは Read a book.(本を読んだ)です。Read a newspaper. は、図書館で新聞を読んだお父さんのことなので、男の子のしたことではありません。Watched a movie. と Met his friend. は英文に出てこない選択肢です。第3部の聞き方は「1回目で全体と質問をつかみ、2回目で答えの部分を聞く」で、この問題の質問は、「何をした」を聞くものでした。

(9) 英文と質問を聞いて、答えを1・2・3・4から選び、紙の番号に印をつける問題です。
1 Near the restaurant.  2 By the lake.  3 In the shop.  4 At the elephant house.

解答・解説を見る

【読み上げる英文】

読み手:お知らせです。

お知らせ:Good morning, everyone. Welcome to our zoo. Children can give food to the rabbits by the lake. You can also see the baby elephant near the restaurant.

質問:Where can children give food to the rabbits?

(ここまでを2回読みます)

答え:2(By the lake.)

動物園のお知らせで、ウサギに食べ物をあげられる場所と、ゾウの赤ちゃんが見られる場所を伝えています。質問は、子どもたちがどこでウサギに食べ物をあげられるかです。3文目の to the rabbits by the lake が決め手なので、答えは By the lake.(湖のそば)です。Near the restaurant. は、ゾウの赤ちゃんが見られる場所を言っています。At the elephant house. の elephant は英文に出てきますが、「ゾウの家」という場所は出てきません。In the shop. も英文に出てこない場所です。第3部の聞き方は「1回目で全体と質問をつかみ、2回目で答えの部分を聞く」で、この問題の質問は、「どこで」を聞くものでした。

(10) 英文と質問を聞いて、答えを1・2・3・4から選び、紙の番号に印をつける問題です。
1 His father.  2 His mother.  3 His uncle.  4 His friend.

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【読み上げる英文】

読み手:お話です。

話し手:Daiki is on a soccer team. His uncle practices with him every evening after dinner. His father watches his games on Sundays.

質問:Who practices soccer with Daiki?

(ここまでを2回読みます)

答え:3(His uncle.)

サッカーチームに入っているダイキと、その家族についての英文です。質問は、誰がダイキといっしょにサッカーの練習をするかです。2文目の His uncle practices with him が決め手なので、答えは His uncle.(おじさん)になります。His father. も英文に出てきますが、お父さんがするのは、日曜日にダイキの試合を見ることです。His mother. と His friend. は英文に出てきません。第3部の聞き方は「1回目で全体と質問をつかみ、2回目で答えの部分を聞く」で、この問題の質問は、「誰」を聞くものでした。

10問は、英検の出題形式にならって、この記事のために新しく作った問題です。本番の速さと声には、公式の過去問の音源で少しずつ慣れていくのがおすすめです。音源の手に入れ方と流し方は、英検4級の過去問の記事の前半に書いています。

リーディングの長文は英検4級の問題ページで練習でき、ほかの種類の問題も順に増やしていく予定です。まずはこの10問で、お子さんがどの部でつまずくかを確かめてみてください。第1部の返事でつまずいたときは、文字で読んで解く英検4級の会話問題10問もあります。

本番の約30分に向けて、家で慣れておくこと

本番では、第1部から第3部まで、どの問題も英文が2回ずつ流れ、放送は途中で止まらずに次の問題へ進みます。えいごの実では、問題番号とマークシートの番号を確かめながら答えることを大切にしています。家で練習するときも、いま解いている練習の番号と、紙に書いた練習の番号がずれていないかを、ときどき確かめる習慣をつけておくと安心です。

時間にも慣れておきたいところです。4級のリスニングは約30分あります。普段から英語の音声を30分程度続けて聞いておくと、最後の問題まで集中が続きやすくなるはずです。

スピーカーから流れる英語は、すぐそばで話す人の声とは聞こえ方が違い、慣れるまでは聞き取りにくく感じる子もいます。過去問の音源をスピーカーで流したら、聞き終えたところで、いまのは何の話だったのかを日本語でひとこと聞いてみるのがおすすめです。第2部や第3部の英文なら、誰が何をした話だったのかを、お子さんが自分の言葉で言い直せるかどうかが、聞き取れているかの目安です。

公式の過去問の音源は、途中で止めずに最後まで流し、聞き直すのは丸つけのあとにします。1回分を通して聞くのが大変なら、日を分けて聞く形でも十分です。手に入れ方と進め方は英検4級の過去問の記事に、試験までの勉強の順番は英検4級の勉強法に、英語を聞く習慣を家で育てる方法は小学生の英語リスニングにまとめています。お子さんが「最後まで聞けた」と思える回が、少しずつ増えていけば十分です。

スピーキングテストの受け方と、家での準備

ノートパソコンに向かって声に出して答える男の子と、うしろで見守る母

一次とは別に受ける、録音式のテスト

話す力を見るスピーキングテストは、一次(リーディング・リスニング)とは別に、録音式で受けるテストです。時間は約4分で、課題は4つ、問題は5題です。英文を1つ音読したあと、質問に4つ答えます。自宅や学校などから受けられ、パソコンでは受験サイトから、スマートフォンでは公式アプリ「<英検公式>英検4級・5級スピーキングテスト」から受けます。iPadには対応していないので、タブレットで受ける予定のご家庭は、使える機器を先に確かめておくと安心です。

結果は級の合否には入らず、スピーキングテストとして別に判定される仕組みです。一次の合否に関係なく受けられ、申し込んだ回の一次の合否を見られる日から受験できます。受けられるのは1回の申し込みにつき1回で、期間は「受験開始日から1年以内」です。くわしい決まりは、公式の受験期間についての案内で確かめられます。結果は、受験後1か月ほどで、ウェブで見られるようになります。4級の試験全体の流れは、英検4級の全体ガイドが参考になるはずです。

画面の流れ:黙読から、自分についての質問まで

課題の最初は、25語程度の英文の音読です。声に出して読む前には黙読の時間があり、そのあいだは画面に20秒のカウントダウンが表示されます。そのあと英文を声に出して読み、英文の内容についての質問に2つ答える流れです。続いて、イラストの中の人物の行動や物の様子についての質問に1つ、最後に、受ける人自身のことについての質問に1つ答えます。5級のスピーキングテストとくらべると、4級で加わるのは、イラストについての質問です。

家での準備と、公式の案内

どんな英文やイラスト、質問が出るのかは、英検のサイトの問題見本で、ログインしなくても見られます。

テストの流れと出る問題をつかんだら、家での準備は2つで十分です。1つは、短い英文を声に出して読むことで、教科書や手元の本を使うのが手軽です。もう1つは、絵を見て「誰が、何をしているか」を英語でひとこと言ってみることで、イラストについての質問に向けた練習になります。

なお、面接委員と向かい合う面接(二次試験)は、4級にはありません。4級で話す力を見るのは、この録音式のスピーキングテストです。3級になると、この面接が加わります。3級の面接に向けた準備は、これから公開する3級の記事で順に取り上げます。4級のスピーキングテストは、お子さんが英語で答えてみる、よい機会になります。

英検4級のリスニングとスピーキングテストのよくある質問

聞き終えた英語が何の話だったかを、手ぶりを交えて父に話す女の子
Q. 英検4級のリスニングは、何割(何問)取れれば合格ですか?

リスニングだけの合格ラインは決まっておらず、合否はリーディングと合わせたスコアで決まります。公式が示す目安は「各技能6割程度」ですが、これは合格ラインではありません。正答数で数えた合格ラインも公表されていません。合否が決まるしくみは、英検4級の合格点と成績表の記事を読むとわかるはずです。

Q. リスニングの英文は、何回流れますか?

第1部から第3部まで、どの問題も2回流れます。第1部では、会話に続く3つの応答も2回とも読まれます。1回目で話の流れをつかみ、2回目で確かめるのは、どの部も同じです。何を手がかりにして聞くかは部によって違い、この記事の「第1部〜第3部の聞き方と、家でできる練習」の表にまとめています。

Q. 英検4級のリスニングの試験時間と問題数は?

約30分で30問です(第1部から第3部まで10問ずつ)。リーディングが終わると、続けてリスニングが始まります。試験全体の時間と問題数は、英検4級の全体ガイドでまとめて確かめられます。

Q. 4級のリスニングは、5級より難しいですか?

問題の形が変わるのは第3部、問題数が増えるのは第2部で、時間も約30分に延びます。第1部の形と、どの部も英文が2回流れることは同じです。とくに第3部は、この記事の聞き方で練習しておくと落ち着いて臨めます。

Q. スピーキングテストは、4級にもありますか?受けないといけませんか?

一次とは別に、録音式のスピーキングテストがあります。結果は級の合否に入らず、一次の合否に関係なく受けられるテストです。受けなくても、級の合否は変わりません。受験期間は公式の案内のとおり「受験開始日から1年以内」で、申し込んだ回の一次の合否を見られる日から受験できます。

Q. スピーキングテストの合格点と、結果がわかる時期は?

結果は、受験後1か月ほどでウェブで見られます。満点は500点で、合格基準スコアは324点です。級の合否とは別に判定されるもので、見方は英検4級の合格点と成績表の記事にあります。

Q. 英検4級に面接はありますか?

面接委員と向かい合う面接(二次試験)は、4級にはありません。話す力を見るのは、録音式のスピーキングテストです。この面接は3級から加わるので、4級のうちは、スピーキングテストで英語を声に出して答えることに慣れておくとよいでしょう。

まとめ|英検4級のリスニングは、第1部〜第3部の聞き方と読み上げの練習で

この記事のまとめです。

  1. 4級のリスニングは約30分・30問で、どの部も英文が2回流れます。問題の形が変わるのは第3部、問題数が増えるのは第2部で、第1部の形は5級と同じです。
  2. 聞き方は、第1部が「3つの選択肢を番号で追い、合わないものを消す」、第2部が「聞こえた語を選択肢の中に探し、1つの語で決めない」、第3部が「1回目で全体と質問をつかみ、2回目で答えの部分を聞く」です。
  3. 練習問題10問は、各問の音声でも、おうちの人の読み上げでも解ける形です。答えを選ぶまで「解答・解説を見る」は開かず、答えは紙に書いた番号に鉛筆で印をつけます。
  4. 本番の約30分に向けては、問題番号とマークシートの番号を確かめる習慣と、続けて聞く力が支えになります。過去問の音源は、途中で止めずに最後まで流すのが基本です。
  5. スピーキングテストは一次とは別の録音式のテストで、級の合否には入りません。一次の合否に関係なく受けられ、面接委員と向かい合う面接(二次試験)は、4級にはありません。

まずは練習1から、お子さんと一緒に、音声を聞いて解いてみてはどうでしょう。

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「えいごの実」は、アメリカ・アリゾナ大学で特別支援教育(Special Education and Rehabilitation)を専攻し、大学院ではギフテッド教育の研究にも携わってきた管理人が、2014年に開校した小学生専門の英語教室です。マンツーマン個別指導を11年続け、小学生で英検5級から準2級に合格した生徒さんは累計20名(2014-2020年累計)、長期通塾の方では英検準1級+TOEIC 800以上で慶應義塾大学に進まれた方もいらっしゃいます。

このサイトでは、教室で蓄積してきたレッスンのノウハウや考え方を、すべて無料で公開していきます。練習問題をもっと使い込みたいご家庭向けには、教室で実際に使ってきた実教材PDFを別途ご用意しています。発達特性のあるお子さんへのアプローチも、米国での研究と現場の経験をもとにお届けします。

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