「英検4級の単語、一覧表で覚えたつもりでも、問題になると解けるのだろうか」「熟語も出ると聞いたけれど、どんな形で問われるのだろう」——5級から4級に進むと、覚える単語と熟語がぐっと増えます。一覧表を眺めるだけで足りるのか、心配になるのも自然なことです。
このページで用意したのは、大問1と同じ形の問題10問です。内訳は単語6問と熟語4問で、10問ともその場で無料でご利用いただけます。解説には、正解の理由のほかに、残りの3つの選択肢がなぜ入らないかまで、1問ずつ書いてあります。
大問1の語句の問題はどんな形式か
4級のリーディングは35分で35問です。その最初にある大問1は、短い文の空所に合う語句を補う問題で、問題数は15問です。4つの選択肢から1つを選んで答えます。問題文は、短い文と会話文の2種類です。
空所に入るのは、単語だけではありません。熟語の一部が空いている問題や、文法の知識で答えが決まる問題も、大問1の範囲です。市販の問題集の分析によると、4級になると5級より熟語と文法の比重が増える傾向があります。
このページの10問は、そのうち単語と熟語にしぼりました。文法で答えが決まる問題は、別のページで扱う予定です。試験全体の形式やほかの大問の特徴をまとめているのは、英検4級の試験のしくみのページです。
単語と熟語のどちらが得意か、お子さんと予想してから始めると、答え合わせのときに話がはずむでしょう。
英検4級の単語問題10問
紙とえんぴつを用意して、まず10問すべての答えを選んでください。選び終えてから、各問題の下にある「解答・解説を見る」を開くと、正解と解説が表示されます。
単語の問題((1)〜(6))
最初の6問は、空所に入るのが単語1つの問題です。文の場面を思い浮かべてから選ぶと、迷いにくくなります。
(1) My family will go to Australia this summer. I need a ( ) for the trip.
1 ruler 2 prize 3 passport 4 blackboard
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答え:3(passport)
「家族でこの夏にオーストラリアへ行きます」「旅行のために、わたしには( )が必要です」という文です。ほかの国へ行く旅行で用意するものなので、正解はpassport(パスポート)です。ruler(定規)・prize(賞品)・blackboard(黒板)も名詞ですが、旅行のために必要なものとしては、この文の意味がつながりません。
My family will go to Australia this summer. I need a passport for the trip.
(2)
A: Hurry up, Tom! The bus is coming.
B: OK. I don’t want to ( ) it.
1 carry 2 miss 3 win 4 learn
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答え:2(miss)
「急いで、トム、バスが来ているよ」「わかった、バスに( )たくないからね」という会話です。Bの文のitは、Aが言ったthe bus(バス)のことです。急いでいるのはバスに間に合うためなので、miss(〜に乗り遅れる)が入ります。carry(〜を運ぶ)・win(〜に勝つ)・learn(〜を学ぶ)も動詞ですが、どれもバスに対してすることではないので、この会話に合いません。
A: Hurry up, Tom! The bus is coming. B: OK. I don’t want to miss it.
(3) I’m very ( ) now because I ate a big pizza for dinner.
1 hungry 2 busy 3 angry 4 full
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答え:4(full)
「夕食に大きなピザを食べたので、今はとても( )です」という文です。大きなピザを食べたから今そうなっている、という様子が入るので、full(満腹の)が正解です。hungry(おなかがすいた)は、食べたあとの様子とは反対の意味になります。busy(忙しい)・angry(怒った)は、ピザを食べたからそうなる、という様子ではありません。hungryとangryは形が似ているので、最初の文字の違いが見分けどころです。
I’m very full now because I ate a big pizza for dinner.
(4) My grandfather is old and can’t run fast. He walks ( ) in the park every morning.
1 slowly 2 ago 3 already 4 someday
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答え:1(slowly)
「祖父は年をとっていて、速く走れません」「毎朝、公園を( )歩きます」という文です。速く走れないという前の文に合う歩き方は、slowly(ゆっくりと)です。ago(〜前に)・already(すでに)・someday(いつか)も副詞ですが、どれも歩き方を表す語ではありません。たとえばsomedayは「いつか」なので、every morning(毎朝)と一緒に使うと、文の意味が合わなくなります。
My grandfather is old and can’t run fast. He walks slowly in the park every morning.
(5) This science question is very difficult. I can’t ( ) it.
1 sell 2 enter 3 understand 4 carry
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答え:3(understand)
「この理科の問題はとても難しいです」「わたしはそれを( )できません」という文です。難しくてわからない、という流れなので、正解はunderstand(〜を理解する)です。sell(〜を売る)・enter(〜に入る)・carry(〜を運ぶ)も動詞ですが、難しいから売れない・入れない・運べない、では話がつながりません。
This science question is very difficult. I can’t understand it.
(6)
A: Hello. This is Mike. Can I speak to Mr. Brown?
B: Sorry, he is out now. Can I take a ( )?
1 list 2 gift 3 match 4 message
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答え:4(message)
「もしもし、マイクです」「ブラウンさんと話せますか」とかけてきた電話に、「すみません、今は出かけています」「( )をお受けしましょうか」と答えている会話です。本人がいないときに、代わりに聞いておいて伝えるものなので、message(伝言)が入ります。take a messageは「伝言を受ける」という言い方です。list(リスト)・gift(贈り物)・match(試合)は、出かけている人の代わりに電話で受けるものとしては、意味が通りません。
A: Hello. This is Mike. Can I speak to Mr. Brown? B: Sorry, he is out now. Can I take a message?
熟語の問題((7)〜(10))
ここからの4問は、熟語の一部が空所になった問題です。空所の前後の語と組み合わせたときに、意味の通るかたまりになる語を選びます。
(7)
A: Did you ( ) a good time at the party, Emi?
B: Yes. It was fun.
1 take 2 have 3 make 4 give
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答え:2(have)
「エミ、パーティーでは楽しく過ごせたかな」「うん、楽しかったよ」という会話です。have a good timeで「楽しい時を過ごす」という熟語になるので、正解はhaveです。take・make・giveも動詞ですが、この文では、a good timeと組み合わせても「楽しく過ごす」という意味になりません。takeはtake a bath(入浴する)、giveはgive up(あきらめる)のように、別の熟語を作る動詞です。
A: Did you have a good time at the party, Emi? B: Yes. It was fun.
(8) Please wait ( ) me in front of the station. I’ll be there soon.
1 for 2 to 3 of 4 from
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答え:1(for)
「駅の前でわたしを待っていてください」「すぐにそこへ行きます」という文です。空所の前のwaitと組み合わせてwait for 〜(〜を待つ)の形にすると、意味が通ります。正解はforです。to・of・fromも前置詞ですが、この文では、waitと組み合わせても「〜を待つ」という意味になりません。toはlisten to 〜(〜を聞く)、ofはthink of 〜(〜のことを考える)、fromはcome from 〜(〜の出身である)のように、ほかの組み合わせで使う前置詞です。
Please wait for me in front of the station. I’ll be there soon.
(9) Don’t worry ( ) the test, Ken. You worked hard every day.
1 with 2 into 3 under 4 about
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答え:4(about)
「ケン、テストのことは心配しなくていいよ」「毎日がんばってきたからね」という文です。worry about 〜は「〜のことを心配する」という熟語なので、空所に入るのはaboutです。with・into・underも前置詞ですが、この文では、worryと組み合わせても「〜のことを心配する」という意味になりません。withは「〜と一緒に」、intoは「〜の中へ」、underは「〜の下に」という意味で使う語です。
Don’t worry about the test, Ken. You worked hard every day.
(10) You’re riding your bike too fast, Lisa. Please slow ( ).
1 down 2 off 3 out 4 back
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答え:1(down)
「リサ、自転車をこぐのが速すぎるよ」「スピードを落として」という文です。slow downは「速度を落とす」という意味の熟語で、空所にはdownが入ります。off・out・backも副詞ですが、slowのあとに置いても、速度を落とすという意味にはなりません。前の文のtoo fast(速すぎる)が、この問題の決め手です。
You’re riding your bike too fast, Lisa. Please slow down.
10問の答えがそろったら、下の「10問の点数と、間違えた問題の見直し方」へ進んでください。
10問の点数と、間違えた問題の見直し方

点数は復習内容を決める目安
4級の合否を決めるのは、一次試験のリーディングとリスニングの結果から出る英検CSEスコアです。この10問を何問解けたら合格か、という目安は示せません。正答数からの換算は、公表されていないためです。この10問の点数は、復習の順番を考えるときのものさしとして見てください。
| 正解の数 | 今の状態 | 次の一歩 |
|---|---|---|
| 8〜10問 | 文の場面から、合う語を選べている | 間違えた問題の解説で、ほかの3つの選択肢の意味も確かめる |
| 5〜7問 | 単語か熟語のどちらかに苦手がある | 下の表で、間違えた問題の種類を確かめる |
| 0〜4問 | 語の意味と文の場面が、まだ結びついていない | 単語の一覧の場面ごとの表に戻り、同じ場面の語をまとめて覚え直す |
えいごの実の英語教室では、合格する子の特徴の一つに、単語力があって理解力もあることを挙げています。大問1の空所も、語の意味を知っていることと、文全体の意味をつかむことの両方がそろって、はじめて答えが1つに決まります。
間違えた番号で、復習するページを決める
| 間違えた問題 | 苦手なところ | 次に開くページと、やること |
|---|---|---|
| (1)〜(6)単語 | 語の意味と、文の場面のつながり | 英検4級の単語一覧で、間違えた問題と同じ場面の表を開き、同じ表に並ぶ語もまとめて確かめる |
| (7)〜(10)熟語 | 2語以上のかたまりの意味 | 単語一覧のページの熟語の表と、各問題の解説の最後にある、答えを入れた英文で、かたまりのまま声に出して覚える |
| 英文の意味がつかめなかった | 文の組み立て(文法) | 4級で習う文法をまとめたページで、4級で習う文の形を確かめる |
| 長い英文にも慣れたい | 長い英文を読む力 | 英検4級の無料問題(長文編)で、長文の10問を解く |
問題をまとめたダウンロード版も、これから順に公開する予定です。間違えた問題は、正解の語だけでなく、解説の最後にある、答えを入れた英文の意味まで、お子さんと一緒に読み直してください。
10問を解き終えたら進むページ

試験全体をひととおり知りたいときは、4級の試験のしくみをまとめたページから読むのがおすすめです。公式の過去問を使えば、実際に出た大問1の15問を解けます。手に入れ方と使い方をまとめたのが、4級の過去問を使った練習の進め方です。単語の次は、会話の空所をうめる英検4級の会話問題10問、過去形や未来形を選ぶ英検4級の文法問題10問、語句を並べる英検4級の並び替え問題10問にも進めます。
3級を目指す途中で4級を受けるなら、ここで覚えた単語と熟語は、そのまま3級の土台になります。
今日の10問で迷った語があれば、その語から先に、お子さんと声に出して読んでおきましょう。
英検4級の単語問題でよくある質問
- Q. この10問は過去問ですか。
-
いいえ、過去問ではありません。10問とも、実際の試験の問題を写さずに、このページのために作った問題です。形は大問1にならっているので、大問1の練習になります。
- Q. 大問1は何問ありますか。
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15問です。リーディングの35問(試験時間は35分)のうち、はじめの15問が大問1にあたります。短い文や会話文の空所に入る語句を、4つの選択肢から1つ選んで答えます。
- Q. 何問正解なら合格できそうか、この10問でわかりますか。
-
合否は、この10問の結果だけでは判断できません。4級の合否のもとになるのは、一次試験全体のCSEスコアだからです。この10問の点数は、単語と熟語のどちらから復習するかを決めるときに役立ちます。
- Q. 単語と熟語は、どう覚えればいいですか。
-
単語は、英検4級の単語一覧の場面別の表で、同じ場面の語をまとめて覚える方法がおすすめです。熟語は、同じページの熟語の表で、2語以上のかたまりのまま声に出して覚えてください。えいごの実では、家で親子が一緒にできる5分から10分ほどの短い練習として、単語の練習をすすめています。
- Q. 小学生でも4級の大問1は解けますか。
-
はい。大問1は短い文や会話の問題なので、長文より読む量が少なく、小学生でも始めやすい大問です。このページの10問も、家や学校、駅やパーティーなど、身近な場面の文ばかりです。わからない語が1つあっても、文のほかの部分から場面がわかれば、答えの見当がつく問題もあります。急がせずに、1問ずつ場面を思い浮かべながら読む時間をとってあげてください。
まとめ
- 大問1は、短い文や会話文の空所に合う語句を4つから選ぶ問題で、問題数は15問です。
- 空所には単語だけでなく、熟語の一部や、文法で答えが決まる語も入ります。
- このページの10問は、単語6問と熟語4問のオリジナル問題で、全問に、ほかの3つの選択肢が入らない理由までの解説つきです。
- 点数は合否の判定には使えません。間違えた問題の種類から、次に開くページを決めてください。
- 4級で覚えた単語と熟語は、3級に進んでからもそのまま使えます。
間違えた問題があれば、1週間ほどあけてから、もう一度この10問に戻ってきてください。

