「問題集を買う前に、いまどれくらい解けるのか試してみたい」「本番と同じ形式の問題を、無料で解かせてあげたい」——そんなふうに考えているお父さん・お母さんへ。
このページでは、英検5級リーディング(筆記)と同じ形式のオリジナル問題を10問、無料でご用意しました。
先に3つだけお約束します。1つめは、本番とまったく同じ形式で解けること。2つめは、問題がすべて完全オリジナルで、実際の過去問の転載ではないこと。3つめは、全問に「なぜその答えなのか」の解説がついていることです。答え合わせで終わりにせず、間違えたところから次の一歩まで見えるように作りました。
このページの使い方
まず、本番のかたちを知っておきましょう。英検5級のリーディングは、25分で25問。大問1が15問、大問2が5問、大問3が5問で、すべて4つの中から答えを選ぶ形式です。5級には「書く問題(ライティング)」はありません。ここでつまずく必要はないので、安心してくださいね。
このページは、そのミニ版の10問(大問1タイプ6問・大問2タイプ2問・大問3タイプ2問)です。時間は気にしなくて大丈夫。えいごの実のレッスンでも、5級のお子さんには「全部を一気に解かせない」ことを大切にしています。集中が続くのはせいぜい数問なので、タイプごとに区切って、休みながら進めるのがおすすめです。
各問題のすぐ下に「解答・解説を見る」の折りたたみを置きました。1問解いたらそこを開いて、答えと理由をその場で確かめる。この「解く→すぐ確かめる」の小さな往復が、いちばん力になります。5級の全体像やほかの勉強法は、英検5級のまとめページにありますので、あわせてどうぞ。
大問1タイプ:たんごと文法の問題(6問)
短い文の空いているところに、ぴったりの語句を4つの中から選ぶ問題です。単語の意味、決まった言い方、動詞の形——この3つが問われます。まずは6問、解いてみましょう。
(1) I am hungry. I want a ( ).
1 sandwich 2 pencil 3 umbrella 4 window
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答え:1(sandwich)
『おなかがすいた。だから( )がほしい』——さて、ほしいのは何でしょう。食べ物です。だから正解は sandwich。pencil(えんぴつ)・umbrella(かさ)・window(まど)は食べ物ではないので、この場面には合いません。文全体がどんな場面かをつかむ、これが選ぶいちばんのコツです。
(2) My sister can ( ) the piano very well.
1 eat 2 open 3 wash 4 play
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答え:4(play)
『わたしの姉[妹]は、とてもじょうずにピアノを( )ことができる』。楽器といっしょに使う動詞は play です。play the piano で「ピアノをひく」という決まった言い方。eat・open・wash はどれもピアノとはつながりません。can のあとの動詞はいつも変わらない形(原形)が入る、という点も覚えておくと安心です。
(3) It is sunny today. Look at the birds in the blue ( ).
1 milk 2 desk 3 sky 4 foot
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答え:3(sky)
『今日は晴れ。青い( )の中の鳥たちを見て』。鳥がいて、青くて、晴れた日に見上げるもの——それは sky(空)です。milk・desk・foot は、鳥が飛ぶ場所にはなりません。ヒントになるのは、sunny(晴れた)や blue(青い)といった、まわりの言葉。
(4) I usually go to school ( ) bus.
1 to 2 by 3 of 4 and
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答え:2(by)
『わたしはたいてい( )学校へ行く』。バスや電車で移動するときに使うのが by です。by bus・by train のように、by とセットで覚えるのが近道。to・of・and では「バスで」の意味になりません。乗り物といえば by、と頭に入れておきましょう。
(5) We have a soccer game ( ) Sunday.
1 in 2 for 3 under 4 on
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答え:4(on)
『日曜日にサッカーの試合がある』——曜日や日付の前には on。on Monday、on Sunday のように、曜日は on とセットです。in は「〜の中に」、under は「〜の下に」、for は「〜のために」で、どれも曜日の前には合いません。「曜日の前は on」と形で覚えるのがコツですよ。
(6) Look! The girl ( ) running in the park.
1 are 2 is 3 do 4 can
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答え:2(is)
『見て! その女の子は公園で走っている(ところ)』。今まさに走っている様子は〈be動詞+動詞ing〉の形。主語が the girl(ひとり)なので、be動詞は is です。are は主語が複数のとき、do や can はこの形では running とつながりません。〈is+〜ing〉のかたまりごと、耳と目で覚えてしまいましょう。
大問2タイプ:会話の問題(2問)
AとBの2人の会話です。空いているところに入る、自然なやりとりを4つの中から選びます。「だれとだれが、何を話しているのか」を思いうかべると、答えが見えてきます。
(7) A: ( ) B: It’s under the chair.
1 What time is it? 2 How old are you? 3 Where is my ball? 4 Who is that boy?
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答え:3(Where is my ball?)
Bが「(それは)いすの下にあるよ」と場所を答えています。場所を答えるということは、聞かれているのは「どこ?」。だから Where(どこ)で始まる 3 が正解。What time なら時刻、How old なら年れい、Who なら人を答えるはず。答えの中身から、聞かれた質問を逆算する——これが会話問題のコツです。
(8) A: How many pencils do you have? B: ( )
1 I have three. 2 It’s Monday. 3 In the park. 4 She is my sister.
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答え:1(I have three.)
Aは「えんぴつを何本もっているの?」と数をたずねています。How many(いくつ)で聞かれたら、答えるのは数。だから I have three.(3本もっている)が自然です。It’s Monday. は曜日、In the park. は場所、She is my sister. は人の答えで、どれも「数」を聞かれた返事にはなりません。聞かれた言葉と、返事の種類をそろえる——これがポイントです。
大問3タイプ:ならべかえの問題(2問)
日本語の文を読んで、その意味になるように英語の語句を正しい順番に並べます。並べたあと、1番目と3番目にくる語句の組み合わせを選びます。5級では「単語を書く」のではなく「順番を選ぶ」ので、スペルが不安でも大丈夫ですよ。

(9)「わたしは毎日ピアノをひきます。」
I ( )( )( )( ).
① day ② play ③ every ④ the piano
1 ②-③ 2 ③-① 3 ④-② 4 ①-④
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答え:1(②-③)
正しい文は I play the piano every day. です。順番は play(②)→ the piano(④)→ every(③)→ day(①)。主語「わたしは(I)」の次には動詞 play がきて、そのあとに「何を」ひくのか(the piano)が続きます。every day(毎日)のような「いつ」を表す言葉は、文の終わりにおくのが基本。1番目が②、3番目が③なので、答えは 1 です。
(10)「あの背の高い男性はだれですか。」
Who ( )( )( )( )?
① tall ② is ③ man ④ that
1 ②-③ 2 ①-④ 3 ④-① 4 ②-①
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答え:4(②-①)
正しい文は Who is that tall man? です。順番は is(②)→ that(④)→ tall(①)→ man(③)。「だれですか」とたずねる文なので、Who のすぐあとに is。そのあとは「あの(that)/背の高い(tall)/男性(man)」の順です。日本語と同じで、人を説明する言葉(あの・背の高い)が名詞(男性)の前に並びます。1番目が②、3番目が①で、答えは 4 です。
答え合わせのあとに —— 数字の目安と、次にやること
10問、おつかれさまでした。まず気になるのは「何問できたら大丈夫なの?」というところですよね。
目安は、10問のうち6問。
英検の案内でも、5級は各技能で6割ほどが一つの目安として紹介されています(ただし合否そのものは、素点ではなくCSEスコアという別のものさしで判定されます)。ですから、いま6問できていれば、本番でも十分にねらえる位置。全問正解を求めなくて大丈夫です。えいごの実のレッスンでも、まずは「解けた問題を先に認める」——できたところを一緒に喜ぶことから始めます。英検は、受けること自体がもう大きな一歩なんですよ。
そのうえで、間違えたタイプ別に「次にやること」をご紹介させていただきます。
- 大問1タイプ(単語・文法)でつまずいた → 家でやることの軸は、やっぱり単語。スペルまで書けなくても、読めて・意味がわかれば5級は戦えます。覚えるときは、color なら red・blue、sing なら song のように、関連する語をまとめると記憶に残りやすい。単語の覚え方は英検5級の単語にまとめました。
- 大問2・大問3タイプ(会話・ならべかえ)でつまずいた → 出題のパターンと、本番の過去問をどう使うかを知ると景色が変わります。英検5級の過去問の傾向と使い方にまとめてありますので、次はそちらへ。
- 大問3タイプ(ならべかえ)だけを集中して練習したい → 語順の組み立てと「1番目と3番目」の数え方を、英検5級の並び替え問題10問で続けて練習できます。全問に日本語の解説つきです。
(まとまった量を紙に印刷して解きたいご家庭向けに、ダウンロードして使える問題集も順次公開予定です。)
次のステップ —— 5級は最初の一歩
このページの10問は、あくまで最初の力だめしです。ここから先の道すじも、少しだけ見ておきましょう。
もっと解いて力を確かめたいなら、まずは本番のかたちに慣れること。過去問の傾向と使い方で、実際の出題の流れをつかんでおくと安心です。5級の勉強法や全体像は、英検5級のまとめページに集約しています。
そして、いちばん大切なこと。5級はゴールではなく、最初の一歩です。小学生のうちに英検3級まで届いておくと、中学英語のスタートが驚くほどスムーズになります。中学受験でも英検を活用できる学校が広がっていますし、高校受験でも英検を加点や優遇に使える学校が増えています。だからこそ、5級で満足せず、小6で3級を一つの目標に置いてみてください。家庭での学習の回し方は、家庭での英語学習のやり方にまとめています。
よくある質問
- Q. この問題は、本物の過去問ですか?
-
いいえ。10問すべて、本ページのために新しく作ったオリジナル問題です。形式は本番とまったく同じですが、問題文は独自のものです。実際の過去問を手に入れたい場合は、過去問の傾向と使い方をご覧ください。
- Q. 何問正解できれば合格圏ですか?
-
目安は10問中6問(各技能6割程度)です。ただし合否は、素点ではなくCSEスコアという別のものさしで判定されます。まずは「6問できたら十分ねらえる」と考えて大丈夫です。
- Q. 子どもが途中で嫌がったら、どうすればいいですか?
-
全部を一度に解かせないのがコツです。タイプごとに区切り、休みながら進めてください。そして、できなかった問題より先に、解けた問題を認めること。「ここができたね」の一言が、次のやる気につながります。
- Q. リスニングの問題はありませんか?
-
このページはリーディング(筆記)編です。リスニング編や続きの問題も順次公開していく予定です。
- Q. 間違いが多かったら、何から始めればいいですか?
-
まずは単語です。読めて意味がわかる単語を少しずつ増やすことが、5級のいちばんの近道。無理に一度に覚えさせず、問題に出てきた単語から確かめていきましょう。
まとめ
最後に、今日のポイントをおさらいします。
- 英検5級リーディングは25分・25問(大問1が15問・大問2が5問・大問3が5問)で、すべて4択。ライティングはありません。
- 合格の目安は各技能6割。このページなら10問中6問できていれば、本番も十分ねらえます。
- 大問1は単語・決まった言い方・動詞の形、大問2は会話のやりとり、大問3は語句の順番が問われます。
- 間違えたら、単語は家庭学習で、会話・ならべかえは過去問で補強を。
- 5級は最初の一歩。小6で3級を目標に、一歩ずつ積み上げていきましょう。
えいごの実は、「普通の子が、小学生のうちに英検3級へ」を合言葉に、その最初の一段からお手伝いしていきます。今日の10問が、その一歩になればうれしいです。

