英検5級のリーディングは、大問1から大問3までの3種類。単語や熟語を空所に入れる問題、会話の空所をうめる問題、日本文を見ながら語句を並び替える問題です。形がちがえば、つまずく場所もちがう。
ちなみに、このページの「リーディング」は、本番でいう筆記試験のことです。長い英文を読みとく読解の問題ではなく、単語・熟語・文法、会話のやりとり、語句の並び替えまでをふくむパート全体を指しています——5級のリーディングに、長い文章を読む問題は出てきません。
このページは、その3種類を1セットにした力試しの第2回。大問1が6問、大問2が2問、大問3が2問の計10問です。第1回とは場面も題材も入れ替えてあるので、続けて解いても手ごたえが残ります。
まずは何も見ないで10問通してみてください。答えと解説は各問題のすぐ下で開ける仕組み。丸つけまでその場で終わります。
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サイトで公開している50問を、大問別の練習・本番と同じ順番のミックス演習・直前チェックの3部にまとめ直し、さらにこのプリントだけの30問を加えました。
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英検5級のリーディングはどんな問題か
本番のリーディング(筆記)は25分で25問。内訳は大問1が15問、大問2が5問、大問3が5問で、すべて4つの中から1つを選ぶ形式です。5級に書く問題はありません。
3つの大問は、問われている力がはっきり分かれています。
| 大問 | 形式 | 本番の問題数 | 目標時間の目安 |
|---|---|---|---|
| 大問1 | 短文の語句空所補充 | 15問 | 10分 |
| 大問2 | 会話文の文空所補充 | 5問 | 7分 |
| 大問3 | 日本文付き短文の語句整序 | 5問 | 8分 |
大問1は文の空所に語句を入れる形。大問2は2人のやりとりの空所に文や語句を入れる形。大問3は4つの語句を並び替えて英文を完成させ、1番目と3番目にくる組合せを選ぶ形です。この「4つの語句」と「1番目と3番目」の組み合わせは5級だけの決まり。4級になると5つの語句で「2番目と4番目」に変わります。
今回の10問は、この15対5対5という比を3対1対1に縮めたミニ版。目安の時間は15分ほどです。
英検5級のリーディング問題10問
紙とえんぴつを用意して、番号だけメモしながら進めてください。わからない問題は飛ばして、最後に戻るやり方でかまいません。

各問の見出しを開くと解答と解説が出る仕組み。まず考え方、そのあとに完成した英文という順なので、英語が苦手な保護者の方でも答え合わせにつき合えます。
(1) We eat ( ) at noon. Today we have curry and rice.
1 lunch 2 breakfast 3 dinner 4 homework
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答え:1(lunch)
at noonは「正午に」。正午に食べるものといえばlunch(昼食)です。2のbreakfastは朝、3のdinnerは夕方から夜の食事なので、at noonとかみ合いません。4のhomeworkは宿題で、eat(食べる)の目的語にはならない語です。
We eat lunch at noon. Today we have curry and rice.
(2) My brother goes to the city by ( ). His office is near the station.
1 cake 2 hand 3 train 4 noon
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答え:3(train)
by ~は交通手段を表す形。あとの文に「会社は駅の近く」とあるので、駅から乗るものが入ります。3のtrain(電車)です。1のcake(ケーキ)、2のhand(手)、4のnoon(正午)は、いずれも乗り物ではありません。空所だけで決めず、うしろの文まで読むのが手がかりの見つけ方。
My brother goes to the city by train. His office is near the station.
(3) My aunt is a ( ). She helps people at a hospital.
1 singer 2 nurse 3 student 4 waiter
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答え:2(nurse)
あとの文の「病院で人を助ける」が手がかり。病院で働く人を選びます。2のnurse(看護師)です。1のsinger(歌手)、4のwaiter(ウエーター)は働く場所がちがいますし、3のstudent(学生)はそもそも職業を表す語ではありません。職業名は働く場所と結びつけて覚えるのが早道。
My aunt is a nurse. She helps people at a hospital.
(4) ( ) at this e-mail. It is from my grandmother.
1 Listen 2 Come 3 Sit 4 Look
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答え:4(Look)
空所は文の先頭にあり、あとにat this e-mailが続きます。5級で覚える形でいうと、「~を見る」はlook at ~。1のlistenは「~を聞く」でlisten to ~、2のcomeは「~に来る」でcome to ~、3のsitは「すわる」でsit downという形を先に覚えます。ここは祖母からのEメールを見せる場面なので、4のLookが答え。動詞と前置詞はセットで。
Look at this e-mail. It is from my grandmother.
(5) Ken, please ( ) your homework now. Then we can eat lunch.
1 do 2 eat 3 sing 4 clean
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答え:1(do)
「宿題をする」はdo one’s homeworkという決まった言い方。your homeworkが続いているので、1のdoが入ります。2のeatは食べる、3のsingは歌う、4のcleanはそうじをするという意味で、どれも宿題に対してすることではありません。homeworkとくればdo、と組で覚えてしまうのが確実。
Ken, please do your homework now. Then we can eat lunch.
(6) The hospital is ( ) my house. My mother works there.
1 under 2 near 3 with 4 from
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答え:2(near)
2つの場所の位置関係を表す前置詞を選びます。「病院は家の近くにある」なので2のnear(~の近くに)。1のunderは「~の下に」で、病院が家の下にあることになってしまいます。3のwithは「~といっしょに」、4のfromは「~から」で、どちらも場所どうしの近さは表しません。前置詞は「何と何の関係を表すか」で覚えるのが決め手。
The hospital is near my house. My mother works there.

(7)
A: What do you have for lunch today, Mao?
B: ( ) My mother makes my lunch.
1 Yes, I do. 2 At school. 3 Bread and eggs. 4 It’s Monday.
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答え:3(Bread and eggs.)
Whatでたずねられているので、答えには「何を」にあたる中身が来ます。昼食の中身を答えている3のBread and eggs.(パンとたまご)が正解。1のYes, I do.は、はい・いいえでたずねられたときの形。疑問詞で始まる質問には使えません。2のAt school.は「どこで」、4のIt’s Monday.は「何曜日か」の答え。疑問詞を見たら、返ってくる答えの種類を先に思い浮かべてください。
A: What do you have for lunch today, Mao? B: Bread and eggs. My mother makes my lunch.
(8)
A: My father is a doctor. ( )
B: My father is a train driver.
1 How about you? 2 How are you? 3 How old is your father? 4 What is your name?
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答え:1(How about you?)
今度は空所が質問の側。Aが自分の父親の仕事を言ったあと、Bも父親の仕事を答えています。同じことを相手にたずね返す言い方が1のHow about you?(あなたはどうですか)。2のHow are you?には「元気です」が、3のHow old is your father?には年齢が、4のWhat is your name?には名前が返ってくるはず。答えから質問を逆算する練習にもなります。
A: My father is a doctor. How about you? B: My father is a train driver.
(9) わたしの祖母は 週末に 長い手紙を 書きます。
My grandmother( )( )( )( ).
① letters ② on weekends ③ writes ④ long
1 ②―① 2 ③―① 3 ④―③ 4 ①―④
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答え:2(③―①)
主語My grandmotherのすぐあとに来るのは動詞なので、1番目は③writes。次に「何を書くのか」を置きます。longは「長い」という形容詞でlettersを説明する語なので、④long→①lettersの順。最後に「いつ」を表す②on weekends(毎週末に)が来ます。順番は③→④→①→②で、1番目が③、3番目が①。「動詞→何を→いつ」の並びは5級の並び替えでくり返し出ます。
完成する英文: My grandmother writes long letters on weekends.
(10) たくさんの人が この駅を 使います。
Many( )( )( )( ).
① station ② use ③ people ④ this
1 ①―② 2 ④―① 3 ②―③ 4 ③―④
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答え:4(③―④)
Manyは「たくさんの」で、うしろには複数形の名詞が来ます。4つの語句の中で複数形なのは③peopleだけなので、1番目は③に決まります。そのあとに動詞②use、続けて「何を」にあたる④this→①stationの順。順番は③→②→④→①で、1番目が③、3番目が④。数量を表す語は、うしろに来る名詞の形が手がかり。
完成する英文: Many people use this station.
まちがえ方でわかる、次の一手

まず点数の目安から。8問以上なら3つの大問をひととおり乗りこなせている状態。5〜7問なら、まちがえた大問にしぼって復習すれば十分に届く位置。4問以下なら、大問を1つずつ固めていくほうが結果的に早道です。
ただ、合計点より、どの大問で落としたかのほうが情報量は多め。まちがえた問題の番号を、下の表と照らし合わせてみてください。
| まちがえた問題 | つまずいている場所 | 次にやること |
|---|---|---|
| (1)(2)(3) | 単語の意味と場面の結びつき | 場面ごとに語をまとめ直し、その場面で使う語を声に出す |
| (4)(5) | 動詞と前置詞・名詞の組み合わせ | look at・do one’s homeworkのように、かたまりで覚え直す |
| (6) | 前置詞の使い分け | 位置を表す語を図にして、何と何の関係かを目で確かめる |
| (7)(8) | 会話のやりとりの型 | 疑問詞への答え方と、たずね返す言い方をセットで声に出す |
| (9)(10) | 英語の語順 | 「だれが→どうする→何を→いつ・どこで」の順に組み立てる練習をする |
| 時間が足りなかった | 読むスピード | 1問90秒を目安に、時間を計って解き直す |
単語でつまずいた場合は、語を単独で覚えるより場面ごとにまとめるほうが定着しやすい傾向。大問1だけを集めた英検5級の単語問題10問を通しておくと、名詞・動詞・熟語のどこが薄いかがはっきりします。
語順でつまずいた場合は、並び替えだけを続けて解くのが確実。英検5級の並び替え問題10問に10問そろえてあるので、1番目と3番目を選ぶ手順に慣れておいてください。
全体の手ごたえをもう一度確かめたい場合は、英検5級の無料問題10問(第1回)へ。同じ6問・2問・2問の構成で、場面と題材だけが入れ替わった1本。2回分を続けて解けば、たまたま解けたのか本当に身についたのかが見分けられます。
力試しと大問別の練習をどうつなぐかは、英検5級の問題を無料で50問|力試し2回+大問別でどこからでもに順番をまとめています。
よくある質問
- Q. 10問中、何問取れれば合格ラインですか。
-
この10問だけで合否は判断できません。5級の合格は一次試験全体のスコアで決まるためです。この10問での現在地は、前の「まちがえ方でわかる、次の一手」に点数帯で示しました。
- Q. 本番と同じ問題が出ていますか。
-
出ていません。この10問はすべてオリジナルで、実際の試験問題を写したものではありません。形式だけを本番にそろえてあるので、解く手順の練習にはそのまま使えます。
- Q. 第1回と第2回はどちらから解くのがいいですか。
-
どちらからでも大丈夫。構成が同じで場面と題材だけがちがうため、順番による難しさの差は付けていません。1週間ほどあけて2回分を解くと、記憶ではなく力で解けているかが見えてきます。
- Q. 大問3の並び替えだけ極端にできません。
-
よくある悩みです。並び替えは語順の知識も要るぶん、最後まで残りやすい大問。まず「だれが→どうする→何を」を置き、そのあとに「いつ・どこで」を足す。この順で組み立てるくせを付けてください。
- Q. 時間を計って解かせたほうがいいですか。
-
最初の1回は計らずに解いてください。時間を気にすると、読めているのに落とす問題が増えるためです。2回目以降に15分を目安として置くくらいがちょうどいい進め方。
- Q. 小学生でもこの3種類を一度に解けますか。
-
解けます。ただし集中が続かないようなら、大問ごとに区切ってかまいません。大問1の6問だけ、次の日に残り、という進め方でも十分。
まとめ
英検5級のリーディングは、大問1が15問、大問2が5問、大問3が5問の計25問。今回の10問は、その3種類を一度に確かめられるよう縮めたものです。
- 単語でつまずいたら、場面ごとにまとめ直す
- 組み合わせでつまずいたら、動詞と前置詞をかたまりで覚える
- 語順でつまずいたら、並び替えだけを続けて解く
合計点で一喜一憂しないこと。どの大問で落としたかが、次にやることを教えてくれます。第1回とあわせて2回分に取り組み、落とした大問が減っていれば前進のサインです。


