「4年生になったし、そろそろ歌は卒業して問題集に切り替えたほうがいいのかな」——そんなふうに迷っているお父さん・お母さん、きっと少なくないはずです。
でも、4年生はむしろ「歌で耳を育てる最後の助走期間」。学校では外国語活動の教科書 Let’s Try! 2 が総仕上げに入り、英語が「教科」になる5年生の一歩手前です。この時期に英語の音をたっぷり浴びておくと、5年生からの教科学習も、その先の英検も、驚くほどラクに入っていけます。
この記事では、Let’s Try! 2 のユニットに沿って、4年生にぴったりの英語の歌を10曲ご紹介します。日本の人気サイトがよく挙げる定番曲だけでなく、海外のESL(英語を母語としない子ども向け)の現場で実際に使われている曲まで、選曲の幅を広げて取り上げました。それぞれ「どんな力が育つか」「英検5級の出題範囲のどこにつながるか(実際の出題データに基づく事実だけ)」「家でどう使うか」「公式動画」まで具体的にまとめた構成です。お子さんに合う1曲が、きっと見つかるはずです。
結論:4年生の歌は「外国語活動の総仕上げ × 英検5級の土台」で選ぶ
先に要点だけお伝えします。4年生の英語の歌は、次の3つの軸で選ぶのが正解です。
- 外国語活動 Let’s Try! 2 のユニットに連動させる——授業の予習・復習になり、学校とおうちの学びがつながります。
- 「耳を作る助走」と割り切る——意味を完璧に分からせるより、英語の音とリズムを浴びることが目標です。
- 英検5級の出題範囲につなげる——曜日・時刻・天気・文房具・食べ物・あいさつ・現在進行形など、5級で実際に問われる要素が歌の中に自然と入っています。
4年生はまだ英語が教科ではありません。だからこそ、楽しく音を浴びるこの時期の積み重ねが、5年生の教科学習と「小6で英検3級」という大きなゴールへの土台になります。
なぜ4年生にこそ英語の歌なのか

外国語活動 Let’s Try! 2 は「耳と慣れ親しみ」が目的
小学3・4年生の外国語活動は、英語を「教科」として評価する時間ではありません。Let’s Try! 2 のねらいは、英語の音やリズムに慣れ、外国語への抵抗感をなくし、コミュニケーションの楽しさに触れること。文法用語を覚えたり、スペルを書けるようにしたりする段階ではないんです。
この「耳と慣れ親しみ」というねらいと、英語の歌の相性は抜群です。歌なら、勉強と身構えずに英語の音をくり返し浴びられます。Let’s Try! 2 のユニットで習う色・天気・曜日・時刻・文房具・食べ物といった基本語彙が含まれた歌を選べば、授業で出てきた英語が「あ、あの歌のことばだ」とつながり、予習・復習にもなります。
歌だからこそ育つ3つの力
英語の歌をおうちの学習に取り入れると、リスニングの土台・発音とリズム感・語彙の定着といった力が、まとめて育ちます。リズミカルなメロディに乗せてくり返し歌われることばは、教科書を眺めるのとは比べものにならないほど記憶に残ります。しかも「勉強」ではなく「音楽」なので、英語が苦手な子でも続けやすいのが大きな魅力です。
えいごの実のレッスンでも、英検対策は「まずリスニングから始める」を原則にしています。文法から入ると「難しそう」と身構えてしまうお子さんも、リスニングなら「聞いてみたら分かった」という小さな成功体験を最初に作りやすいから。4年生のうちに歌で耳を慣らしておくことは、その成功体験を生む土壌づくりそのものなんです。
4年生向けの歌の選び方
低学年(1〜2年生)は、メロディと動きで楽しむ童謡が中心でした。高学年(5〜6年生)になると、中学英語につながる洋楽の名曲にも手が届きます。4年生は、ちょうどその中間。「童謡の一歩上、洋楽の手前」と考えると選びやすくなります。
おすすめは、Let’s Try! 2 のユニットに連動した曲を選ぶこと。学校で習う場面とおうちで聴く歌がそろうと、子どもの中で英語が「点」ではなく「線」でつながっていきます。
そしてもう一つ。曲のラインナップは、海外にも目を向けると一気に広がります。今回は、日本の人気記事に集中しがちな定番曲だけでなく、
- 英語圏のESL/EFL教師が小学生クラスで実際に使っている曲(カナダのThe Singing Walrus、Dream English Kids、英国British Councilなど)
- 韓国の小学生に人気の英語学習チャンネル(English Singsing)が「会話のかたまり」で覚えさせる動画
も合わせて取り上げます。選んでいるのは、歌詞内容が小学生に適切で、話す速さや語彙が4年生に合い、公式の音源があると一つずつ確認できた曲だけ。そのうえで各曲には、英検5級で実際に問われる要素とのつながりを、推測ではなく出題データに基づいて添えました。歌の楽しさと英検への土台づくりを一度に進められる——それが、この選曲の狙いです。
Let’s Try! 2 連動・小学4年生におすすめの英語の歌10選
ここからが本題です。Let’s Try! 2 のユニット順に、おすすめ10曲を紹介します。各曲には、英検5級の実際の出題範囲データに基づいた「役立つポイント」を添えました。推測ではなく、5級で本当に問われる要素だけを書いています。
1. Hello!(Unit 1 Hello, world!)
世界のいろいろなあいさつを学ぶ Unit 1 にぴったりの、明るいあいさつソング。「Hello!」「How are you?」「I’m good, I’m great」といった、人と出会ったときの基本フレーズがくり返されます。
- 押さえたいポイント:出会いのあいさつ、気持ちを表す基本表現(good, great, wonderful)
- 英検5級に役立つポイント:場面に応じたあいさつは、5級リスニング第1部(会話の最後の発話に合う応答を、補助イラスト付き・3択で選ぶ問題)で問われる定番です。「Hello.」に「Hi.」、「How are you?」に「I’m fine.」と返すやり取りが耳に入っていると、本番で選択肢を聞いた瞬間に答えが浮かびます
- こんなふうに使ってみて:朝、家を出る前のあいさつ代わりに親子で歌うと、生活のリズムに自然となじみます
- 動画:Hello! / Super Simple Songs 公式(YouTube)
2. How’s the Weather?(Unit 2 Let’s play cards.)
天気をたずねるシンプルなフレーズが、何度もくり返される定番の天気ソング。「How’s the weather? Is it sunny? Is it rainy? Is it cloudy? Is it snowy?」と、窓の外を見ながら一緒に答えたくなる構成です。
- 押さえたいポイント:天気を表すことば(sunny, rainy, cloudy, snowy)、How’s ~? の問いかけ
- 英検5級に役立つポイント:天気を表す表現は、5級リスニング第3部(短い英文を聞いて、絵に合うものを3択で選ぶ問題)の頻出カテゴリです。「It’s sunny.」「It’s rainy.」のような英文と絵を結びつける問題で、歌で音が体に入っていると、絵を見た瞬間に答えがそろいます
- こんなふうに使ってみて:毎朝カーテンを開けたら「How’s the weather today?」と聞いてみてください。生活の中の問いかけにすると、定着が一気に進みます
- 動画:How’s The Weather? / Super Simple Songs 公式(YouTube)
3. Seven Days a Week(Unit 3 I like Mondays.)
曜日を学ぶ Unit 3 に合わせたい1曲。カナダのThe Singing Walrusは、世界中のESL/EFL教師が教室で使う定番チャンネルです。この「Seven Days a Week」は、日曜始まりで7つの曜日をくり返し、手や足を動かしながら歌えるのが特徴です。
- 押さえたいポイント:曜日(Sunday〜Saturday)、動作のことば(dance, shake, drum)
- 英検5級に役立つポイント:曜日は、5級リスニング第3部で「時を表す表現」として頻出します。「It’s Friday.」のような英文と絵やカレンダーを結びつける問題で、Sunday から Saturday までの音の並びが体に入っていると迷いません
- こんなふうに使ってみて:1週間の予定を確認しながら「今日は何曜日?」を英語に置きかえる遊びにすると、曜日が「ただの単語」から「使うことば」に変わります
- 動画:Seven Days a Week / The Singing Walrus 公式(YouTube)
4. What Time Is It?(Unit 4 What time is it?)
時刻をたずねる Unit 4 にそのまま重なる1曲。韓国の小学生に人気の英語学習チャンネルEnglish Singsingは、歌や歌詞ではなく「会話のかたまり」で覚えさせる作りが持ち味です。この曲は、4年生が「時刻のやり取り」を耳で覚えるのに向いています。
- 押さえたいポイント:What time is it? の問いかけと、It’s ~ o’clock. の答え方
- 英検5級に役立つポイント:時刻のやり取りは5級でくり返し問われます。リスニング第1部では「What time ~?」に「At + 時刻」で答えるパターンが、第3部では「It’s three o’clock.」のような英文と時計の絵を結びつける問題が出ます。会話のかたまりで耳に入っていると、問いと答えにセットで反応できます
- こんなふうに使ってみて:時計を指さして「What time is it?」と聞き合うミニゲームにすると、数字と時刻の言い方が同時に身につきます
- 動画:What time is it? / English Singsing 公式(YouTube)
5. What Is In Your Bag?(Unit 5 Do you have a pen?)
文房具を学ぶ Unit 5 に直結する1曲。米国の人気ESLチャンネルDream English Kidsの作品で、「What’s in your bag?」と問いかけながら、pencil・notebook・eraser といった持ち物を一つずつ取り出していきます。質問と答えがはっきり分かれた構成で、会話の型がそのまま身につきます。
- 押さえたいポイント:文房具のことば(pencil, notebook, eraser, ruler など)、What’s in ~? の問いかけ
- 英検5級に役立つポイント:文房具の名詞は5級の頻出語彙です。さらに「Do you have ~?」に「Yes, I do. / No, I don’t.」と返すやり取りは、5級リスニング第1部の応答パターンとして頻出します。歌で持ち物の名前と受け答えがそろっていると、語彙問題でも会話問題でも強い味方になります
- こんなふうに使ってみて:筆箱の中身を一緒に英語で言ってみる「持ち物チェック」にすると、毎日の準備が英語タイムに変わります
- 動画:What Is In Your Bag? / Dream English Kids 公式(YouTube)
6. The Alphabet Song(Unit 6 Alphabet)
活字体のアルファベットに親しむ Unit 6 の土台になる、英語学習の入り口として、もっとも有名な曲。26文字を順番に、リズムに乗せて覚えられます。
- 押さえたいポイント:アルファベット26文字の順番、英語のリズムに慣れること
- 英検5級に役立つポイント:アルファベットそのものを問う問題は5級にはありません。ただし5級の筆記試験は、活字体の大文字・小文字を見て読めることが大前提です。歌で文字と音がつながっていると、初めて筆記の英文を見たときも「読める文字だ」と落ち着いて取り組めます。試験への心理的なハードルを下げる、地味だけれど確かな土台になります
- こんなふうに使ってみて:お風呂や寝る前のルーティンに組み込むと、気づいたら歌えるようになっています
- 動画:The Alphabet Song / Super Simple Songs 公式(YouTube)
7. Do You Like Broccoli Ice Cream?(Unit 7 What do you want?)
好き嫌いや食べ物を扱う Unit 7 にぴったりの、思わず笑ってしまう人気曲。「Do you like broccoli?」「Yes, I do.」「Do you like ice cream?」「Yes, I do.」と進んでいき、「Do you like broccoli ice cream?」で「No, I don’t. Yucky!」とオチがつきます。
- 押さえたいポイント:Do you like ~? の問いかけと Yes, I do. / No, I don’t. の答え、食べ物のことば(broccoli, ice cream, pizza など)
- 英検5級に役立つポイント:「Do you like ~?」とその応答は5級の頻出パターンで、食べ物の語彙(hamburger, cookie など)も5級でよく登場します。歌で問いと答えのセットがリズムごと体に入っていると、会話の流れを聞き取る問題でつまずきにくくなります
- こんなふうに使ってみて:「ブロッコリーアイス」のように、おかしな食べ合わせを親子で英語で作って盛り上がると、Do you like ~? の型がどんどん広がります
- 動画:Do You Like Broccoli Ice Cream? / Super Simple Songs 公式(YouTube)
8. Pizza and Chips(Unit 7 × Unit 3:食べ物 × 曜日)
英国British CouncilのLearnEnglish Kidsは、世界の英語教育をリードする公的機関が運営する、信頼性の高いESL向けコンテンツです。日本の保護者向け記事ではまず見かけませんが、ここで紹介したい1曲。あるモンスターが曜日ごとにピザやポテトを食べる、というユーモラスな歌で、食べ物と曜日を同時に練習できます。
- 押さえたいポイント:食べ物のことば(pizza, chips など)、曜日、好き嫌いの表現
- 英検5級に役立つポイント:食べ物の語彙も曜日も、どちらも5級の頻出要素です(曜日は第3部の時を表す表現、食べ物は語彙全般)。一つの歌で2つのカテゴリに触れられるので、耳に入る5級語彙の密度が高いのが利点です
- こんなふうに使ってみて:「月曜は何を食べる?」と曜日ごとの献立を英語で言い合うと、曜日と食べ物がセットで定着します
- 動画:Pizza and chips / British Council LearnEnglish Kids 公式
9. My Day – Daily Routine(Unit 9 This is my day.)
1日の生活を扱う Unit 9 に重なる、English Singsingの定番動画。get up・wash my face・eat breakfast・go to school のような、毎日の動作を表すことばが、朝から夜まで順番に出てきます。
- 押さえたいポイント:日課を表す動作のことば、1日の流れ
- 英検5級に役立つポイント:日課を表す一般動詞(get up, wash, eat, go, study など)は5級の基本語彙で、時刻表現とセットで使われます。1日の流れを英語で追えるようになると、生活場面を扱う5級の会話・イラスト問題で状況をつかみやすくなります
- こんなふうに使ってみて:実際の1日の行動に合わせて、その動作の英語を一言そえる「実況中継」にすると、ことばが場面と結びつきます
- 動画:Kids vocabulary – My Day / English Singsing 公式(YouTube)
10. What Are You Doing?(Unit 9:今していることを言う)
同じくEnglish Singsingから、「What are you doing?」「I’m cleaning my room.」のように、今していることをたずね合う会話ソング。〈be動詞 + 動詞ing〉の形が、会話の中でくり返されます。
- 押さえたいポイント:現在進行形(I’m ~ing)、What are you doing? の問いかけ
- 英検5級に役立つポイント:現在進行形は、5級でほぼ毎回出題される最重要文法のひとつです。リスニング第3部では「The boy is reading a book.」のような英文と絵を結びつける問題で頻出します。歌で〈be動詞 + 動詞ing〉の形が耳になじんでいると、「今〜している」を瞬時に理解できます
- こんなふうに使ってみて:家族が何かしている場面で「What are you doing?」と聞いてみてください。実況がそのまま進行形の練習になります
- 動画:What are you doing? / English Singsing 公式(YouTube)
- えいごの実のレッスンの観点から:えいごの実では、小さなお子さんに「現在進行形」という文法用語は使いません。「be動詞のあとに -ing がくっつく形」として、形ごと体に入れてもらいます。「I’m cleaning(動詞cleanに-ing)」「She’s running(動詞runに-ing)」のリズムが耳に焼き付いていれば、試験で「The girl is singing.」を見た瞬間に「あ、あの形だ」とわかる。用語ゼロで、感覚として身につくんですよ
おうちでの楽しみ方
歌をたくさん集めても、聴き方を間違えると続きません。4年生のおうち学習では、次の点を意識してみてください。
3〜5曲のローテーションにする。たくさんの曲を浅く流すより、少ない曲を深くくり返すほうが記憶に残ります。今回の10曲から、お子さんが気に入った3〜5曲を選び、飽きてきたら1曲ずつ入れ替えるのがおすすめです。
生活のBGMとして「かけ流す」。朝食時、車での移動中、お風呂、寝る前など、すきま時間に流しっぱなしにします。意味を完璧に理解させようとせず、英語の音に慣れることだけを目標にしてください。長時間より頻度。1日5分でも、毎日続けるほうが効果的です。
動作をつけてアレンジする。「What time is it?」と時計を指さす、「What are you doing?」と家族の動きを実況する——歌詞のことばを実際の動作と結びつけると、ことばが場面ごと体に入ります。
えいごの実のレッスンでは、単語を1個ずつではなく「フレーズのかたまり」で覚えることを大切にしています。「What time is it?」は3語ですが、ばらばらの単語としてではなく、ひとかたまりの問いかけとして体に入れる。歌は、このかたまり化を自然にやってくれる教材なんです。1曲の中に「同じ場面で使う表現」がまるごと入っているので、聴いているだけで「このフレーズはこの場面で使う」が染み込んでいきます。
動画で視覚も使いたいときは、おうちでの動画活用法をまとめたこちらも参考になります:小学生の英語YouTubeおすすめ。耳を伸ばす聴き方をもっと知りたい方は、小学生の英語リスニングもあわせてどうぞ。
4年生の歌は、英検への助走になる
4年生で歌を続けることには、もう一つ大きな意味があります。それは、英検への自然な助走になることです。
えいごの実では、小学6年までに英検3級を取ることを一つの目安にお伝えしています。中学受験で小6が忙しくなる前に取っておくと、その後がぐっとラクになるからです。そこへ向かう道のりは、
- 4年生:外国語活動の総仕上げ。歌で耳を作る
- 5年生:英語が教科に。学んだ音が、読み書きの土台になる
- 小6で英検3級:中学英語へのアドバンテージ
という流れになります。今回紹介した10曲には、英検5級で実際に問われる要素——曜日・時刻・天気・文房具・食べ物・あいさつ・現在進行形など——がたくさん含まれています。5級はその第一歩。5級で完結させず、本命は「小6で3級」だと考えると、4年生の歌の時間がぐっと意味を持ってきます。
ここで、英検まわりの新しい動きを一つ。2025年11月、日本英語検定協会は、小学校中学年向けの新しい級「英検7級」を、2027年1月の検定から新設すると発表しました。タブレットやパソコンでのオンライン受験になる予定で、レベルや問題形式の詳細は順次公開されている段階です。小学校中学年に対応する級なので、4年生はちょうど対象。とはいえ、本命の道のりが「5級→小6で3級」であることは変わりません。7級は、その手前の気軽な腕試しという位置づけです。今の「歌で耳を作る時間」は、7級にも5級にも、同じように生きてきます。
英語にこれからはじめて触れる3年生のお子さんには、外国語活動のスタートに寄り添った英語の歌 小学3年生編から始めるのがおすすめです。
5年生編・6年生編で「次に何を聴かせるか」を見ておくと、学年が上がっても迷いません:英語の歌 小学5年生編 / 英語の歌 小学6年生編。学年をまたいだ全体像は小学生におすすめの英語の歌23選にまとめてあります。
なお、英検5級・4級の対策コンテンツや、3級に向けた学習サポートについては、えいごの実でも順次公開を予定しています。公開のタイミングは、この学年シリーズの中でお知らせしていきます。
よくある質問
- 4年生になったら、歌は卒業して問題集に切り替えるべき?
-
まだ切り替えなくて大丈夫です。4年生は外国語活動の総仕上げ期で、英語はまだ教科ではありません。この時期は「耳を作る」ことが土台になるので、歌で英語の音を浴び続ける価値は十分にあります。問題集中心の学習は、英語が教科になる5年生以降や、英検を本格的に意識する時期からで間に合います。
- 学校のLet’s Try!で歌う曲と、家で聴く曲は別にすべき?
-
むしろ連動させるのがおすすめです。Let’s Try! 2 のユニットに合った曲を家でも聴いておくと、授業の予習・復習になり、学校で出てきた英語が「あの歌のことばだ」とつながります。学校とおうちで同じ場面の英語に触れることが、定着を早めます。
- 何曲くらいを目安にすればいい?
-
同時に3〜5曲をくり返し聴く方法が向いています。たくさんの曲を浅く聴くより、少ない曲を深くくり返すほうが記憶に残ります。お子さんが飽きてきたら1曲ずつ入れ替えるローテーションにすると、無理なく続きます。
- 親が英語を話せなくても大丈夫?
-
まったく問題ありません。「お母さんも一緒に覚えよう」「ここ、なんて言ってる?」と一緒に楽しむ姿勢が、お子さんの英語学習の力になります。完璧な発音より、英語を楽しむ家庭の空気のほうがずっと大切です。
- 4年生から英検を意識すべき?
-
焦って問題集に入る必要はありません。4年生は5級の土台を「耳から」作る時期です。歌で英語の音に親しんでおけば、5級にチャレンジするときの入り口がなだらかになります。大きなゴールは「小6で3級」。そこから逆算すると、4年生の今は耳を育てるのにちょうどいいタイミングです。
まとめ

小学4年生に英語の歌を聴かせることは、外国語活動の総仕上げと、英検5級の土台づくりを同時に進める、家庭学習の有力な方法です。今回ご紹介した10曲のポイントを、もう一度整理します。
- 選び方の軸は3つ:Let’s Try! 2 のユニット連動/耳を作る助走と割り切る/英検5級の出題範囲につなげる
- 定番曲だけでなく海外の選曲も:カナダのThe Singing Walrus、米国のDream English Kids、英国British Council、韓国のEnglish Singsingなど、海外のESL/EFL現場で使われている曲まで幅を広げた
- 全曲を英検5級の事実につなげた:曜日・時刻・天気・文房具・食べ物・あいさつ・現在進行形は、いずれも5級で実際に問われる要素
- 聴き方は「3〜5曲のローテーション × 毎日のかけ流し × 動作アレンジ」
- 大きなゴールは「小6で3級」:4年=耳→5年=教科→小6で3級という流れの、最初の一歩が4年生の歌
最後に一つ。えいごの実では、英検合格まで3〜6ヶ月の短期集中を原則にしています。小学生のモチベーションは長くて半年。だからこそ、本格的な対策に入る前の「歌で耳を作る期間」が、後の短期集中を成功させる土台になるんです。4年生のうちに英語のリズムを体になじませておけば、いざ英検に向かうときの半年が、ずっと現実的なものになりますよ。
完璧を目指す必要はありません。1日5分のかけ流しから、お子さんと一緒に英語の歌を楽しんでみてください。

