「6年生になって、いまさら英語の歌なんて遅いかな」「中学に上がる前に、歌でできることって何かあるのかな」——もうすぐ中学生になるお子さんを見ていると、そんなふうに迷うお父さん・お母さんは多いはずです。
結論からお伝えすると、6年生こそ、英語の歌がいちばん生きる学年です。5年生で「教科」として始まった英語も、6年生ではもう中学英語の直前。ここで歌を上手に使うと、ただ楽しむだけでなく、中学英語の予習にも、その先の英検にもつながる「耳」と「土台」を作れますよ。
この記事では、6年生にぴったりの英語の歌を、①授業・教科書(NEW HORIZON 6)のテーマと連動する歌 ②5年生よりもう一段大人びた洋楽 ③歌で作った耳を英検3級リスニングへつなげる視点という3つの軸でご紹介します。曲名を並べるだけのリストにはせず、「どこが学習に役立つか」「家庭でどう使うか」まで、英検指導の現場で大切にしている考え方をもとに具体的にまとめました。
なお、5年生のお子さんには英語の歌 小学5年生編、学年をまたいで幅広く探したい方には小学生におすすめの英語の歌23選もあわせてどうぞ。
4年生のお子さんには、学校の外国語活動と連動した英語の歌 小学4年生編もあわせてどうぞ。
下の学年のお子さんがいるご家庭には、英語の入口にあたる英語の歌 小学3年生編もあわせてどうぞ。
6年生でも英語の歌はまだ間に合う?——中学直前の”最後の助走”
「歌で英語に親しむのは低学年や中学年までで、高学年にはもう物足りないのでは」と感じる方もいるかもしれません。でも、6年生の歌の使い方は、低学年とはまったく別物です。
5年生で英語が「教科」になり、6年生はその総仕上げの年。あと半年ほどで中学英語が始まります。この時期の歌は、「英語の音に親しむ」段階を卒業して、「聞いた英語を、読んで・意味を考えて・自分でも使ってみる」段階へ進めるのが特徴です。つまり、低学年が「メロディで楽しむ歌」だとすれば、6年生は「中学英語の予習として使う歌」へと役割が変わります。
6年生は語彙も理解力もぐんと伸びていて、歌詞の内容を「なんとなく」ではなく「だいたいの意味がわかる」レベルで聴けるようになっています。だからこそ、ただ流すだけではもったいない。歌を「中学英語につながる教材」として使えるのが、この学年の強みですよ。
実は、えいごの実のレッスンでは、英検対策をいつも「リスニングから始める」ことを大切にしています。文法から入ると「難しそう」と身構えてしまう子も、リスニングなら「聞いてみたらわかった」という小さな成功体験を作りやすいから。歌で耳を慣らしておくことは、その第一歩としてとても効果的なんです。中学英語のスタートで「全然聞き取れない」とつまずく前に、6年生のうちに耳を作っておく——歌はそのための、いちばん身近な助走路になります。
5年生から続けてきたお子さんはもちろん、6年生から始めるお子さんでも遅すぎることはありません。中学英語という大きな一歩の、ちょうど直前。その手前の「最後の助走」として、歌を取り入れてみてください。
授業・教科書(NEW HORIZON 6)のテーマとつながる歌
6年生の英語の授業では、「夏休みの思い出」「将来の夢」「いちばんの思い出」「職業」「世界のいろいろな国の文化」といったテーマを扱います。教科書(NEW HORIZON Elementary 6 など)でも、こうしたテーマに沿って英語を学んでいきます。

ここでうれしいのが、これらのテーマに重なる英語の歌がたくさんあるということ。授業で習うテーマと同じ世界観の歌を家で聴いておくと、「あ、この話、授業でやった」と授業の理解が深まり、歌のほうも意味がすっと入ってきます。授業と家庭学習が、おたがいを支え合う関係になるんです。
ここでは、教科書そのものに載っている曲(教科書の収録曲は版によって変わるため、ここでは断定しません)ではなく、授業で扱うテーマに自然に重なる曲を、テーマ別にご紹介します。
My Future, My Dream(将来の夢)とつながる歌:I Have A Dream / ABBA
「将来の夢」は6年生の代表的なテーマのひとつ。これに重なるのが、スウェーデンのグループABBAの「I Have A Dream」です。タイトルどおり「夢」をテーマにした、希望にあふれた1曲。テンポがゆっくりで発音がはっきりしているので、6年生にも聴き取りやすいのが魅力です。
- 押さえたいポイント:dream(夢)、believe(信じる)といった「将来の夢」テーマの中心になる単語。ゆっくりした曲調で、一語一語をていねいに追える
- 中学英語・英検に役立つポイント:dream や believe は中学英語でも英検でも繰り返し登場する基本語です。「将来の夢」や「これからしたいこと」を英語で語る経験は、英検3級の面接(二次試験)で自分のことを英語で答える場面にそのまま生きてきます。歌で「夢を語る英語」の言い回しに耳が慣れていると、自分のことを英語で話すときも気持ちのハードルが下がります
- こんなふうに使ってみて:授業で「将来の夢」を扱う時期に合わせて流すと、テーマがぴったり重なります。曲の余韻が残っているうちに「あなたの夢は英語でなんて言う?」と親子で話してみると、歌が会話のきっかけになります
- 動画:I Have A Dream / ABBA 公式(YouTube)
My Best Memory(思い出)とつながる歌:The Best Day / Taylor Swift
「夏休みの思い出」「いちばんの思い出」も6年生の定番テーマ。過去のできごとを英語で振り返る練習にぴったりなのが、テイラー・スウィフトの「The Best Day」です。子どものころの家族との思い出を、お母さんへの感謝とともに歌った、あたたかい1曲。歌詞が過去を振り返る形(過去形)で進むので、中学で本格的に学ぶ過去形の予習にもなります。
- 押さえたいポイント:過去形の言い回しが自然に耳に入る。家族・思い出にまつわるやさしい単語が中心で、内容も健やか
- 中学英語・英検に役立つポイント:過去形は、英検では4級から本格的に登場する最重要文法のひとつで、3級でも土台として欠かせません。「思い出」を語るには過去形が必要で、英検3級の面接でも「この前の休みに何をしましたか」のように過去のことを聞かれます。歌で「過去のできごとを語る英語」のリズムが体に入っていると、中学の授業で過去形に出会ったときに「あ、あの歌の形だ」とつながります
- こんなふうに使ってみて:授業で「思い出」をテーマにするタイミングで聴かせると効果的。歌詞を見ながら「過去のことを言っている部分」に印をつけてみると、過去形の感覚が視覚でもつかめます
- 動画:The Best Day(Taylor’s Version)/ Taylor Swift 公式(YouTube)
世界に目を向けるテーマ(Let’s see the world など)とつながる歌:Heal The World / Michael Jackson
6年生では「世界のいろいろな国」「みんなで一緒に生きていく」といった、世界に目を向けるテーマも扱います。これに重なるのが、マイケル・ジャクソンの「Heal The World」。世界をよりよい場所にしようというメッセージを、ゆっくりとした分かりやすい英語で歌った名曲です。
- 押さえたいポイント:world(世界)、place(場所)、better(よりよい)など、「世界」テーマの中心語。メッセージがまっすぐで、内容を理解しながら聴ける
- 中学英語・英検に役立つポイント:world(世界)や people(人々)は5級・4級から3級まで一貫して使われる基本語、better(よりよい)のような比較級は3級でもよく登場します。比較級は英検3級でほぼ毎回出題される文法で、「よりよい世界」という歌のテーマが、そのまま比較級の感覚づくりになります。社会的なテーマに英語で触れておくと、英検3級の長文や面接で「環境」「社会」といった話題が出たときにも、内容を想像しやすくなります
- こんなふうに使ってみて:授業で世界の国や文化を扱う時期に。「この歌は世界をどうしたいと言っているのかな?」と内容を一緒に考えると、リスニングが「聞き取る」から「理解する」へ一段進みます
- 動画:Heal The World / Michael Jackson 公式(YouTube)
6年生の心に響く”大人の洋楽”——5年生よりもう一段上へ
6年生になると、「もう子どもじゃない」という気持ちが強くなってきます。低学年向けの童謡では物足りない子も多いはず。そんな6年生には、5年生よりもう一段大人びた洋楽が響きます。

ここでご紹介するのは、卒業・友情・自分らしさといった、6年生の心にちょうど重なるテーマの曲。どれも世界の英語教育の現場(英語圏のESL/EFLの授業や、韓国など英語を外国語として学ぶ国での曲選び)で、「歌詞が分かりやすく、内容が子どもにも安心して見せられて、長く歌い継がれている曲」として選ばれてきたものです。日本の小学生向けの記事では定番になりすぎている曲(くり返し同じ顔ぶれが並びがちな曲)とは少し違う、それでいて教育の現場で長く選ばれてきた曲を意識して選びました。
友情・支え合いの歌:Lean on Me / Bill Withers
「困ったときは、おたがいに支え合おう」と歌う、ビル・ウィザースの名曲。世界中の英語の授業で「友情」をテーマに使われてきた、いわば定番中の良曲です。ゆっくりした優しいメロディで、歌詞もくり返しが多く、6年生でもサビから口ずさめます。
- 押さえたいポイント:lean on(頼る)、friend(友達)、help(助ける)など、友情にまつわる表現。くり返しが多く覚えやすい
- 中学英語・英検に役立つポイント:help、friend、need(必要とする)は中学英語・英検でも基本語。「人を助ける」「困っている」といった場面は、英検3級のリスニングや面接でもよく出てきます。やさしい言い回しで友情を語る英語に慣れておくと、人間関係を扱う英文の理解がぐっと楽になります
- こんなふうに使ってみて:卒業を控えた時期に、友達を思いながら聴くと心に残ります。「lean on me ってどういう意味だろう?」と歌詞の中心フレーズの意味を一緒に調べると、歌が一気に「自分ごと」になります
- 動画:Lean on Me / Bill Withers 公式(YouTube)
ありのままの自分を大切にする歌:True Colors / Cyndi Lauper
「あなたのありのままの色(true colors)は美しい」と歌う、シンディ・ローパーの名曲。自分らしさや自己肯定をテーマにした、しっとりとした1曲です。ゆっくりで発音がはっきりしているので、思春期に入りかけた6年生の心にすっと届きます。
- 押さえたいポイント:true(本当の)、color(色)、beautiful(美しい)、afraid(こわい)など、気持ちや性質を表す語。比喩(色=その人らしさ)に触れられる
- 中学英語・英検に役立つポイント:afraid(こわい)は
be afraid ofの形で英検3級でもよく出る語、beautiful(美しい)は4級から3級まで使う基本の形容詞です。色を「その人らしさ」にたとえる比喩の感覚は、英検3級の長文で「言葉の裏の意味」を読み取る力の土台になります。気持ちを表す英語にやわらかく触れておけるのも、この曲のよさです - こんなふうに使ってみて:「自分の good color(いいところ)は何かな?」と話しながら聴くと、自己肯定の気持ちと英語が一緒に育ちます。歌詞の意味をかみくだいて伝えてあげると、内容の深さに気づけます
- 動画:True Colors / Cyndi Lauper 公式(YouTube)
あきらめない・前を向く歌:Keep Holding On / Avril Lavigne
「あきらめないで、そばにいるよ」と歌う、アヴリル・ラヴィーンの応援ソング。少しテンポのある曲ですが、サビが力強くくり返されるので、口ずさみやすいのが特徴です。卒業や進学という大きな一歩を前にした6年生の背中を、そっと押してくれます。
- 押さえたいポイント:hold on(持ちこたえる/あきらめない)、together(一緒に)など、前向きな表現。力強いサビで気持ちが上がる
- 中学英語・英検に役立つポイント:together や will(〜するつもり/未来)は中学英語・英検3級でも基本。未来を表す will は英検でも欠かせない文法で、「これからどうするか」を語る歌は、未来表現の感覚づくりにもなります。前向きなメッセージで英語に触れられるので、「英語=がんばれる」という気持ちが育ちます
- こんなふうに使ってみて:中学進学が近づいて少し不安そうなとき、応援ソングとして。サビだけでも一緒に歌えると、「英語で気持ちを表せた」という達成感につながります
- 動画:Keep Holding On / Avril Lavigne 公式(YouTube)
歌の正しい使い方——中学に向けて「歌詞を読む」を足す
ここまでは「どんな曲を選ぶか」をお話ししてきました。ここからは曲選びに加えて、その歌を家庭で「どう使うか」を少しだけ補足します。
5年生までの歌の使い方は、「字幕を見ながら聴く」「気に入った曲をくり返す」「自動再生を切って同じ曲をじっくり」「親子で一緒に楽しむ」が基本でした。6年生は、ここにもう一歩進んだ使い方を足していきます。それが、「歌詞を読む・意味を調べる・少しだけ自分でも使ってみる」です。これは、中学で本格的に始まる「読む・書く」への橋渡しになります。
具体的には、次のような使い方がおすすめです。まず、気に入った曲の歌詞を一度だけ読んでみる。歌詞はYouTubeの字幕機能で十分ですよ。
全部を完璧に訳す必要はありません。「知っている単語はどれかな」「くり返し出てくる言葉は何かな」と探すだけで十分です。次に、中心になるフレーズの意味だけを調べる。1曲につき1つか2つで構いません。最後に、そのフレーズを日常で一度だけ使ってみる。たとえば「Lean on me(頼っていいよ)」を、家族に英語でつぶやいてみる、くらいの軽さでOKです。
ここで気をつけたいのが、やりすぎないこと。「全部の単語を調べなさい」「歌詞を覚えて訳しなさい」とやってしまうと、楽しさが消えて、英語が「勉強」に戻ってしまいます。6年生の歌は、あくまで「楽しい」を土台にして、ほんの少し学習の要素を足すのがちょうどいいバランスです。
えいごの実では、文法を文法用語で教えるのではなく、「形」で覚えてもらうことを大切にしています。たとえば過去形なら「-ed がついた単語を見つける」、現在進行形なら「be動詞のあとに -ing がくっつく形」というように、用語を使わず、形ごと感覚に入れていく方法です。単語も1個ずつではなく、「夏休み=泳ぐ・海に行く・宿題をする」のように、場面ごとのグループで覚えてもらいます。歌は、この「形」や「グループ」を、楽しみながら自然に頭に入れてくれる教材なんです。「The Best Day」で過去の言い回しに耳を慣らし、歌詞を読んで「過去のことを言っている形」に気づく——それだけで、中学の過去形の授業がぐっとラクになります。
歌から英検へ——6年生は「小6で3級」の当事者

ここまで読んでくださった方の中には、「中学準備はわかったけれど、英検にもつながるの?」と思った方もいるはずです。つながります。むしろ6年生は、英語の歌と英検がいちばん直結する学年です。
英検指導の現場では、「小学6年生までに3級を目指す」を一つの目安にしています。小6で3級をとっておくと、中学の英語にスムーズに入っていけますし、その先で中2のうちに準2級・2級を目指す道も開けます。中学受験を考えるご家庭にとっても、3級は中学に上がる前に手にしておきたい一枚。5年生が「助走」の学年だとすれば、6年生はまさにその当事者。歌で作ってきた耳を、いまの英検3級リスニングに直接つなげられる年なんです。
では、歌で作った耳は、3級リスニングでどう役立つのでしょうか。英検3級のリスニングは、約25分で全30問。3つのパートに分かれていますが、そのうち第1部は、英文が1回しか流れません(第2部・第3部は2回)。1回で聞き取る集中力は、歌でくり返し英語の音を浴びてきた子ほど強くなります。また3級になると、ただ聞き取るだけでは足りません。会話や文の流れを理解して考える力が求められるんです。歌詞の意味を考えながら聴く練習(「Heal The World」で歌のメッセージを考える、など)が、この力にそのままつながります。
さらに、英検3級からは二次試験(面接)が加わります(5級・4級にはありません)。面接では、英文を声に出して読み、自分のことを英語で話します。歌で発音やリズムに親しみ、「将来の夢」「思い出」を英語で語る言い回しに触れてきた子は、この面接にもなじみやすいんです。
えいごの実が大切にしているのは、「焦らず・比べず・見守る」こと。歌は、点数を競うものではなく、英語を好きでいつづけるための入口です。「聞いてみたらわかった」「英語で言えた」という小さな成功体験を重ねることが、結局はいちばんの近道になります。歌で土台を作り、6年生のうちに3級へ——その流れを、無理なく作っていけます。
なお、英検3級・4級・5級の具体的な対策コンテンツは、このサイトでも順次公開していく予定です。歌で耳を作ったあとの「次の一歩」も、これから少しずつご案内していきます。
リスニングの伸ばし方をもっと知りたい方は小学生のリスニングの伸ばし方、動画も取り入れたい方は小学生の英語YouTubeおすすめ、家庭学習の全体像は小学生の英語 家庭学習のやり方もあわせてどうぞ。
よくある質問
- 6年生から英語の歌を始めても遅くないですか?
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遅くありません。6年生は語彙も理解力も伸びていて、むしろ歌の意味を考えながら聴ける学年です。低学年のように「メロディで楽しむ」のではなく、「中学英語の予習として使う」ことができます。中学英語が始まる直前の今こそ、歌で耳を作っておく価値があるんです。
- 歌は本当に中学英語の準備になりますか?
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なります。歌をくり返し聴くことで、英語特有の音のつながりやリズムが自然と身につきます。さらに6年生は、歌詞を読んで「過去形の形」「友情を表す言い回し」に気づくところまで進めるんです。中学の授業で同じ形に出会ったとき、「あ、あの歌だ」とつながる瞬間が必ず訪れます。
- 歌だけで英検3級は狙えますか?
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歌だけで合格、というわけにはいきません。歌はあくまで「耳」と「英語を好きでいる気持ち」を作る土台です。その土台の上に、3級向けの単語や文法、過去問の練習を重ねていくことで合格に近づきます。歌は最初の一歩として、とても効果的な入口だと考えてください。
- どのくらいの頻度で聴かせればいいですか?
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毎日少しずつが理想です。長時間まとめて聴くより、1日数分でも「同じ曲をくり返し」聴くほうが、音もフレーズも定着します。お風呂の前や食事のしたく中など、生活のすきま時間に流すと無理なく続けられます。
- 歌詞は覚えさせたほうがいいですか?
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無理に覚えさせる必要はありません。覚えるのは、子どもが自然に口ずさみたくなったときで十分です。それより肝心なのは、「楽しい」を保つこと。気に入ったフレーズの意味を1つか2つ調べてみる、サビだけ一緒に歌ってみる——そのくらいの軽やかさが、長く続けるコツです。
まとめ
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 6年生こそ歌が生きる。低学年の「メロディで楽しむ歌」から、「中学英語の予習として使う歌」へ役割が変わる、中学直前の最後の助走の学年です。
- 授業・教科書のテーマと連動させる。「将来の夢」には I Have A Dream、「思い出」には The Best Day、「世界の文化」には Heal The World。授業と同じテーマの歌が、理解を深め合います。
- 5年生より一段大人びた洋楽を。友情の Lean on Me、自分らしさの True Colors、前を向く Keep Holding On。卒業を控えた6年生の心に響き、世界の英語教育の現場でも選ばれてきた曲たちです。
- 「歌詞を読む」を足す。聴くだけでなく、歌詞を読み、中心のフレーズの意味を調べ、少しだけ使ってみる。中学の「読む・書く」への橋渡しになります。やりすぎず、楽しさを土台にするのがコツです。
- 6年生は「小6で3級」の当事者。歌で作った耳は、1回しか流れない3級リスニング第1部の集中力や、3級から加わる面接にも直結します。焦らず・比べず・見守りながら、歌から英検3級へ無理なくつなげていきましょう。
中学という大きな一歩の、ちょうど手前。お子さんの好きな1曲から、英語の世界をもう一段広げてあげてください。

