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小学生の英語で使える質問100|学校でも英検にもつながるフレーズ集

小学生の英語で使える質問100|学校でも英検にもつながるフレーズ集

「英語の質問は、答えるよりも自分から聞くほうが難しい」——お子さんの英語を見ていて、そう感じたことはありませんか。How are you? と聞かれれば I'm good. と答えられるのに、いざ自分から何かを尋ねようとすると言葉が出てこない。これは日本の小学生にとてもよくあることです。学校でも教材でも「聞かれて答える」練習が中心で、「自分から質問する」機会は少ないからです。

でも、質問には決まった型があります。型をいくつか覚えて、後ろの言葉を入れ替えるだけで、聞きたいことの多くは言えるようになります。

この記事では、小学生が英語で使える質問を、あいさつ・学校・遊び・気持ちなど場面別に100フレーズ集めました。すべて「質問」と「答えの例」をセットにしているので、親子でそのまま練習できます。家庭での覚え方のコツまで、まるごと解説します。

目次

まず覚えたい「質問のかたち」

100個のフレーズをいきなり覚える必要はありません。最初にやることは、質問の「かたち(型)」を数えるほど少なく押さえておくことです。じつは小学生が使う質問の多くは、次の6つの型から作れます。

  • Do you 〜?(〜が好き? 〜する?)
  • What 〜?(何?)
  • How 〜?(どう? どのくらい?)
  • Can you 〜?(〜できる? 〜してくれる?)
  • Where 〜?(どこ?)
  • When 〜?(いつ?)

たとえば「Do you 〜?」の後ろに like soccer(サッカーが好き)を置けば Do you like soccer?have a pet(ペットを飼っている)を置けば Do you have a pet? になります。型はそのままで、後ろの言葉を入れ替えるだけ。これが質問を量産するいちばんラクなやり方なんです。

もう一つ、覚えておきたいのが be動詞の質問です。Are you 〜?(〜?)や Is it 〜?(それは〜?)は、Are you hungry?(お腹すいた?)や Is it good?(おいしい?)のように、毎日の会話で大活躍するとても便利な形ですよ。この6つの型に be動詞の質問を足せば、小学生の会話で使う質問はぐっと広くカバーできます。表には Can I 〜?(してもいい?)や Did you 〜?(〜した?)も出てきますが、まずはこの基本の形から押さえていきましょう。

えいごの実のレッスンでは、単語を1個ずつバラバラに覚えるのではなく、フレーズを「ひとかたまり」で覚えることを大切にしています。たとえば「weekend(週末)」という単語なら、play with my friends(友達と遊ぶ)go to the park(公園に行く)do my homework(宿題をする)というように、関連する動きをセットで覚えていく。そうすると、主語の I をつけるだけで I play with my friends. と文が完成します。

質問もこれと同じ考え方です。Do you だけ、What だけを単語として覚えるのではなく、Do you like 〜? What is your favorite 〜? のように、よく使う形をまるごとひとかたまりで覚えてしまう。型がかたまりで体に入っていれば、あとは中身を入れ替えるだけで、聞きたいことがどんどん言えるようになっていきます。

まずはこの基本の型から。100個は、型を覚えたあとに少しずつ増やしていけば大丈夫です。

場面別・英語の質問フレーズ100【早見表】

ここからは、小学生が英語で使える質問を8つの場面に分けて、合計100フレーズご紹介します。すべて「質問」「答えの例」「意味」をセットにしているので、見たまま親子で練習できます。似ている質問が並ぶところには「似ているけど、こう違う」メモを添えました。訳すと同じに見える質問でも、相手や場面で使い分けがあるからです。難しい言い回しは入れず、学校でそのまま使える平易な英語にしぼっています。

1. あいさつ・調子(10フレーズ)

会話の入り口になる、いちばん使う場面です。朝に友だちと会ったとき、レッスンや授業のはじめの一言に。毎日くり返し使えるので、最初に体へ入れておくと効果的です。

質問答えの例意味
How are you?I’m good.元気? / 元気だよ
How’s it going?Pretty good.調子どう? / まあまあだよ
How was your day?It was fun.今日どうだった? / 楽しかった
How was school?It was great.学校どうだった? / すごくよかった
How are you doing?I’m doing well.元気にしてる? / 元気だよ
What’s up?Nothing much.調子どう? / 特に何も
Did you have fun?Yes, a lot!楽しかった? / うん、すごく!
Did you sleep well?Yes, I did.よく眠れた? / うん、眠れたよ
How was your weekend?It was nice.週末どうだった? / よかったよ
Are you ready?Yes, I’m ready.準備できた? / うん、できたよ

似ているけど、こう違う:「How are you?」「How’s it going?」「What’s up?」 訳すとどれも「調子どう?」ですが、相手と軽さが違います。

  • How are you? ── いちばんていねいで万能。先生にも初対面の人にも使える基本形。迷ったらこれ。
  • How’s it going? / How are you doing? ── もう少しくだけた、友だち向けの言い方。意味はほぼ同じ。
  • What’s up? ── いちばんカジュアル。じつは体調ではなく「最近どう?/よお」に近く、答えも I'm fine. ではなく Nothing much.(特に何も)と近況で返すのが自然です。

2. 自己紹介・相手を知る(15フレーズ)

初対面やクラス替えのあとに大活躍する場面。名前・年齢・好きなものを聞ければ、すぐに友だちと打ち解けられます。

質問答えの例意味
What’s your name?I’m Ken.名前は? / ケンだよ
How old are you?I’m nine.何歳? / 9歳だよ
Where are you from?I’m from Japan.出身はどこ? / 日本だよ
What grade are you in?I’m in third grade.何年生? / 3年生だよ
When is your birthday?It’s in May.誕生日はいつ? / 5月だよ
Do you have any brothers?Yes, one brother.兄弟いる? / うん、1人
Do you have any sisters?No, I don’t.姉妹いる? / ううん、いないよ
What’s your favorite color?I like blue.好きな色は? / 青が好き
What’s your favorite subject?I like science.好きな教科は? / 理科が好き
Can you speak English?A little.英語話せる? / 少しね
Where do you live?I live in Tokyo.どこに住んでるの? / 東京だよ
What’s your favorite animal?I like dogs.好きな動物は? / 犬が好き
Do you have a pet?Yes, a cat.ペット飼ってる? / うん、猫を
What’s your hobby?I like drawing.趣味は? / 絵を描くこと
Nice to meet you!Nice to meet you, too.はじめまして! / こちらこそ

似ているけど、こう違う:「Where are you from?」と「Where do you live?」

  • Where are you from? ── 「出身はどこ?」。生まれた国や町をたずねる質問です。
  • Where do you live? ── 「今どこに住んでいる?」。今の住まいをたずねる質問。引っ越していれば、from と live の答えは別になります。

ちいさなコツ:「Do you have any 〜?」と「Do you have a 〜?」 数えられるものが「いる/いないか」をざっくり聞くときは any+複数(any brothers)、1つあるかを聞くときは a+単数(a pet)。どちらも「〜いる?/持ってる?」という意味です。

3. 学校・授業(15フレーズ)

授業中に「あれ、どうするんだっけ?」となったとき、英語でサッと聞ければ授業についていけます。先生やALTの先生とのやり取りでも使えます。

質問答えの例意味
What page?Page ten.何ページ? / 10ページ
How do you say this in English?It’s “apple.”これ英語で何て言う? / 「apple」だよ
What does this word mean?It means “big.”この単語どういう意味? / 「大きい」だよ
What’s the homework?It’s page five.宿題は何? / 5ページだよ
Did you do your homework?Yes, I did.宿題やった? / うん、やったよ
What time is the next class?At eleven.次の授業は何時? / 11時
How do you spell it?A-P-P-L-E.つづりは? / A-P-P-L-E
What’s the answer?It’s number two.答えは? / 2番だよ
Is this right?Yes, it’s right.これで合ってる? / うん、合ってる
What are we doing today?We’re reading.今日は何をするの? / 音読だよ
Where is my textbook?It’s in your bag.教科書どこ? / かばんの中だよ
What subject is next?It’s math.次の教科は? / 算数だよ
Did you bring your pencil?Yes, I did.えんぴつ持ってきた? / うん
What’s today’s date?It’s the fifth.今日は何日? / 5日だよ
Where do I write my name?At the top.名前どこに書くの? / 上のほうだよ

似ているけど、こう違う:「How do you say this in English?」と「What does this word mean?」 向きが逆の質問です。

  • How do you say this in English? ── 言いたい日本語が先にあって、「これって英語で何て言う?」と英語を教えてもらう質問。
  • What does this word mean? ── 目の前に英単語があって、「この単語どういう意味?」と日本語の意味を教えてもらう質問。

ちいさなコツ:「How do you say it?」と「How do you spell it?」 say は「言い方(口に出して何と言うか)」、spell は「文字のつづり」。「何て言うの?」と「どうつづるの?」を分けて聞けると、先生への質問がはっきりします。

4. 遊び・趣味・好きなもの(15フレーズ)

子ども同士の会話でいちばん盛り上がる場面。「いっしょに遊ぼう」と誘ったり、好きなものを聞き合ったりするフレーズです。

質問答えの例意味
Do you like soccer?Yes, I do.サッカー好き? / うん、好き
What do you want to play?Let’s play tag.何して遊ぶ? / 鬼ごっこしよう
Can you play the piano?Yes, a little.ピアノ弾ける? / うん、少し
What’s your favorite sport?I like baseball.好きなスポーツは? / 野球が好き
Do you want to play with me?Yes, let’s play!いっしょに遊ぶ? / うん、遊ぼう!
What game do you like?I like cards.どんなゲームが好き? / トランプが好き
Can you ride a bike?Yes, I can.自転車乗れる? / うん、乗れる
Do you like music?Yes, I love it.音楽好き? / うん、大好き
What do you do after school?I play outside.放課後は何してる? / 外で遊ぶ
Do you like video games?Yes, I do.ゲーム好き? / うん、好き
What’s your favorite movie?I like cartoons.好きな映画は? / アニメが好き
Do you want to come over?Yes, thank you!うちに来る? / うん、ありがとう!
Let’s play together.OK, sounds good!いっしょに遊ぼう。 / いいね!
Can I join you?Sure, come on!混ぜて? / いいよ、おいで!
What do you do on weekends?I play with friends.週末は何してる? / 友だちと遊ぶ

似ているけど、こう違う:「Do you like 〜?」と「What’s your favorite 〜?」

  • Do you like soccer? ── 「サッカー好き?」と、はい・いいえで答える広い質問。きっかけ作りに便利。
  • What’s your favorite sport? ── 「いちばん好きなスポーツは?」と、たくさんの中から1つにしぼってもらう質問。会話を一歩深めたいときに。

似ているけど、こう違う:誘うときの3つの言い方

  • Do you want to play with me? ── 「いっしょに遊ぶ?」と相手の気持ちをたずねる誘い方。
  • Let’s play together. ── 「いっしょに遊ぼう」と前向きにさそう言い方。
  • Can I join you? ── すでに遊んでいる輪に「混ぜて?」と入れてもらう言い方。

5. 日常・家庭(15フレーズ)

おうちで親子の「質問ごっこ」にそのまま使える、生活まわりのフレーズです。日本語で言っている内容を英語に置き換えるだけなので、いちばん取り入れやすい場面でもあります。

質問答えの例意味
What time is it?It’s three.今何時? / 3時だよ
Are you hungry?Yes, a little.お腹すいた? / うん、少し
Are you thirsty?Yes, I am.のど渇いた? / うん
What day is it today?It’s Monday.今日は何曜日? / 月曜だよ
What’s the weather like?It’s sunny.天気はどう? / 晴れだよ
Is it cold today?Yes, a little.今日寒い? / うん、少し
What are you doing?I’m reading.何してるの? / 本読んでる
Where are you going?I’m going home.どこ行くの? / 家に帰るの
Can I watch TV?Yes, you can.テレビ見てもいい? / うん、いいよ
What’s for dinner?It’s curry.夕飯何? / カレーだよ
Are you tired?Yes, a little.疲れた? / うん、少し
Is it time to go?Yes, let’s go.もう行く時間? / うん、行こう
Where is my bag?It’s by the door.かばんどこ? / ドアのそばだよ
What time do you go to bed?At nine.何時に寝る? / 9時だよ
Did you brush your teeth?Yes, I did.歯みがいた? / うん、みがいたよ

似ているけど、こう違う:「What time is it?」「What day is it?」「What’s the date?」 時間の聞き方は、何をたずねるかで言葉が変わります。

  • What time is it? ── 「今何?」=時刻。
  • What day is it (today)? ── 「今日は何曜日?」=曜日。
  • What’s the date? / What’s today’s date? ── 「今日は何?」=日付。(date は3の表にも出てきます)

6. 食べ物(10フレーズ)

給食やおやつ、レストランなど、毎日くり返し出てくる場面。好き嫌いや感想を伝え合えると会話がはずみます。

質問答えの例意味
Do you like apples?Yes, I love them.りんご好き? / うん、大好き
Is it good?It’s delicious.おいしい? / すごくおいしい
What do you want to eat?I want pizza.何食べたい? / ピザがいい
Do you like vegetables?Yes, I do.野菜好き? / うん、好き
What’s your favorite food?I like ramen.好きな食べ物は? / ラーメンが好き
Are you full?Yes, I’m full.お腹いっぱい? / うん、いっぱい
Do you want some more?No, thank you.もっといる? / ううん、大丈夫
Can I have some water?Sure, here you are.お水もらえる? / どうぞ
What would you like?I’d like juice.何にする? / ジュースがいいな
Is it spicy?A little.辛い? / 少しね

似ているけど、こう違う:「What do you want to eat?」と「What would you like?」

  • What do you want to eat? ── 「何食べたい?」とふだん使いのカジュアルな聞き方。家族や友だちに。
  • What would you like? ── 「何になさいますか?」に近い、ていねいな聞き方。お店の人が使ったり、お客さんにすすめたりするときに。答えも I'd like 〜.(〜がいいな)とていねいに返します。

7. 気持ち・体調(10フレーズ)

相手の様子を気づかうフレーズ。答えには気持ちがそのまま表れます。気持ちを表す英語をもっと知りたいときは、気持ちを表す英語のフレーズ集もあわせて読んでみてください。

質問答えの例意味
How do you feel?I’m happy.気分どう? / うれしい
Are you OK?I’m tired.大丈夫? / 疲れてるんだ
Are you sad?No, I’m fine.悲しいの? / ううん、平気
What’s wrong?I have a cold.どうしたの? / 風邪をひいたんだ
Are you happy?Yes, very happy!うれしい? / うん、とっても!
Are you angry?No, I’m not.怒ってる? / ううん
Do you feel sick?A little.気分悪い? / 少しね
Are you excited?Yes, I am!わくわくしてる? / うん!
Are you scared?No, I’m OK.こわい? / ううん、平気
Are you nervous?A little.緊張してる? / 少しね

似ているけど、こう違う:「How do you feel?」「Are you OK?」「What’s wrong?」

  • How do you feel? ── 「気分はどう?」と、ふつうに様子をたずねる中立の質問。
  • Are you OK? ── 「大丈夫?」と、相手を心配してかける言葉。元気がなさそうなときに。
  • What’s wrong? ── 「どうしたの?」と、何か困ったことがありそうなときにたずねる質問。

8. お願い・確認(授業で)(10フレーズ)

「もう一度言って」「手伝って」など、困ったときに使える丁寧なお願いのフレーズ。これが言えると、分からない場面でも黙り込まずにすみます。

質問答えの例意味
Can you help me?Sure.手伝ってくれる? / いいよ
Can you say that again?Of course.もう一度言ってくれる? / もちろん
Can I ask a question?Yes, go ahead.質問してもいい? / どうぞ
Can you speak slowly?Sure, no problem.ゆっくり話してくれる? / いいよ
Can I try?Yes, please try.やってみてもいい? / うん、どうぞ
Can you show me?Sure, like this.やって見せてくれる? / こうだよ
One more time, please?OK, here it is.もう一回お願い? / いくよ
Can you wait a minute?Sure.ちょっと待ってくれる? / いいよ
Can I borrow your eraser?Sure, here you are.消しゴム借りてもいい? / どうぞ
May I come in?Yes, please.入ってもいいですか? / どうぞ

似ているけど、こう違う:「Can you 〜?」と「Can I 〜?」 英語の Can は場面で3つの意味になります。ここを押さえると一気に使い分けられます。

  • Can you 〜?(してくれる?) ── 相手にお願いする言い方。Can you help me?(手伝ってくれる?)
  • Can I 〜?(してもいい?) ── 自分がやっていいか許可をもらう言い方。Can I ask a question?(質問してもいい?)
  • Can you 〜?(できる?) ── 「できるかどうか」をたずねる使い方もあります。Can you ride a bike?(自転車乗れる?=4の表)。同じ Can you でも、場面で「してくれる?」と「できる?」を読み分けます。

ひとつ足すと、May I 〜?Can I 〜? のていねい版(May I come in?=入ってもいいですか?)、Can I have 〜? は「〜をもらえる?」というお願いです。

似ているけど、こう違う:「Can you say that again?」と「One more time, please?」 どちらも「もう一度」。Can you say that again? はきちんとした質問の形、One more time, please? はそれを短くしたカジュアルなお願いです。

これで合計100フレーズです。全部を一度に覚えようとせず、お子さんがよく使う場面のグループから始めるのがおすすめです。似た質問で迷ったら、各グループの「似ているけど、こう違う」メモに戻ってみてください。

学校の授業ですぐ使える質問

100フレーズの中でも、いちばん「今日から使える」のが学校の授業で使う質問です。外国語の授業やALTの先生とのやり取りで、次のような質問が言えると、分からないまま固まってしまう時間がぐっと減ります。

  • Can I 〜?(〜してもいい?)── Can I go to the bathroom?
  • How do you say 〜 in English?(〜って英語で何て言うの?)── 言いたい日本語が英語で分からないときの万能フレーズ
  • What page?(何ページ?)── 聞き逃したときにすぐ使える
  • Can you say that again?(もう一度言ってくれる?)── 聞き取れなかったときの定番

ポイントは、完璧な発音や長い文を目指さないこと。What page? のように短くても、ちゃんと質問として通じます。まずは「黙らずに聞き返せる」状態を作ってあげることが、授業での自信につながります。

学校での英語がこれからどう進んでいくのか、全体像が気になる方は小学生の英語のテスト・授業の進み方もあわせて読んでみてください。

英検の会話・面接にもつながる質問

「学校で使う質問が、英検にも役立つの?」と思われるかもしれません。じつは、ここが英検とつながる大事なポイントなんです。

英検のリスニングでは、「質問」と「その答え」のやり取りを聞いて答える問題がよく出ます。つまり、ふだんから質問と答えをセットで耳にしている子は、リスニングの土台がすでにできているということ。さらに英検3級からは対面の面接(二次試験)があり、面接官の質問に英語で答えていく形式になります。質問のやり取りに慣れていることが、そのまま強みになるんです。

じつは英検5級では、what how where when といった疑問詞が、筆記・リスニングの多くの問題で繰り返し問われる、とても重要な文法です。質問の型を覚えておくことは、そのまま英検対策の土台になります。

具体的にどこでつながるのか、少しだけ。英検5級・4級の筆記では「会話の空欄に合う応答を選ぶ問題(大問2)」が出ます。この記事の「質問→答え」のセットが、そのまま会話の流れをつかむ練習になります。リスニングでも、短いやり取りを聞いて応答を選ぶ問題がよく出ます。さらに、ここで扱う場面(自己紹介・学校・遊び・食べ物・天気など)は、英検5級で出題される話題ともほとんど重なります。

そして3級の面接では、受験者自身のことをたずねる質問が出ます。聞かれるのは名前ではなく、What's your favorite sport?(好きなスポーツは?)What do you do on weekends?(休日は何をする?)What time do you go to bed?(何時に寝る?)のような、好きなものや毎日の過ごし方です。これは、この記事の「遊び・趣味」や「日常・家庭」で練習する質問とそのままつながります。自己紹介や好きなものの質問に慣れておくと、いざ面接対策を始めたときに「これ、答えられる」からスタートできるんです。なお、面接の最初のあいさつでは名前もたずねられるので、What's your name? も知っておくと安心です。

えいごの実では、質問は必ず「答えとセット」で覚えてもらっています。質問の形が分かると、その裏返しで答えの形も見えてくるからです。たとえば How many pencils? と聞かれたら、Two. と単語だけで終わらせず、I have two pencils. のように文の形で返す。質問と答えを一組で練習しておくと、面接のような「聞かれて答える」場面でもあわてずにすみます。

なお、英検の級ごとにスピーキングの扱いは違います。対面の面接(二次試験)があるのは3級からで、5級・4級は録音式のスピーキングテスト(別日のWeb受験)で、一次試験の合否には直接ひびきません。級によって形式が違うので、ここは混同しないようにしておきましょう。

ちなみに、質問への答えには気持ちがそのまま出ます。How are you?I'm happy. と返すように。気持ちを表す言い方をもっと知っておくと面接でも答えやすくなるので、気持ちを表す英語の言い方も役に立ちますよ。

家庭での覚え方

100フレーズを覚えるといっても、机に向かって暗記する必要はありません。いちばん役立つのは、おうちでの「くり返し」です。

えいごの実のレッスンで大事にしているのは、フレーズを場面ごとにグループ化して、対話の中でくり返すこと。バラバラに覚えるより、「この場面ではこの質問」とまとまりで体に入れたほうが、必要なときにスッと出てきます。

家庭で取り入れやすいのが、1日1往復の「質問ごっこ」です。たとえば朝なら How are you?I'm good.、おやつのときなら Do you like apples?Yes, I do. のように、その場面に合った質問を1つだけ親子で言い合う。たった1往復でも、毎日続けると質問が口ぐせになっていきます。これが、家庭学習でいちばん続けやすい方法ですよ。

歌で耳から入れたい場合は小学生におすすめの英語の歌、書いたり選んだりして反復したい場合は小学生の英語プリント・クイズも組み合わせると、飽きずに続けられます。

よくあるご質問

小学生の英語の質問について、保護者の方からよくいただく質問にお答えします。

質問フレーズを使った「話す」練習を含む家庭学習のやり方まとめもあわせてどうぞ。

単語は知っているのに、質問の形にすると言葉が出てきません。どうすれば?

それは「型」をまだ覚えていないサインです。Do you 〜? What 〜? のような質問の型を先に数個だけ覚えて、後ろの言葉を入れ替える練習から始めてみてください。単語をつなげて文を作ろうとするより、型ごとひとかたまりで覚えるほうが、ぐっとラクに質問が言えるようになります。

発音が不安です。通じるのか心配で…

完璧な発音でなくても、質問は十分通じます。What page? のように短いフレーズなら、なおさら伝わりやすいです。発音を気にして黙ってしまうより、間違っても声に出して聞いてみる経験のほうが、ずっと力になります。

100フレーズも、本当に覚えられますか?

一度に覚える必要はありません。8つの場面のうち、お子さんがよく使うグループ(あいさつや学校など)から1つずつ始めれば大丈夫です。場面でまとめて覚えると記憶に残りやすいので、結果的に100フレーズへ無理なく広がっていきます。

覚えた質問は、いつ使わせればいいですか?

まずはおうちで。朝の How are you?、食事の Are you hungry? など、生活の中で1日1往復の「質問ごっこ」をするのがおすすめです。家で言い慣れたフレーズは、学校でも自然に口から出るようになります。

これって、英検にもつながりますか?

つながります。英検のリスニングは質問と答えのやり取りを聞き取る形式が中心で、3級からは面接で質問に答える試験もあります。質問と答えをセットで覚えておくと、その土台がそのまま英検で生きてきます。

質問できるようになっても、会話がそこで止まってしまいます。

聞いて終わりにせず、相手の答えに And you?(あなたは?)や How about you?(あなたはどう?)と聞き返すと、会話のキャッチボールが続きます。理由を知りたいときは Why?(どうして?)、同じだと思ったら Me too!(わたしも!)と返すだけでも十分です。質問は“返す”ことで会話になります。

まとめ

小学生の英語の質問は、丸暗記ではなく「使える形」で身につけることが大切です。この記事のポイントを振り返ります。

  1. 100個を一度に覚えない。 まず Do you 〜? What 〜? などの質問の型を数個押さえる。
  2. 型はひとかたまりで覚える。 後ろの言葉を入れ替えるだけで、聞きたいことが量産できる。
  3. 質問と答えはセットで。 答えまで覚えておくと、聞かれたときもすぐ返せる。
  4. 場面でグループ化する。 あいさつ・学校・遊びなど、よく使う場面から少しずつ広げる。
  5. 家庭で1日1往復。 「質問ごっこ」のくり返しが、学校での自信につながる。
  6. 学校から英検へ。 学校で使う質問は、英検のリスニングや面接(3級から)にもそのままつながる。

まずは身近な場面の質問を1つ、今日の親子の会話に取り入れてみてください。小さな1往復の積み重ねが、英語で質問できる小学生を育てていきます。もしお子さんが英語そのものに苦手意識を持ちはじめているなら、小学生が英語を嫌いになる理由と家庭での接し方もあわせてどうぞ。

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この記事を書いた人

「えいごの実」は、アメリカ・アリゾナ大学で特別支援教育(Special Education and Rehabilitation)を専攻し、大学院ではギフテッド教育の研究にも携わってきた管理人が、2014年に開校した小学生専門の英語教室です。マンツーマン個別指導を11年続け、小学生で英検5級から準2級に合格した生徒さんは累計20名(2014-2020年累計)、長期通塾の方では英検準1級+TOEIC 800以上で慶應義塾大学に進まれた方もいらっしゃいます。

このサイトでは、教室で蓄積してきたレッスンのノウハウや考え方を、すべて無料で公開していきます。練習問題をもっと使い込みたいご家庭向けには、教室で実際に使ってきた実教材PDFを別途ご用意しています。発達特性のあるお子さんへのアプローチも、米国での研究と現場の経験をもとにお届けします。

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