「子どもに英語の歌を聞かせたいけど、何から始めればいいんだろう」「小学生のうちに、どんな曲を聞かせると中学英語につながるのかな」——そんなふうに悩んでいるお父さん・お母さんは、きっと多いはず。
英語の歌は、楽しみながら自然と英語のリズム・発音・語彙が身につく、家庭学習で一番取り入れやすい教材です。特に小学生のうちから歌に触れておくと、中学英語のスタートが驚くほどラクになります。
この記事では、小学校1年生から6年生まで、学年別に厳選した英語の歌23曲をご紹介します。それぞれの曲について「どんな英語の力が育つか」「中学英語のどの単元につながるか」「英検5級・4級にどう役立つか」まで、英検の実際の出題範囲データに基づいて具体的に解説しているので、お子さんの学年や目標に合った曲がきっと見つかります。
小学生から英語の歌を聞く4つのメリット
英語の歌を家庭学習に取り入れると、どんないいことがあるんでしょうか。主なメリットを4つご紹介します。

1. リスニング力の土台ができる
リスニング力が一番伸びるのは、実は小学生の時期なんです。フランスの耳鼻咽喉科医アルフレッド・トマティス博士の研究によると、日本語と英語では言語として優先的に使われる周波数帯が違い、日本語は1500ヘルツ以下、英語は2000ヘルツ以上が中心とされています(参考:ENGLISH JOURNAL「トマティスメソッド」)。小学生のうちに英語の音をたくさん聞いておくと、中学校以降に「全然聞き取れない」と苦労するリスクをぐっと減らせます。
実は、えいごの実のレッスンでも、英検対策は「まずリスニングから始める」を原則にしています。文法から入ると「難しそう」と身構えてしまう子も、リスニングなら「聞いてみたら分かった!」という最初の小さな成功体験を作りやすいから。歌で耳を慣らしておくことは、その第一歩としてとても効果的です。
2. 発音とリズム感が自然と身につく
英語特有の音のつながり(リエゾン)やイントネーションは、文法を勉強するよりも、歌を繰り返し聴くほうが圧倒的に習得しやすいんです。ハーバード医科大学の神経科学者デイヴィッド・シルバースワイグ博士によると、音楽は脳の側頭葉(音の高さやリズムを処理する部位)を含む複数の領域を活性化し、聞いたメロディは長期記憶として脳に刻まれていくと報告されています(参考:Harvard Medical School “Music and the Brain”)。
3. 単語やフレーズが記憶に残りやすい
リズミカルなメロディに乗せて何度も歌われる単語は、教科書を眺めるのとは比べものにならないくらい記憶に残ります。「あの歌に出てきたな」と中学校の授業で気づく瞬間が、お子さんに必ず訪れますよ。
4. 英語への抵抗感がなくなる
「勉強」じゃなくて「音楽」だから続けられる、というのは歌の最大の魅力。英語が苦手な子でも、好きなメロディなら自然と口ずさんで、英語へのハードルがどんどん下がっていきます。
学年別・英語の歌の選び方
小学生といっても、1年生と6年生では発達段階も興味も大きく違います。学年別に、選曲のポイントを整理しました。

低学年(1〜2年生):メロディと動きで楽しむ
低学年のお子さんは、意味を理解するよりも、メロディや動作で楽しむことが大事です。手遊びをしたり、体を動かしながら歌える曲、繰り返しの多い童謡が向いています。歌詞の意味を完璧にわからせようとせず、「英語の音に親しむ」ことだけを目標にしてみてください。
中学年(3〜4年生):学校英語の単元と連動させる
3年生から学校で外国語活動が始まります。色・数・動物・気持ちなど、学校で習う基本語彙が含まれた歌を選ぶと、授業の予習・復習にもなって一石二鳥です。歌に出てくる「happy」「excited」のような気持ちを表す英語は、12個から順番に整理しているので、あわせてどうぞ。
3年生のお子さんには、外国語活動の入口にあわせて選んだ英語の歌 小学3年生編もおすすめです。はじめての英語を、歌で楽しくスタートできます。
4年生のお子さんには、学校の外国語活動と連動した選曲をまとめた英語の歌 小学4年生編が参考になります。
なお、2027年からは3〜4年生から英検に挑戦できる時代も来ます。この時期に英語の歌で耳を作っておくと、新設級にもスムーズに入っていけます。
高学年(5〜6年生):中学英語につながる名曲を
5年生から英語が「教科」になり、6年生はもうすぐ中学校。この時期は、中学校の教科書にも掲載される名曲を聞かせておくと、中学英語のスタートで「あ、これ知ってる!」という強い味方になります。少し難易度の高い曲も、サビだけでも歌えれば十分ですよ。
【低学年向け】小学1〜2年生におすすめの英語の歌6選

1. ABC Song
英語学習の入り口として一番有名な、アルファベットを覚える定番ソング。日本語版とアメリカ版でリズムが少し違って、アメリカ版では「LMNOP」を「エレメノピー」とつなげて発音するのが特徴です。
- 押さえたいポイント:アルファベット26文字を順番に覚えられる、英語のリズムに自然と慣れる
- 英検に役立つポイント:英検5級リスニング第1部では、絵を見ながら短い英語の会話を聞いて答えを選ぶ問題が出ます。歌で英語の音をたくさん聞いておくと、初めて試験の英語を耳にしたときも「英語の音だ」と自然に受け入れられて、試験への心理的なハードルがぐっと下がります
- こんなふうに使ってみて:お風呂や寝る前のルーティンに組み込むと、気づいたら歌えるようになっています
- 動画:The Alphabet Song / Super Simple Songs 公式(YouTube)
2. Twinkle Twinkle Little Star(きらきら星)
ABC Songと同じメロディで歌える、世界中で愛される童謡。シンプルな単語と韻を踏むリズム(starとare、highとskyなど)が、英語特有の音感を育ててくれます。
- 押さえたいポイント:基本単語(star, sky, world, high)、ライミング(韻を踏む感覚)
- 英検に役立つポイント:「sky(空)」「world(世界)」は英検5級の頻出単語、「star(星)」は4級の頻出単語です。5級リスニング第3部では、天気を表す英文がよく出題されます。歌で耳に残っていると、5級本番で一瞬で意味が浮かぶだけでなく、4級に進む時にもアドバンテージになります
- こんなふうに使ってみて:子守唄として使うと、自然に英語の発音が耳に染み込みます
- 動画:Twinkle Twinkle Little Star / Super Simple Songs 公式(YouTube)
3. Head, Shoulders, Knees and Toes
頭・肩・ひざ・つま先と、体の部位を歌いながら触る手遊び歌。動作と単語が直結するので、体で覚えられる究極の暗記ソングです。
- 押さえたいポイント:体の部位の名前(head, shoulders, knees, toes, eyes, ears, mouth, nose)
- 英検に役立つポイント:体の部位は英検5級リスニング第3部の頻出カテゴリとして明確に位置づけられています。foot, ear, shoulder などは5級必修単語。たとえば絵を見て「The girl is touching her shoulders.」のような英文を選ぶ問題で、歌で覚えた単語が瞬時に絵と結びつきます
- こんなふうに使ってみて:親子で動作を真似しながら歌うと盛り上がります。テンポをだんだん速くするゲームにすると、子どもが大喜びします
- 動画:Head Shoulders Knees And Toes / Super Simple Songs 公式(YouTube)
4. If You’re Happy and You Know It(幸せなら手をたたこう)
日本語版と同じメロディで、歌詞も覚えやすい定番中の定番。「Clap your hands(手をたたいて)」「Stomp your feet(足をふみならして)」という命令形の表現が繰り返し登場します。
- 押さえたいポイント:感情を表す形容詞(happy)、命令形(clap your hands, stomp your feet)
- 英検に役立つポイント:命令形は英検5級ではほぼ毎回、4級でも頻出の最重要文法のひとつです。「Open your book.」「Sit down, please.」のような命令文の意味を選ぶ問題で、歌でリズムが体に入っていると瞬時に動作と意味が結びつきます。happy も5級頻出形容詞で、感情を表す英文のイラスト問題で繰り返し登場します
- こんなふうに使ってみて:「clap your hands」を「tap your toes」「shake your head」など別の動作に変えてアレンジすると、語彙がどんどん広がります
- えいごの実のレッスンの観点から:命令形は5級・4級でほぼ毎回出題される最重要文法ですが、えいごの実では小さなお子さんに「命令形」という文法用語は教えません。「動詞から始まる形=相手に何かをさせる形」として、形ごとそのまま覚えてもらいます。「Clap your hands(動詞clapから始まる)」「Stomp your feet(動詞stompから始まる)」のリズムが体に入っていれば、試験で「Open your book.」を見た瞬間に「あ、あの形だ」とわかる。文法用語ゼロで、感覚として身につくんですよ
- 動画:If You’re Happy / Super Simple Songs 公式(YouTube)
5. The Wheels on the Bus
バスのタイヤがぐるぐる回る様子を歌う、明るい童謡。乗り物好きの子どもに大人気で、繰り返しのフレーズが多くて覚えやすいのが特徴です。
- 押さえたいポイント:身近な乗り物の名前(wheels, bus)、街にあるもの、繰り返し表現
- 英検に役立つポイント:乗り物や街にあるものの名前は5級頻出語彙の中心です。「bus」「car」「station」「park」などは、5級リスニング第3部のイラスト問題でよく登場します。歌で「bus」の音が耳に焼き付いていると、絵を見た瞬間に答えが浮かぶようになります
- こんなふうに使ってみて:車でのドライブ中にかけ流すと、移動時間が英語学習タイムになります
- 動画:The Wheels On The Bus / Super Simple Songs 公式(YouTube)
6. Old MacDonald Had a Farm
おじいさんの農場にいるたくさんの動物が登場する歌。動物の名前と鳴き声を英語で覚えられます。
- 押さえたいポイント:動物の名前と鳴き声(cow-moo, duck-quack, pig-oink, sheep-baa)、農場の風景
- 英検に役立つポイント:動物の名前(dog, cat, sheep, pig など)は5級・4級でよく登場する基本語彙で、5級リスニング第3部のイラスト問題にも登場することがあります。家畜の鳴き声と一緒に動物名が体に入っていると、絵を見た時に音とイメージがすぐつながります。また、タイトルの「had(過去形)」や「farm」は4級の重要要素にもなっています
- こんなふうに使ってみて:動物の写真や絵本を見せながら歌うと、視覚と聴覚で記憶がしっかり定着します
- 動画:Old MacDonald Had A Farm / Super Simple Songs 公式(YouTube)
【中学年向け】小学3〜4年生におすすめの英語の歌7選

中学年は単語が一気に増える時期。えいごの実のレッスンでは、単語を1個ずつ覚えるのではなく「グループで覚える」指導をしています。たとえば「weekend(週末)」なら、「play with my friends」「go to the park」「do my homework」のように、フレーズ単位で5〜6個セットで覚えるんです。場面ごとのフレーズが口に出せるようになったら、次は質問のかたちを覚えて会話を続けてみましょう。小学生の英語で使える質問100では、あいさつから学校・遊びまで場面別の質問をまとめています。
歌は、このグループ化を自然にやってくれる最高の教材なんですよ。1曲の中に「同じ場面で使う英語表現がまるごと入っている」から、聴いているだけで「このフレーズはこの場面で使うんだな」が体に染み込んでいきます。
7. BINGO
「ビンゴ」という名前の犬についての歌。歌うたびに「B-I-N-G-O」のうち1文字ずつ手拍子に置き換える遊びがあって、楽しみながら集中力も鍛えられます。
- 押さえたいポイント:単語をアルファベット1文字ずつ追う感覚、犬・名前など基本語彙
- 英検に役立つポイント:単語を1文字ずつスペリングする感覚は、5級筆記大問3(語句整序問題)で「単語を1つずつ確認しながら並べる」時の土台になります。スペル単体を問う問題は5級では出ませんが、単語を「文字の連なり」として認識できると、筆記試験全体の安定感が増します
- こんなふうに使ってみて:5文字の単語(MOUSE、HORSEなど)に置き換えてアレンジすると、応用力がぐんと伸びます
- 動画:BINGO / Super Simple Songs 公式(YouTube)
8. London Bridge Is Falling Down
「ロンドン橋落ちた」として日本でも知られる伝統歌。「London Bridge is falling down(現在進行形)」というフレーズが繰り返し出てくるので、自然と現在進行形のリズムが身につきます。
- 押さえたいポイント:現在進行形(is falling down)、繰り返し表現
- 英検に役立つポイント:現在進行形は英検5級・4級で毎回必ず出題される最重要文法のひとつです。「The boy is reading a book.」「She is playing tennis.」のような英文を、瞬時に「今〜している」と理解できるようになります。5級リスニング第3部では現在進行形の英文がイラスト問題で頻出します
- こんなふうに使ってみて:輪になって遊びながら歌うと、英語に対する抵抗感が消えていきます
- えいごの実のレッスンの観点から:「London Bridge is falling down」は、〈be動詞+動詞ing〉という現在進行形の「形」がサビで何度も繰り返される稀有な曲です。えいごの実では「現在進行形」という文法用語を使わず、「be動詞のあとに-ingがくっつく形」として体に入れます。この曲で形が耳に焼き付いていると、後ほど紹介する 17. Sailing の「I am sailing」、教科書の「I am playing tennis」と、同じ形が出てくるたびに「あ、あれと同じだ」と認識できるようになるんです。London Bridge は「形」の入口、Sailing はその「形」の本格活用、と段階的に使うのがおすすめですよ
- 動画:London Bridge is Falling Down / CoComelon 公式(YouTube)
9. Mary Had a Little Lamb(メリーさんのひつじ)
メリーちゃんの子羊が学校までついてきてしまう、という物語性のある童謡。日本語でも親しまれているので、英語版にもすぐなじめます。
- 押さえたいポイント:過去形(had, was, went)、ストーリー理解、基本単語
- 英検に役立つポイント:過去形は英検4級で初めて本格的に学ぶ最重要文法のひとつです。go→went、have→had のような不規則動詞の変化は、4級リスニングや筆記で繰り返し問われます。歌で「Mary had a little lamb」「The lamb went…」を耳にしておくと、4級学習で過去形に出会った時に「あ、あの歌の形だ」と入っていけます(英検5級では過去形は出題されないので、4級以降の準備として生きてきます)
- こんなふうに使ってみて:日本語版と聴き比べて、訳の違いを話題にすると国語力にもつながります
- えいごの実のレッスンの観点から:過去形は4級で初めて本格的に登場しますが、えいごの実では「-ed のついた単語を問題文から見つける」という指導法を使っています。go→went、have→had のような不規則動詞を最初に多数覚えさせるのではなく、まず -ed 型から始めて、不規則動詞は問題に出てきたものから限定的に覚えていく。Mary Had a Little Lamb の「had」「went」「was」も、最初から完璧に覚えなくて大丈夫。歌で「あ、こういう形があるんだな」と耳が慣れている状態から、問題で出会った時に「これが過去形か」と気づければ十分なんです
- 動画:Mary Had A Little Lamb / Little Baby Bum 公式(YouTube)
10. Do-Re-Mi(ドレミの歌)
『サウンド・オブ・ミュージック』の名曲。日本語版では「ドはドーナツのド」ですが、英語版は「Doe(雌鹿)」「Ray(光線)」など、各音と同じ発音の英単語で歌詞が続きます。
- 押さえたいポイント:同音異義語の遊び、語彙の広がり(deer, sun, name, tea など)
- 英検に役立つポイント:「sun(太陽)」「name(名前)」「tea(お茶)」など、5級・4級頻出単語が散りばめられています。英語の同音異義語(同じ発音でも意味が違う言葉)に気づける感覚は、5級・4級の語彙問題で文脈から意味を推測する力につながります
- こんなふうに使ってみて:日本語版と英語版を聴き比べると、言葉の面白さに気づきます
- 動画:The Sound of Music “Do-Re-Mi” Clip / Fox Family Entertainment 公式(YouTube)
11. We Wish You a Merry Christmas
クリスマスの定番ソング。シンプルな歌詞の繰り返しなので、英語が初めてでもサビは歌えるようになります。
- 押さえたいポイント:挨拶表現(Merry Christmas, Happy New Year)、wish の使い方
- 英検に役立つポイント:場面に応じた挨拶を選ぶ問題は5級・4級で頻出です。たとえば筆記大問2の会話文補充では、「Today is your birthday!」に対して「Happy birthday!」を選ぶような問題が定番。「Merry Christmas!」「Happy New Year!」「See you tomorrow!」など、場面別の挨拶が耳に残っていると、選択肢を見た瞬間に答えが見えます
- こんなふうに使ってみて:12月の家族のBGMにすると、毎年自然と覚えていきます
- 動画:We Wish You A Merry Christmas / Super Simple Songs 公式(YouTube)
12. Five Little Ducks
5匹のアヒルが1匹ずつ減っていく(そして最後にみんな戻ってくる)、数え歌の名曲。英語の数字と一緒に、単数・複数の感覚も自然に身につきます。
- 押さえたいポイント:数字(1〜5)、単数・複数の変化(ducks → duck)
- 英検に役立つポイント:数字の聞き取りは5級リスニング第2部で必ず出題されると問題集にも明記されています。「How many cats?」「Five.」のような数のやりとりはほぼ毎回登場。指を立てて数えながら歌うと、数字と音が体に染み込みます
- こんなふうに使ってみて:指を立てて数を数えながら歌うと、視覚的に記憶されます
- 動画:Five Little Ducks / Super Simple Songs 公式(YouTube)
13. Days of the Week Song(曜日の歌)
「Sunday, Monday, Tuesday…」と曜日を順番に歌っていく、テンポの良い英語学習ソング。小学校3〜4年生の外国語活動「Let’s Try2」Unit 3「すきな曜日」と完全に対応していて、学校の授業との連動が抜群です。
- 押さえたいポイント:曜日の名前(Sunday〜Saturday)、英語の母音の長短、語尾の発音
- 英検に役立つポイント:曜日の名前は英検5級リスニング第3部のイラスト問題で頻出します。「What day is it today?(今日は何曜日?)」のような英文も5級・4級ともに登場。歌で7日分の曜日が耳に焼き付いていると、聞こえた瞬間に答えが浮かぶようになります。Saturday と Sunday の発音の違いも、歌のリズムの中で自然と区別できるようになります
- こんなふうに使ってみて:朝の支度の時間にかけ流すと、その日の曜日を意識する習慣がつきます。「Today is ○○day!」と一緒に言うアレンジもおすすめ
- 動画:Days of the Week Song / Have Fun Teaching 公式(YouTube)
【高学年向け】小学5〜6年生におすすめの英語の歌10選

ここからは、中学校の英語教科書(NEW HORIZON)に実際に掲載されている曲を中心にご紹介します。中学校に入る前にこれらの曲を知っておくと、授業で「あの歌だ!」と気づく瞬間が必ず訪れますよ。
学年に合わせてさらに曲を絞り込みたいときは、授業・教科書のテーマと曲をそろえた英語の歌 小学5年生編、中学英語の準備を意識した英語の歌 小学6年生編もあわせてどうぞ。
中学教科書掲載組(5曲)
まずは、中学1〜2年生のNEW HORIZONに実際に掲載されている5曲から。中学校の授業で「あ、知ってる!」となる瞬間を、ぜひ作ってあげてください。
14. Hello, Goodbye / The Beatles(★中1教科書掲載)
中学1年生のNEW HORIZON 1に掲載されているビートルズの名曲。「Hello」と「Goodbye」、「Yes」と「No」のような反対語が繰り返されるシンプルな構成で、中学英語の入り口にぴったりです。
- 押さえたいポイント:基本挨拶、反対語(Yes/No、Hi/Bye)、I say / you say の対比
- 中学英語につながるポイント:中1の最初の単元で習う基本表現がぎゅっと詰まっています。「Hello」「Goodbye」「Yes」「No」は、教科書1ページ目に出てくるレベル
- 英検に役立つポイント:5級・4級ともに「別れ・出会いの挨拶」を選ぶ問題は頻出です。「Goodbye」「See you」「Nice to meet you」「Thank you」のような表現の使い分けが、リスニング第1部や筆記大問2でよく問われます
- こんなふうに使ってみて:朝の挨拶として「Hello」を、別れ際に「Goodbye」を意識的に使うと、生活の中で定着していきます
- えいごの実のレッスンの観点から:挨拶表現は1つずつバラバラに覚えるよりも、「場面でグループ化する」のがえいごの実の指導です。記事の中学年セクションで紹介した「グループで覚える」考え方を、挨拶にも応用します。「出会いの場面=Hello / Hi / Nice to meet you」「別れの場面=Goodbye / See you / Bye」「お礼の場面=Thank you / You’re welcome」のように、場面ごとに3〜5個セットで覚えると、5級・4級の場面別挨拶問題(リスニング第1部、筆記大問2)で選択肢を見た瞬間に答えが浮かびます。Hello, Goodbye はこのグループ化の入口として最高の教材ですよ
- 動画:Hello, Goodbye / The Beatles 公式(YouTube)
15. Take Me Home, Country Roads / John Denver(★中1教科書掲載)
ジブリ映画『耳をすませば』の主題歌として日本でも有名な曲。中1のNEW HORIZON 1にも掲載されています。歌詞には「故郷」「山」「川」など、自然や地理に関する単語がたくさん登場します。
- 押さえたいポイント:命令形(take me home)、自然の単語(mountains, river, road)、目的格(me)
- 中学英語につながるポイント:命令形「Take me home(私を家に連れて行って)」は中1の最重要文法のひとつ。目的格 me も中1で習う代名詞の基本形
- 英検に役立つポイント:命令形は5級ではほぼ毎回、4級でも頻出の文法です。「Open the window.」「Sit down, please.」のような問題で、命令形に慣れていると瞬時に意味がつかめます。歌詞の「mountains」「river」は5級・4級頻出単語。そして実は、タイトルの「Country」は4級では「いなか」という意味で頻出します(「いなかに住む」=「live in the country」のように出題)
- こんなふうに使ってみて:「Take me home」というフレーズの意味を一度だけ親子で話すと、命令形の感覚がぐっと深まります
- えいごの実のレッスンの観点から:この曲はえいごの実が大切にしている「グループで覚える」指導が、自然語彙でそのまま使える稀な教材です。「mountains(山)」「river(川)」「road(道)」「country(いなか)」が一曲の中にまとまっていて、これらはすべて「自然・地理グループ」の5級・4級頻出単語。1つずつ単語帳で覚えるより、Country Roads を歌いながら「自然グループはこの4つ」とまとめて入れる方が、圧倒的に記憶に残ります
- 動画:Take Me Home, Country Roads / John Denver 公式(YouTube)
16. Sing / The Carpenters(★中1教科書掲載)
カーペンターズの名曲で、中1のNEW HORIZON 1掲載曲。タイトルの「Sing」は命令形そのもの。サビでは「Sing, sing a song」と繰り返されます。発音がきれいでリスニング教材としても秀逸です。
- 押さえたいポイント:命令形(Sing!)、形容詞(simple, loud, strong)、to不定詞(to last)
- 中学英語につながるポイント:命令形と不定詞は中1〜中2の重要文法。「Sing a song.(歌を歌って)」「make it last(続くようにする)」のような形がそのまま教科書に登場します
- 英検に役立つポイント:命令形は5級ではほぼ毎回、4級でも頻出の文法。「young」「old」「nice」のような基本形容詞は5級・4級頻出語彙です。「make it last」のような動詞句のかたまり感覚は、4級以降のさまざまな動詞表現を学ぶ前段階の素地になります
- こんなふうに使ってみて:「sing」と「sing a song」の違いを意識して歌わせると、文法感覚が育ちます
- 動画:Sing a Song / The Carpenters 公式(YouTube)
17. Sailing / Rod Stewart(★中1教科書掲載)
中1のNEW HORIZON 1に掲載されているロッド・スチュワートの代表曲。「I am sailing(私は航海している)」「I am flying(私は飛んでいる)」という現在進行形のフレーズが繰り返されて、中1の最重要文法のひとつである現在進行形が体に染み込みます。
- 押さえたいポイント:現在進行形(I am sailing, I am flying)、to不定詞(to be near you, to be free)
- 中学英語につながるポイント:現在進行形は中1の柱となる文法。「I am sailing(私は航海している)」のパターンが耳に焼き付いていると、教科書で初めて「I am playing tennis.」を見たときに、すんなり理解できます
- 英検に役立つポイント:現在進行形は5級・4級で毎回必ず出題される最重要文法です。「She is studying English now.」「He is running.」のような英文の意味を、瞬時に取れるようになります。加えて、歌詞の「to be near you」「to be free」は4級新出の to不定詞(目的を表す用法)の典型例。4級学習に進んだ時に大きなアドバンテージになります
- こんなふうに使ってみて:「I am 〜ing」のパターンを耳に焼き付けるだけでも、中1英語が圧倒的に有利になります
- えいごの実のレッスンの観点から:えいごの実では「英文法の用語を使わずに、形で覚える」指導をしています。「I am sailing」「She is flying」のような〈主語+be動詞+〜ing〉の形を、文法用語抜きでそのまま体に入れるんです。この曲はその「形」が繰り返し登場するので、教室で実際に使っている指導法と完璧に噛み合います。先に紹介した 8. London Bridge で〈be動詞+動詞ing〉の形に慣れていれば、この曲でその形を本格的に使えるようになりますよ
- 動画:Sailing / Rod Stewart 公式(YouTube)
18. Stand By Me / Ben E. King(★中2教科書掲載)
中学2年生のNEW HORIZON 2に掲載されている永遠の名曲。映画『スタンド・バイ・ミー』の主題歌としても有名で、シンプルな単語と繰り返し構造で歌いやすい一曲です。
- 押さえたいポイント:命令形(Stand by me)、助動詞 won’t / will、現在完了の感覚(When the night has come)
- 中学英語につながるポイント:中2で学ぶ助動詞 will、そして中学後半で登場する現在完了の入り口。「When the night has come(夜が来た時)」というフレーズは、英語の現在完了の感覚に耳が慣れる絶好の素材です
- 英検に役立つポイント:助動詞 will は4級の重要文法。「Tomorrow I will go to school.」のような未来表現を理解する力につながります。さらに、冒頭の「When the night has come」は3級で本格的に学ぶ「現在完了」の典型形。4級合格後に3級にチャレンジする時、現在完了で多くの小学生がつまずきますが、この歌で耳が慣れていれば「あ、あの歌のリズムだ」と入っていけます
- こんなふうに使ってみて:友情をテーマにした歌詞を一緒に和訳してみると、文化的な背景にも触れられます
- 動画:Stand By Me / Ben E. King 公式(YouTube)
中学英語につながる名曲組(5曲)
ここからは中学校の教科書には載っていないけれど、5・6年生のうちに聞いておくと中学英語の地ならしになる名曲を5曲。
お子さんがすでに知っているヒット曲も含まれるので、「英語版で歌えるようになる」という具体的な目標も立てやすいです。
19. Top of the World / The Carpenters
「リスニング教材として最高」と多くの英語教師が推薦するカーペンターズの名曲。発音がクリアで、英語学習者にとっては聞き取りやすさNo.1クラスといえます。
- 押さえたいポイント:基本単語(world, top, day, dream)、現在形と進行形の対比
- 中学英語につながるポイント:中1〜中2の文法を網羅的に含んでいます
- 英検に役立つポイント:基本単語の宝庫で、4級リスニング対策に有効。「world」「day」「dream」など、4級レベルの頻出単語が散りばめられています。発音が極めてクリアなので、5級・4級リスニング全般に向けた耳ならしの教材として優秀です
- こんなふうに使ってみて:カーペンターズの他の曲(Yesterday Once Moreなど)と合わせて聞くと、発音の特徴がよりつかめます
- 動画:Top Of The World / The Carpenters 公式(YouTube)
20. Let It Go / Idina Menzel(『アナと雪の女王』)
ディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌として、知らない子どもはほぼいない世界的ヒット曲。「Let it go」という命令形と、自由を象徴するメッセージが、6年生の自尊心にも響きます。
- 押さえたいポイント:命令形(Let it go)、感情表現、やや高度な語彙(kingdom, isolation)
- 中学英語につながるポイント:命令形「Let it go(行かせてあげよう/そのままにしておこう)」は中1の応用形。「I’ve sealed up(私は閉じ込めてきた)」という現在完了は、中学後半〜英検3級で学ぶ文法
- 英検に役立つポイント:命令形 Let’s / Let は5級必修。さらに、この曲の語彙難度(kingdom, isolation など)と、サビの「I’ve sealed up」のような現在完了は、3級学習に直結します。4級合格を目指している5・6年生が、卒業までに3級にチャレンジしようとする時の良いブリッジ教材になります
- こんなふうに使ってみて:すでに知っている子も多いので、「英語版で歌えるようになる」という具体的な目標を立てやすい曲です
- 動画:Let It Go (Sing-Along) / Disney 公式(YouTube)
21. Happy / Pharrell Williams
ファレル・ウィリアムスのアップテンポなヒット曲。タイトルどおり「Happy」という単語が繰り返されて、明るく元気な気分になれる一曲です。
- 押さえたいポイント:形容詞(happy)、命令形(clap along)、感情表現
- 中学英語につながるポイント:現在進行形と形容詞は中1の基礎
- 英検に役立つポイント:「happy(嬉しい)」「sad(悲しい)」「sleepy(眠い)」「busy(忙しい)」のような感情・状態を表す基本形容詞は、5級・4級の語彙にしっかり収録されており、イラスト問題で繰り返し登場します。サビの「Clap along(一緒に手をたたいて)」は典型的な命令形で、5級ではほぼ毎回、4級でも頻出の文法です
- こんなふうに使ってみて:朝のBGMに使うと一日が明るく始まります
- 動画:Happy / Pharrell Williams 公式(YouTube)
22. Don’t Worry, Be Happy / Bobby McFerrin
「Don’t worry, be happy(心配しないで、楽しもう)」というシンプルかつ力強いメッセージの曲。英語らしい口語表現が学べます。
- 押さえたいポイント:否定の命令形(Don’t worry)、肯定の命令形(Be happy)、対比の構造
- 中学英語につながるポイント:否定の命令形(Don’t 〜)は中1の必須文法
- 英検に役立つポイント:「Don’t 〜」(〜してはいけない/しないで)の禁止表現は、5級ではほぼ毎回、4級でも頻出の文法です。「Don’t run!(走らないで!)」「Don’t open the door.(ドアを開けないで)」のような出題に直結。タイトルそのものが教科書例文レベルの完璧な形になっています
- こんなふうに使ってみて:落ち込んでいる時にこのフレーズを口にする習慣をつけると、生活フレーズとして定着します
- えいごの実のレッスンの観点から:「Don’t worry」は否定の命令形、「Be happy」は肯定の命令形——この対照構造が1つの曲の中で完結している教材は希少です。えいごの実のレッスンでは「否定の命令形」と文法用語を使わず、「Don’t+動詞=しちゃダメな形」「動詞から始まる=してね、の形」として、形のセットで体に入れます。曲のフレーズそのまま「Don’t worry, be happy」が記憶に残っていれば、5級・4級の「Don’t run!」「Don’t open the door.」のような出題で迷うことがなくなりますよ
- 動画:Don’t Worry Be Happy / Bobby McFerrin 公式(YouTube)
23. We Will Rock You / Queen
クイーンの世界的アンセム。「We will, we will rock you!」のフレーズは英語が苦手な子でも完璧に歌えるほど印象的で、中1で習う未来形(will)の感覚が体に染み込みます。
- 押さえたいポイント:未来形(will)、主語と動詞の一致(We will)、リズム感
- 中学英語につながるポイント:未来形 will は中1〜中2の基礎文法。「We will rock you(私たちはあなたをロックする)」というシンプルなフレーズで、will の使い方が体感的にわかります
- 英検に役立つポイント:未来形 will は4級で初めて本格的に学ぶ重要文法です。5級では出題されませんが、4級では「I will go to Tokyo tomorrow.」のような未来文が必ず出ます。歌で「We will rock you」のリズムが耳に焼き付いていると、4級で初めて will に出会った時に「あの歌の形だ」とすぐに音と意味が結びつきます
- こんなふうに使ってみて:足踏みと手拍子の特徴的なリズム(ドンドンパッ)を一緒にやると、家族みんなで楽しめます
- 動画:We Will Rock You / Queen 公式(YouTube)
おうちでの楽しみ方・3ステップ

英語の歌を最大限に活用するために、以下の3ステップを試してみてください。
ステップ1: かけ流し
朝食時、車での移動中、お風呂、寝る前など、生活のBGMとして英語の歌を流しっぱなしにします。意味を理解させようとしないで、「英語の音に慣れる」ことだけが目標です。1日10〜15分でも、毎日続けることが何より大事。
ステップ2: 一緒に口ずさむ
お子さんが歌を覚え始めたら、お父さん・お母さんも一緒に口ずさんでみてください。完璧な発音じゃなくて全然大丈夫。「親が一緒に楽しんでいる」姿が、子どものモチベーションをぐっと上げます。
ステップ3: 歌詞の意味を1フレーズだけ理解する
歌全体じゃなくて、「サビの1フレーズだけ」意味を理解させます。たとえば「Country Roads, take me home(故郷の道よ、私を家に連れて帰って)」のように、短い1文を一緒に和訳するだけで、歌が「英語学習」に変わります。
ポイントは長時間より頻度。1日3分でも毎日続けるほうが、週末にまとめて1時間聴かせるより圧倒的に効果が高いんです。これは、えいごの実が短期集中(3〜6ヶ月)で英検合格までサポートする中でも、繰り返しお伝えしている学習原則です。「毎日少しずつ」が、子どもの集中力に合わせた最良のリズムなんですよ。
英検対策にも歌は役立つ!こんなふうに使ってみて
英語の歌は、英検対策にもかなり効果的です。今回ご紹介した23曲の中には、英検5級と4級で実際に問われる文法・単語・場面表現が、たくさん含まれているからです。
えいごの実では、11年の経験から「英検対策はリスニングから始めるのが一番」だと考えています。
文法から入ると「難しそう」と身構えてしまう子も、リスニングなら「聞いてみたら分かった!」という成功体験を最初に作れるんです。歌はそのリスニングの土台を、勉強と感じさせずに作ってくれる、最強の入口教材なんですよ。
ここでは、英検5級・4級の出題範囲データに基づいて、どの曲がどの試験項目とつながるかを整理しました。
英検5級でカバーできる要素
- 体の部位(5級リスニング第3部の頻出カテゴリ) → Head, Shoulders, Knees and Toes
- 動物の名前(5級リスニング第3部の絵問題で頻出) → Old MacDonald(sheep など)
- 数字と How many ~?(5級リスニング第2部で毎回出題) → Five Little Ducks
- 曜日の名前(5級リスニング第3部のイラスト問題で頻出) → Days of the Week Song
- 現在進行形(5級で毎回出題される最重要文法) → London Bridge Is Falling Down、Sailing
- 命令形(Sit down. / Open ~.)(5級でほぼ毎回出題、4級でも頻出) → Sing、Take Me Home Country Roads、If You’re Happy
- 否定の命令形(Don’t ~)(5級でほぼ毎回、4級でも頻出) → Don’t Worry, Be Happy
- 場面別の挨拶(5級リスニング第1部・筆記大問2で頻出) → Hello Goodbye、We Wish You a Merry Christmas
- 基本形容詞(happy, busy など) → Happy、If You’re Happy
- 自然・天気の単語(sky, world, river, mountain など) → Twinkle Twinkle、Country Roads
英検4級でカバーできる要素
- 過去形(4級で初めて本格的に学ぶ最重要文法) → Mary Had a Little Lamb、Old MacDonald(had)
- 未来形 will(4級新出文法) → We Will Rock You、Stand By Me
- to不定詞(4級新出文法) → Sailing(to be near you, to be free)、Sing(make it last)
- 「いなか」を意味する country など、4級レベルの語彙 → Country Roads
英検対策の問題集を解くことに加えて、これらの歌を日常的に聞いておくと、文法を「知識」じゃなくて「感覚」として身につけられます。リスニング問題でも、聞き慣れた英語のリズムは大きな武器になりますよ。
高学年で歌に親しんでおくと、3級にもつながります
5・6年生のうちに英語の歌で耳を作っておくことには、もう一つ大きなメリットがあります。それは、英検3級にチャレンジする時のハードルが下がることです。
英検3級では「現在完了」という、多くの小学生がつまずく文法が新しく登場します。「I have studied English for three years.」「When the night has come…」のような形ですね。
実は、ご紹介した高学年向け曲の中にも、現在完了が自然に登場するものがあります。Stand By Me の「When the night has come(夜が来た時)」、Let It Go の「I’ve sealed up(私は閉じ込めてきた)」などがその代表例。歌で耳がこの形のリズムに慣れていると、3級学習で現在完了に出会った時、「あ、あの歌の言い方だ」とすっと入っていけるんです。
「中学3年分の英文法が必要なんでしょ…」と身構える保護者の方がとても多いんですが、えいごの実では『3級用の英文法だけでOK』という指導方針です。11年分の過去問を分析した結果、3級で押さえるべきは過去形・比較級・最上級・現在完了・動名詞・不定詞・関係代名詞の7つに絞られると分かっています。中学3年分まるごとではなく、この7つを集中的に押さえれば3級は十分手が届く、という結論です。
Stand By Me の「When the night has come」や Let It Go の「I’ve sealed up」で耳が現在完了に慣れていれば、この7つのうち1つを歌でクリアした状態で3級学習に入れるんですよ。
えいごの実では、小学6年までに英検3級の取得を一つの目安にお伝えしています(中学受験で小6が忙しくなる前の取得を推奨)。3〜4年生から英語の歌を生活に取り入れておくと、その目標がぐっと現実的になりますよ。
ちなみに、えいごの実には「魔法の言葉15パターン」という、11年の現場で作り上げた英作文・面接で使える定型フレーズ集があります。現在の理由5パターン・過去の理由5パターン・未来の理由5パターンで合計15。3級にチャレンジする時期になったら、この15パターンを軸に学習を進めていきますが、その前段として歌で「英語のフレーズはひとかたまりで覚える」感覚を作っておくと、ぐっと入りやすくなりますよ。「Country roads, take me home」「I am sailing」のように、フレーズを丸ごと体に入れる経験が、3級ライティング・面接対策の素地になります。
2027年から英検6級・7級が新設予定
参考までに、2027年1月頃から英検に「6級」「7級」が新設される予定です(7級が3〜4年生向け、6級が高学年向け)。これまで「小学生英検」は5級が入り口でしたが、これからはもっと早い段階から英検に挑戦できるようになります。3〜4年生のうちに英語の歌で耳を作っておくことは、新設される7級にも自然に活きてきます。
よくあるご質問
歌は家庭学習の入り口にぴったり。聞く・読む・話すを含む家庭学習の進め方もあわせてどうぞ。
- 歌詞を完璧に覚えさせたほうがいい?
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いいえ、サビだけ歌える程度で十分です。完璧を求めるとお子さんが嫌になっちゃうので、「なんとなく歌える」「メロディは覚えた」というレベルでも、英語の音とリズムは確実に身についています。
- 何曲くらいを目安にすればいい?
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同時に3〜5曲を繰り返し聴く方法がおすすめです。たくさんの曲を浅く聴くより、少ない曲を深く繰り返すほうが記憶に残ります。1曲が飽きたら次の曲に入れ替える、というローテーションが効果的ですよ。
- 子どもが飽きてきたら?
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飽きるのは自然なことです。新しい曲を加えたり、歌詞の意味を一緒に調べる時間を作ったり、歌詞の動作を変えてアレンジするなど、関わり方を変えてみてください。それでも乗り気じゃない時は、無理強いせずに一旦お休みするのも大事です。
- 親が英語を話せなくても大丈夫?
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全く問題ありません!むしろ「お母さんも一緒に覚えよう」「お父さん、ここの発音どう聞こえた?」と一緒に楽しむ姿勢が、子どもの英語学習に一番生きるんです。完璧な発音より、英語を楽しむ家庭の空気が大切です。
- YouTube以外で聞くなら?
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Spotify、Apple Music、AmazonミュージックUnlimitedなどのサブスクでも、ご紹介した曲のほとんどが聴けます。CDの場合は、Super Simple Songs(低・中学年向け)や、ベスト盤アルバム(高学年向けの洋楽)が便利ですよ。
まとめ

小学生に英語の歌を聞かせることは、楽しみながら英語の土台を作る最高の家庭学習法です。今回ご紹介した23曲は、
- 低学年(1〜2年生):メロディと動きで楽しむ童謡6曲
- 中学年(3〜4年生):学校英語の単元と連動する7曲
- 高学年(5〜6年生):中学教科書掲載曲を中心に10曲
という構成で、お子さんの学年に合わせて選べます。特に高学年向けの中学教科書掲載曲は、中学英語のスタートを圧倒的にラクにしてくれる強力な味方ですよ。
ちなみに、えいごの実では英検合格まで3〜6ヶ月の短期集中を原則にしています。小学生のモチベーションは長くて半年。だからこそ、本格的な対策を始める前の「歌で耳を作る期間」が、後の短期集中を成功させる土台になるんです。歌で英語のリズムを身につけた状態でスタートできれば、半年で合格までたどり着く道のりがぐっと現実的になりますよ。
完璧を目指す必要はありません。1日3分のかけ流しから始めて、お子さんと一緒に英語の歌を楽しんでください。中学校に入った時に「あ、この歌、お母さんと聞いてた!」という瞬間が、きっと訪れます。英語に苦手意識が出はじめたお子さんには、英語が嫌いになる理由と家庭での接し方もあわせてどうぞ。歌は、その「好きな入口」としてもぴったりです。
歌で英語の音とリズムに親しんだ次のステップとして、実際に手を動かして英語に触れるのもおすすめです。えいごの実では、スマホ・タブレットですぐに親子で取り組める英語プリント10セット(挨拶・モノ・食べ物・動作・曜日月・数字・趣味・天気・家族・会話)を無料で公開しています → 小学生の英語プリントは「やる順番」で選ぶ|スマホで親子5分・全10セット

