「小学校の英語って、結局いつから始まるんだろう」「3年生から?それとも5年生から?うちの子、もう遅いのかな」——そんなふうに気になっているお父さん・お母さんは、きっと少なくないはず。
ニュースで「英語が必修化」「教科になった」と聞くたびに、なんとなく焦りを感じる。でも実際に何年生から、どんなことを学ぶのかまでは、意外と知られていないものです。
この記事では、小学校の英語がいつから・何年生から始まるのかを、文部科学省の学習指導要領にそって正確に整理していきます。そのうえで、「家庭ではいつから始めるといいのか」「もう遅いんじゃないか」という不安にも、塾やスクールに通わせる前提ではなく、中立の立場でお答えします。
まず結論:3年生から必修・5年生から教科。でも焦らなくて大丈夫
先に、いちばん気になるポイントからお話しさせていただきます。
小学校の英語は、3年生から始まります。3・4年生の「外国語活動」がそれにあたり、2020年度から全国で必修になりました。さらに5年生からは、英語が国語や算数と同じ「教科」になり、通知表に成績がつきます。一方で1・2年生には、学習指導要領で決められた英語の授業はありません(学校によっては独自に取り入れている場合もあります)。
ここまでが「何年生から?」への即答。では「家庭ではいつから始めるべき?」——これはご家庭しだいで、答えは「焦る必要はありません」。
学校で英語が始まる前から少しずつ耳を慣らしておくと力になりますが、出遅れたからといって取り返しがつかないわけではないんです。学校と家庭の助走をうまく使えば、小学6年生で英検3級も十分に射程に入ります。その理由を、これから順番に見ていきましょう。
小学生の英語はいつから?必修化と教科化のタイムライン
2020年度から「3年生で必修・5年生で教科」になった
今の小学校英語の形は、2020年度(令和2年度)に全面実施された学習指導要領で決まりました。告示は2017年で、2018・2019年度は移行期間として段階的に進められ、2020年度から全学年でそろってスタートしています。
おさえておきたいポイントは2つ。3年生から英語が「必修」になり、5年生からは「教科」になった、という点です。この2つの言葉は似ているようでまったく違うので、あとでていねいに説明します(参考:文部科学省 小学校学習指導要領)。
実は2011年から、高学年では英語が始まっていた
「最近いきなり英語が始まった」という印象を持つ方も多いのですが、小学校で英語に触れる流れ自体は、もっと前からありました。
さかのぼると、2002年に「総合的な学習の時間」のなかで国際理解教育の一つとして英語に触れる活動が広がり、2011年度からは5・6年生で「外国語活動」が正式に必修化されています。つまり高学年の英語は、2011年からすでに始まっていたわけです。
2020年度の改訂で変わったのは、その「外国語活動」が3・4年生に前倒しされ、空いた5・6年生に新しく「教科」としての英語(外国語科)が入った、という点。学びの入口が2年早まり、高学年はより本格的な内容になった、と整理すると分かりやすいかもしれません。
なぜ前倒しになったかというと、高学年から「活動」を始めると、学年が上がるにつれて意欲が下がりやすかったり、せっかく学んだことが中学校にうまくつながらなかったりという課題が見えてきたから。その反省をふまえ、中学年で楽しく慣れ親しみ、高学年で本格的に学ぶ、という二段構えに整理されたわけです。
「必修化」と「教科化」は何が違う?ここがいちばん大事
ネットの記事やニュースでは、「必修化」と「教科化」がよく混同されています。でも、この2つはまったくの別物。ここを正しく区別できると、お子さんが学校で何をしているのかがぐっと見えやすくなるんです。
- 必修化(3年生〜):「必ずやる」という意味。全員が授業を受けますが、検定教科書はなく、通知表に数値の成績はつきません。
- 教科化(5年生〜):「教科になる」という意味。検定教科書を使い、国語や算数と同じように成績(評価)がつきます。
つまり3・4年生の英語は「成績のつかない、慣れ親しむための活動」、5・6年生の英語は「成績のつく、本格的な教科」。同じ「小学校の英語」でも、中身も位置づけも大きく違うわけです。この違いを知っておけば、3年生で成績がつかないことに不安を覚えたり、5年生で急にテストが始まって驚いたり、ということも減るでしょう。
学年別に何を学ぶ?1年生から6年生までの中身
学年によって、英語との関わり方はかなり変わります。1年生から6年生まで、何をどれくらい学ぶのかを表にまとめました。

| 学年 | 位置づけ | 授業時数 | 教科書 | 成績 | 中心の活動 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1・2年生 | カリキュラム外 | 規定なし | なし | なし | 学校独自の取り組みのみ |
| 3・4年生 | 外国語活動(必修) | 年間35時間(週1コマ程度) | なし(Let’s Try!等) | つかない | 聞く・話すが中心 |
| 5・6年生 | 外国語(教科) | 年間70時間(週2コマ程度) | 検定教科書あり | つく | 読む・書くが加わる |
1・2年生:学校のカリキュラムには、まだ英語はない
学習指導要領のうえでは、1・2年生に英語の授業は定められていません。ただ、3年生からの必修化を見すえて、低学年のうちから年間10時間ほど英語に触れる時間を独自に設ける学校も、少しずつ増えてきているようです。
この時期は、家庭で英語の歌を流したり、絵本を一緒に見たりといった「楽しい入口」を作るのにちょうどいいタイミング。点数も成績も関係ないからこそ、「英語って楽しいな」という気持ちを育てるのに向いているんです。低学年向けの曲選びは、小学1・2年生におすすめの英語の歌も参考にしてみてください。
3・4年生:「外国語活動」で英語に慣れ親しむ
3年生から始まる「外国語活動」は、年間35時間、週1コマ程度。検定教科書は使わず、文部科学省が用意する「Let’s Try!」などの教材を使います。
中心になるのは「聞くこと」と「話すこと」。あいさつや自己紹介、色・数・動物・食べ物といった身近な言葉を、歌やクイズで体を動かしながら覚えていきます。「正しく書けるか」よりも「英語の音を楽しめるか」が重視される時期、と考えておくとよいかもしれません。数値の成績はつかず、授業のようすは文章で記録する形での評価です。だからこの時期は、点数を気にせず「英語って楽しい」という感覚を育てるのが何より大切なんです。
授業で習う言葉とつながる歌を家庭でも聞いておくと、予習・復習にもなって一石二鳥。学年ごとの曲選びは、小学3年生向けの英語の歌や小学4年生向けの英語の歌にまとめています。
5・6年生:「教科」になり、読む・書くが加わる
5年生からは、英語が正式な「教科」になります。授業時数は年間70時間、週2コマ程度と、中学年の2倍。検定教科書を使い、通知表に成績がつきます。
これまでの「聞く・話す」に「読む・書く」が加わり、4技能5領域へと広がっていきます。学級担任のほかに英語専科の先生やALT(外国語指導助手)が入ることも多く、内容も一段と本格的に。小学校卒業までに身につける単語は、学習指導要領で600〜700語程度が目安とされています。
学ぶテーマも、自分の好きなものやできること、行ってみたい国、将来の夢など、自分のことを英語で表現する方向へと広がります。アルファベットを書く練習も入り、中学英語への橋渡しを意識した構成になっているんです。ちなみに評価は、活動を通した観察が中心。中学校のように細かいペーパーテストを毎回行う学校ばかりではなく、進め方には学校ごとの幅があるようです。「成績がつく」と聞くと身構えてしまいますが、いきなり難しいテストが始まるわけではないので、過度に心配しなくて大丈夫です。
高学年の曲選びは、小学5年生向けの英語の歌・小学6年生向けの英語の歌が参考になります。中学英語の教科書に出てくる曲も紹介しているので、中学進学前の地ならしにも役立つはずです。
いつから「始めるべき」?「もう遅い」も「早すぎ」も気にしすぎなくていい
ここからは、もう一歩ふみこんだ話。「学校で始まるのは分かったけど、家庭ではいつから始めればいいの?」「うちの子、もう4年生だけど遅すぎ?」「逆に、早く始めないと不利になる?」——そんな迷いに、中立の立場でお答えします。
「早く始めた子が有利」とは限らない
英語は早ければ早いほどいい、とよく言われます。たしかに早く始めることで得られるものもありますが、「出遅れたら手遅れ」というほど単純な話ではありません。とくに小学生のお子さんについては、焦って前のめりになる必要はないんです。
早期教育の話になると、0〜3歳の「耳の黄金期」に多くの紙幅を割く記事も目立ちます。もちろん乳幼児期の英語にも良さはありますが、この記事を読んでくださっている多くのご家庭にとって、お子さんはもう小学生のはず。すでに小学生のお子さんについて「あのとき始めておけば」と過去を悔やむよりも、「今からどう積み上げるか」を考えるほうが、ずっと現実的で前向きでしょう。
えいごの実では、英検合格までを3〜6ヶ月の短期集中で組み立てています。小学生が高い集中力を保てる期間は、決して長くはないはず。だからこそ、何年も前から走り続けるよりも、「やると決めた時期から逆算して、ぎゅっと取り組む」ほうが、小学生には合っていると考えているんです。今からでも、十分に間に合います。
世界の研究でも「学校の英語は、年齢より続け方」
「早期教育」をめぐっては、世界中で研究が積み重ねられてきました。日本の塾やスクールの一部は「耳の黄金期」「臨界期」を前面に出して早期スタートをすすめますが、国際的な第二言語習得(SLA)の研究を見ると、話はもう少し複雑です。
スペインで20年以上続く大規模研究「バルセロナ・エイジファクター(BAF)プロジェクト」では、8歳・11歳・14歳など異なる年齢で英語を学び始めた学習者を、同じ授業時間を受けたあとで比べました。すると、同じ時間数なら、あとから学び始めた子のほうが初期はむしろ速く効率よく学び、早くから始めた子はリスニングやスピーキングで後から追いついていく、という傾向が見られたそうです。学校の英語のように、週に数時間を長く続けていく学び方では、開始年齢そのものよりも、トータルの学習時間と続け方のほうが結果を左右する、というわけです(参考:ACTFL “The Impact of Early Language Learning”、Research in Primary Languages: BAF Project)。
ただ、これで「早く始めても意味がない」と決めつけるのは早計。海外で暮らすなど、英語にどっぷり浸る「没入(イマージョン)」環境では、早く始めた子のほうが発音や聞き取りで長く優位を保つ、という研究もあります(参考:Cambridge MEITS “The Earlier the Better?”)。
つまり「早ければ早いほど良い」とも「遅くても全く同じ」とも言い切れない、というのが正直なところ。英語に浸らせ続けられる環境なら早期スタートにも意味はあり、学校の英語をベースに進めるなら、年齢よりも「どれだけ続けられるか」がカギになります。日本の小学生の多くは後者。だから、「もう遅い」と焦る必要はないんです。
近隣の国でも、早期化と慎重論はずっと議論されてきた
英語を母語としないアジアの国々でも、小学校英語の導入は早くから進んできました。たとえば韓国は、日本(2011年/2020年)より早い1997年に、小学3年生で英語を必修化しました。
ただ、韓国でも「何歳から始めるのがいいか」は、ずっと議論の的でした。むしろ近年は、早く始めすぎると母語(韓国語)の発達に影響しかねないとして、低学年での英語を制限する動きも出ています。早期化に積極的な国でさえ、「とにかく早ければいい」とは考えていない、というのは知っておいて損のないところでしょう。
日本が3年生スタートなのも、母語がある程度育ってから、という発達面の配慮が背景にあります。お子さんが今何年生であっても、その学年なりの始め方があるんです。
では、家庭では結局いつから始めればいい?
ここまで読んで、「で、うちは何歳から始めればいいの?」と思われたかもしれません。正解の年齢は、実はありません。あえて目安を挙げるなら、「お子さんが嫌がらずに楽しめるなら、いつからでもOK」。歌のかけ流しや絵本なら、何歳からでも負担なく始められます。
逆に、お子さんが英語を嫌がっているのに無理に早く始めると、かえって苦手意識が根づいてしまうことも。年齢の数字を気にするよりも、お子さんの「楽しい」という反応を入口にするのが、いちばん確実な始めかたなんです。
むしろ、いつ始めるか以上に大事なのが「やめない工夫」かもしれません。最初の意気込みは、どうしても時間とともにしぼみがち。毎日のルーティンに英語の歌を1曲だけ組みこむ、寝る前に絵本を1ページだけ読む、というように「これならゼロにはならない」という小さな習慣に落としこめると、無理なく続いていきます。始める時期で悩んでいる時間があるなら、まず今日、1曲だけ流してみる。その一歩のほうが、ずっと価値があるんです。
家庭でできること:学校の英語に「家庭の助走」を足す
学校の英語は、よくできた土台です。ただ、週1〜2コマだけでは、触れる英語の量はどうしても限られます。そこで力になるのが、家庭での「ちょっとした習慣」。塾に通わせなくても、家庭でできることはたくさんあるんです。
まずは「聞くこと」から。耳を作る習慣を
何から始めればいいか迷ったら、リスニングからがおすすめです。
えいごの実のレッスンでも、新しい級の対策はまずリスニングから入るのを原則にしています。文法や単語から入ると「難しそう」と身構えてしまう子も、聞く問題なら「聞いてみたら分かった」という小さな成功体験を作りやすい。この「できた」という感覚が、その後の意欲を支えてくれるんです。
家庭でも同じ。机に向かう「勉強」にする前に、英語の音を耳に入れる時間を作ってあげる。それだけで、学校で英語が始まったときの入りやすさが変わってきます。
家庭で取り入れやすい5つの入口
- 英語の歌のかけ流し:いちばん手軽な入口。家事や移動の時間に流すだけでも、英語のリズムが自然と耳に残ります。具体的な曲選びは小学生におすすめの英語の歌へ。
- リスニングの習慣化:毎日5〜10分でも、続けると耳が育ちます。学年別の聞き方は小学生の英語リスニングでくわしく解説しています。
- 英語アプリ:ゲーム感覚で続けやすいのが魅力。学年・目的別の選び方は小学生の英語アプリにまとめました。
- 英語の絵本:絵と音で意味が入ってくるので、読めなくても楽しめます。図書館で借りれば、お金もかかりません。
- NHKの基礎英語:無料で質が高く、習慣にしやすい定番。ラジオの活用法はNHK基礎英語の使い方を参考に。
大切なのは、たくさんやることより「細く長く続ける」こと。週末にまとめて1時間やるより、毎日10分のほうが、小学生の記憶には残りやすいんです。最初は意味が分からなくても気にしないで大丈夫。まずは英語の音に耳を慣らすことが先で、意味はあとからついてくるものです。
学校で習ったことを、家庭で「もう一度」
家庭学習というと、つい先取りや難しい問題集を思い浮かべがちです。でも、いちばん力になるのは「学校で習ったことを、家庭でもう一度楽しく触れ直す」こと。授業で出てきた単語が入った歌を聞いたり、習ったあいさつを家で使ってみたり。学校とまったく別のことをやるよりも、学校の内容と家庭の習慣がゆるくつながっているほうが、お子さんの中で知識が定着しやすいんです。
先取りそのものが悪いわけではありません。ただ、焦って学年より上の内容に手を出すより、「今学校でやっていること+少しの耳慣らし」のほうが、結局は遠回りにならないことが多いもの。家庭学習全体の進め方は、小学生の英語、家庭学習のやり方にまとめているので、あわせてどうぞ。

英語と中学受験・英検のつながり:目安は「小6で英検3級」
最後に、その先の話を少しだけ。小学校の英語は、中学英語や英検へと自然につながっていきます。
その第一歩となる英検5級については、英検5級のレベル・何年生・申し込みガイドでくわしく解説しています。
学校+家庭の助走で、小6に英検3級は十分射程
英検3級は「中学卒業程度」のレベルとされます。「小学生には難しそう」と感じるかもしれませんが、3年生から始まる学校の英語と、家庭での助走を足していけば、小学6年生のうちに3級まで届くお子さんは少なくありません。
えいごの実が大切にしているのは、「英検3級に出る英文法だけにしぼる」という考え方。3級のライティングや文法問題でくり返し問われるのは、過去形・比較級・最上級・現在完了・動名詞・不定詞・関係代名詞の7つが中心です。中学3年分の文法をぜんぶ前倒しで覚えこむ必要はありません。出るところにしぼれば、小学生でも無理なく射程に入ります。
ちなみに英検は、3級から面接形式の二次試験が加わります。5級・4級にも自宅で受ける録音式のスピーキングテストはありますが、こちらは級の合否には関係しません。3級では面接の結果が合否に関わるのが新しいところ。とはいえ、3級用の受け答えのパターンを押さえれば、過度に怖がる必要はないんです。
中学受験でも、英語の存在感は増している
近年は、中学受験でも英語を取り入れる学校が少しずつ増えています。英語入試を選べる学校や、英検の級を出願時に評価する学校も出てきました。すべての学校が英語を課すわけではありませんが、「小学生のうちに英語の土台を作っておくと、進路の選択肢が広がる」場面は、確実に増えているんです。
とはいえ、受験のためだけに前のめりになる必要はありません。学校と家庭でコツコツ積み上げた英語の力は、英検にも、中学英語にも、受験にも、同じように生きてきます。だからこそ、特定のゴールだけを急がず、土台づくりを大切にしてほしいと考えています。
2027年からは、もっと低学年で英検に挑戦できる時代に
英検には、2027年から新しい級が加わる予定です。小学3〜4年生を想定した7級と、高学年から中学入門を想定した6級が新設されると発表されています。これからは、より低学年のうちから、自分に合ったレベルで英検に挑戦できるようになっていくでしょう。学校で英語が始まる3年生のタイミングと重なるので、最初の一歩としても入りやすくなりそうです。
「小6で3級」を一つの目安に
学校で英語が始まるのが3年生、教科になるのが5年生。そこから中学進学までを長い助走と考えると、小学6年生で英検3級は、決して背伸びしすぎた目標ではありません。むしろ、学校と家庭の最長の助走をいかせる、ちょうどいい目安です。
英検の級別の対策や、3級・準2級に向けたくわしい教材は、順次公開していく予定です。まずは学校の英語と家庭の習慣で土台を作りながら、「小6で3級」をゆるやかなゴールに置いてみてください。英語のテストとの付き合い方は、小学生の英語テストもあわせてどうぞ。
よくある質問
- 小学4年生・5年生から英語を始めても、もう遅いですか?
-
遅くありません。学校の英語のように週数時間を続けていく学び方では、開始年齢より「総学習時間と続け方」のほうが結果を左右する、という国際的な研究結果があります。やると決めた時期から逆算して短期集中で取り組めば、4年生・5年生からのスタートでも十分に間に合うはずです。
- 幼児のうちから英語を始めないと不利になりますか?早すぎても意味がない?
-
どちらも心配しすぎなくて大丈夫です。海外で英語に浸るような環境なら早期スタートにも意味はありますが、日本の家庭で進める場合は、年齢より「続けられるかどうか」が大切。早く始めても続かなければ伸びませんし、遅く始めても続ければ伸びていきます。お子さんが楽しめるペースこそが、いちばんのスタート時期です。
- 塾に通わせないとだめですか?家庭学習だけで大丈夫?
-
塾は必須ではありません。学校の英語を土台に、家庭で歌・リスニング・アプリ・絵本などを習慣にすれば、小学校のうちに必要な力は十分育てられます。塾という選択肢を否定はしませんが、「通わせないと手遅れ」ということはないので、まずは家庭でできることから始めてみてください。
- 親が英語が苦手でも大丈夫ですか?
-
まったく問題ありません。むしろ「お母さんも一緒に覚えよう」「ここの発音、どう聞こえた?」と一緒に楽しむ姿勢が、お子さんが英語を続ける力になります。完璧な発音よりも、英語を楽しむ家庭の空気のほうが大切なんです。
- 学校の英語だけで、小6までに英検3級まで届きますか?
-
学校の英語「だけ」では、英検3級まではやや距離があります。ただ、学校で土台を作りつつ、家庭でリスニングや単語を少し補えば、小6で3級は十分に射程に入ります。学校+家庭の組み合わせが、いちばん現実的な近道です。
まとめ:いつからを正しく知れば、焦らず始められる
小学校の英語が「いつから・何を」を、整理しておきましょう。
- 3年生から必修・5年生から教科:3・4年生は成績のつかない「外国語活動」、5・6年生は成績のつく「教科」。この2つは別物です。
- 学年別の中身:1・2年は学校のカリキュラム外、3・4年は聞く・話すが中心(年35時間)、5・6年は読む・書くが加わる(年70時間・600〜700語)。
- 焦らなくていい:学校の英語のような学び方では、開始年齢より続け方が大切。「もう遅い」も「早すぎ」も気にしすぎる必要はありません。
- 家庭でできること:歌・リスニング・アプリ・絵本・基礎英語など、塾に頼らず家庭でできる入口はたくさん。細く長く続けるのがコツです。
- 小6で3級への逆算:学校と家庭の最長助走を使えば、小学6年生で英検3級は十分射程に入ります。

えいごの実が一つの目安にしているのが、この「小学6年生までに英検3級」。3年生で英語が始まってから中学進学までを長い助走と考えれば、決して無理な目標ではありません。
いつから始まるのかを正しく知れば、必要以上に不安になることはなくなります。お子さんの学年に合わせて、今日できる小さな一歩から始めてみてください。

